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【月次報告】日経平均一時1,500円安からの急回復を見極める!冷静な即撤退デイトレと高配当株スイング戦略|2026年8月の収支まとめ

2026年8月31日

左上に黒いクリップが添えられたスタイリッシュな白いレポート用紙風デザインに、収支報告の文字と2026年8月の日付が中央に記載されたアイキャッチ画像です。

2026年8月度の収支報告をまとめたアイキャッチ画像です。

日経平均が寄り付き直後から一時1,500円を超えて下落した8月31日。このまま全面安が続くのか、それとも押し目買いで持ち直すのか、月末最終日は朝の値動きだけでは方向を判断しにくい相場となりました。こうした荒い地合いの中では、下落を追いかけるのか、反発を待つのか、短期トレードでも判断の速さが問われます。

前週末の米国市場では、ジャクソンホール会合後に金融引き締めの長期化が意識され、米10年債利回りは4.730%まで上昇しました。NASDAQを中心に主要指数が下落し、日本市場も寄り付き直後は値がさハイテク株を中心に売りが先行しましたが、その後は押し目買いが入り、日経平均は急速に下げ幅を縮小。TOPIXはプラス圏へ浮上しています。私はこの値動きの中で4銘柄をデイトレードし、いずれも深追いせず利益を確定しました。SBI証券では、前営業日より下落した高配当株を中心に単元未満株の買い増しも進めています。

この記事では、米国市場から日本市場へつながった8月31日の相場、楽天証券でのデイトレード、SBI証券でのスイングトレードに加え、2026年8月全体の売買と月間収支を振り返ります。本文に記載しているデイトレード銘柄の「銘柄名」には、それぞれ過去の取引記録へ移動できる記事リンクを設定しています。利益になった取引だけでなく、計画から外れた売買や改善すべき点も確認しながら、今後の投資判断を一緒にアップデートしていければと思います

2026年8月31日の市況|日経平均は一時1,500円超安も急速に下げ幅を縮小

主要指数(8月31日時点)

日経平均:66,311.93(-93.63)
TOPIX:4,156.29(+9.58)
NYダウ:53,559.99(-9.45)
NASDAQ:26,402.42(-138.93)
S&P500:7,711.76(-19.23)

米国市場(8月28日)|ジャクソンホール後の金利警戒で主要3指数が反落

先週末の米国市場では、注目されていた経済イベントを通過する中で利益確定売りが先行し、主要3指数がそろって小幅に反落しました。ジャクソンホール会合では、FRBのウォーシュ議長がインフレ抑制に対して妥協しないタカ派的な姿勢を強調しており、同日に発表された景気指標も重なったことで、金融引き締め環境が想定より長く続くのではないかという警戒感が意識されています。

NYダウは前日比9.45ポイント安の53,559.99ドルと小幅な下落にとどまりましたが、ハイテク株の比率が高いNASDAQは138.93ポイント安の26,402.42、S&P500も19.23ポイント安の7,711.76まで下落しました。これまで相場をけん引してきた主力大型株や半導体関連では、高値警戒感から持ち高調整や利益確定の売りが優勢となっています。一方で、VIX指数は14.43へ低下しており、主要指数の下落に対して市場全体が強いリスク回避へ傾いたわけではありませんでした。

債券市場では米10年債利回りが4.730%まで上昇し、短期金融市場では追加利上げの可能性を織り込む動きも一部で見られました。一般的に金利が高い状態が続くと、企業の資金調達コストが増えやすくなるほか、将来の成長期待を株価へ織り込むグロース株では評価の重荷になる場合があります。そのため、金利動向はハイテク株や成長株を見るうえでも重要な材料になります。

為替市場では日米金利差を意識したドル買いから、ドル円は160.1円近辺で推移しました。一般的に円安は、海外で得た利益を円換算する輸出企業には追い風となる場合がある一方、海外から原材料などを調達する企業にはコスト増につながることがあります。同じ円安でも業種や企業によって影響が異なるため、為替水準だけで一律に判断することはできません。

商品市場ではWTI原油先物が前日比1.39ドル高の84.77ドルまで上昇しました。原油価格の上昇はエネルギー関連企業の収益にプラスとなる場合がある反面、燃料費や物流費を通じて企業コストを押し上げる要因にもなります。今回は金利とエネルギー価格がともに上昇しており、インフレを巡る警戒材料として意識されました。

個別では好決算を発表した企業が買われる場面もありましたが、マクロ経済の先行き不透明感から上値を追う動きは限定的でした。市場参加者は今後の重要指標やFRB関係者の発言を見極めようとしており、方向感を探る状態が続いています。

米国市場全体のまとめ|金利上昇とハイテク株安が重荷

1.NYダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数がそろって反落した。
2.ジャクソンホール会合でFRB議長がインフレ抑制を重視する姿勢を示し、利下げ期待が後退した。
3.米10年債利回りは4.730%へ上昇し、金融引き締めの長期化が意識された。
4.ドル円は日米金利差を意識したドル買いから160.1円近辺で推移した。
5.WTI原油先物は84.77ドルまで上昇し、エネルギー価格も強含んだ。

日本市場(8月31日)|朝方の急落から切り返しTOPIXはプラス転換

週明けの日本市場は、前週末の米国市場で金利が上昇し、ハイテク株が下落した流れを引き継ぐ形で始まりました。ジャクソンホール会合後に米国の金融引き締めが長期化するとの警戒感が強まり、寄り付き直後は指数への影響が大きい値がさハイテク株を中心に売りが集中。日経平均は開始早々、一時1,500円を超える大幅安となりました。

ただ、そのまま売りが加速したわけではありません。急落によって過熱感が和らいだことや、割安感が出た銘柄への押し目買いが下値を支え、前場中頃から日経平均は急速に下げ幅を縮めました。終値は前週末比93.63円安の66,311.93円となり、朝方の下落幅を考えれば大きく切り返した形です。下値の節目として意識されていた65,000円台前半でも底堅さを確認しました。

TOPIXは個別株への買い戻しに支えられ、取引時間中にいち早くプラス圏へ浮上し、終値も9.58ポイント高の4,156.29となりました。日経平均は一部の値がさ株の影響を受けやすい一方、TOPIXはより幅広い銘柄で構成されています。そのため、日経平均が小幅安でもTOPIXが上昇した今回のようなケースでは、市場全体では買われている銘柄が多かったことも確認できます。

実際、東証プライム市場の売買代金は概算で9兆3,583億円まで膨らみ、値上がり銘柄は881銘柄、値下がりは634銘柄、変わらずは41銘柄となりました。日経平均がマイナスで終わった一方、市場全体では値上がり銘柄が過半数を占めています。

個別ではアドバンテストやTDKが指数を押し下げた一方、ファーストリテイリング、キオクシアホールディングス、リクルートホールディングスなどが買われ、相場を支えました。業種別でも全33業種のうち23業種が上昇し、電気・ガス業、鉱業、石油・石炭製品などディフェンシブや資源関連が買われる一方、空運業や海運業などは軟調でした。

朝方だけを見れば全面的なリスク回避にも見える値動きでしたが、その後は押し目買いが入り、日経平均の下げ幅縮小とTOPIXの上昇という形へ変化しました。デイトレードを行ううえでも、寄り付き直後の動きだけで相場の方向を決めつけず、個別銘柄の値動きや買いの入り方を確認しながら対応する必要がある地合いでした。

日本市場全体のまとめ|日経平均は急落から回復し市場全体では値上がり優勢

1.日経平均は一時1,500円超下落したものの、終値では93.63円安まで下げ幅を縮めた。
2.米国の金利上昇とハイテク株安が重なり、寄り付き直後は値がさハイテク株を中心に売りが集中した。
3.急落後は押し目買いが入り、TOPIXはプラス圏へ浮上して4,156.29まで上昇した。
4.プライム市場の売買代金は9兆3,583億円に達し、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回った。
5.33業種中23業種が上昇し、電気・ガス業や鉱業、石油・石炭製品などに買いが入った。

トレード銘柄|急落相場を追わず4銘柄で早めの利益確定

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

特定口座

  • 9503 関西電力
    株  価: 2,735.5円 → 2,739.5円
    約定時間: 09:08:43 → 09:09:24
    収  支: +400円
    狙  い: 寄り付き直後のボラティリティが高い場面で、値動きの勢いを利用することを狙ってエントリーしました。
  • 6758 ソニーグループ
    株  価: 3,941.0円 → 3,951.0円
    約定時間: 09:22:00 → 09:23:58
    収  支: +1,000円
    狙  い: 地合いが悪い中でも逆行高を見せていたため、下落途中では飛びつかず、陰線が止まるのを確認したうえで、当初買いたいと考えていた価格より一段低い位置から押し目を狙いました。
  • 3103 ユニチカ
    株  価: 1,704.0円 → 1,709.0円
    約定時間: 09:47:06 → 09:47:38
    収  支: +500円
    狙  い: 高値圏で推移した後の調整を待ち、心理的な節目となる1,700円を意識してエントリーしました。
  • 3653 モルフォ
    株  価: 1,007.0円 → 1,019.0円
    約定時間: 10:04:09 → 10:08:05
    収  支: +1,200円
    狙  い: 前営業日にストップ高を付けた流れを確認しつつ、高値圏からいったん下げて押し目を形成する場面を待ってエントリーしました。
楽天証券の実現損益|2026年8月31日のデイトレ収支

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 4502 武田薬品工業
    株  価: 5,783.0円
    数  量: +1株
    合  計: 13株
  • 7327 第四北越フィナンシャルグループ
    株  価: 2,588.0円
    数  量: +1株
    合  計: 34株
  • 8316 三井住友フィナンシャルグループ
    株  価: 6,953.0円
    数  量: +1株
    合  計: 15株

売却銘柄

  • なし

7月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|値動きの鈍さを見極め4銘柄とも深追いせず利益確定

この日は寄り付き直後から日経平均が急落し、普段以上に値動きの荒いスタートとなりました。その中で最初にエントリーした関西電力では、朝一番の高いボラティリティを利用しながらも、荒い値動きに無理に逆らうことはせず、+400円で早めに利益を確定しました。大きな値幅を狙うよりも、その時点の流れに合わせて売却できたことで、その後の乱高下に巻き込まれずトレードを始めることができています。

ソニーグループは全体の地合いが弱い中でも逆行高を見せていましたが、エントリーを検討した時点では高値から調整している途中でした。そのため、そのまま飛びつくのではなく陰線が止まるまで待ち、さらに自分が買いたいと思った価格より一段低い位置へ指値を置きました。約定後の下落を抑えながら反発を狙うことができ、地合いそのものは不安定だったため、反発後は深追いせず+1,000円で利益を確定しています。

ユニチカでも、高値圏で推移しているからといってそのまま追いかけず、1,700円という心理的な節目まで引き付けてからエントリーしました。ただ、約定までの値動きやその後の買い上がり方には勢いが不足していると判断したため、大きな利益を求めず+500円で撤退しています。

前営業日に一時ストップ高となっていたモルフォについても、高値圏を追いかけるのではなく、一度下落して押し目を作るまで待ちました。しかし、約定後は板の薄さに加えて値動きの鈍さも感じられたため、長く保有せず+1,200円で利益を確定しています。4銘柄とも利益になりましたが、共通していたのは「利益を最大限伸ばすこと」より、「値動きが鈍いと感じた時点で撤退すること」を優先した点でした。

日経平均が一時1,500円を超えて下落するような場面では、短時間で地合いが変化する可能性もあります。今回は相場を無理に追わず、それぞれの銘柄で値動きを確認しながら早めに判断できたことが結果につながりました。

SBI証券では、前営業日より下落した場面を利用し、武田薬品工業、第四北越フィナンシャルグループ、三井住友フィナンシャルグループをそれぞれ1株ずつ買い増しました。三井住友フィナンシャルグループについては9月末の株式分割を見据えながら、取得単価の上限をあらかじめ設定したうえで購入しています。デイトレードでは短時間の値動きを見ながら素早く撤退し、スイングでは価格を引き付けながら少しずつ保有株を増やすという、異なる時間軸での売買となりました。

2026年8月第5週の実現損益

2026年の8月の収支報告
楽天証券
デイトレの合計収支(8月31日):+3,100円
8月の合計収支:+84,670円

SBI証券
スイングの合計収支(8月31日):0円
8月の合計収支:+51、528円

配当・分配金(楽天+SBI):+7,338円

トータル収支:+143,536 円

▶ 8月第4週 |  8月第3週 |  8月第2週 |  8月第1週

▶ 7月の収支報告 |  6月の収支報告 |  5月の収支報告 |  4月の収支報告 |  3月の収支報告 |  2月の収支報告 |  1月の収支報告 |  2025年の収支報告

2026年8月のまとめ|デイトレの規律に課題を残しつつ月間収支はプラスを維持

楽天証券|8月の収支は+84,670円

楽天証券では、先月末から含み損を抱えていたYE DIGITALをようやく整理できました。さらに、スイングトレードとして保有していたSUMCOに加え、もともとはデイトレード目的で購入したものの含み損となり、その後スイングへ移行していた京セラ、トライアルホールディングス、JX金属も利益確定しています。

結果だけを見れば利益を残すことができましたが、京セラなどについては最初に想定していたデイトレードの計画とは異なる形で保有期間が延びています。最終的に利益になったから問題がなかったと考えるのではなく、短期トレードで入った銘柄を含み損になったことでスイングへ変更した点については、トレードの規律という意味で反省が残りました。

一方、月間を通して前日の米国市場、とくにSOX指数の動きを確認しながら、その日のデイトレードに半導体関連を組み込むかどうかを柔軟に判断できた点は、安定した運用につながったと感じています。米国の半導体株の動向は日本の半導体関連株にも意識されやすいため、寄り付き前に海外市場を確認しておくことは、その日の候補銘柄を絞る材料の一つになります。

楽天証券における年間配当金は84,918円、予想利回りは4.82%となっています。

証券会社の取引画面に表示された2026年8月の国内株式の実現損益。

SBI証券|単元未満株を使い高配当・テーマ・成長株を買い増し

SBI証券では単元未満株を活用し、高配当銘柄、テーマ株、成長株を少しずつ買い増しました。まとまった株数を一度に購入するのではなく、株価の動きを見ながら段階的に株数を増やすことで、ポートフォリオのバランス調整と年間配当金の積み上げを進めています。

8月は2024年以来となる東京海上ホールディングスの買い付けも再開しました。株式分割によって投資しやすい株価水準になることや、株主優待の導入が予定されていることから、まずは分割後に100株の単元となるよう計画的に買い進める方針です。今回は特定口座で購入しましたが、将来的な成長性と増配への期待を考えると、非課税メリットのあるNISA口座を活用したほうがよいのではないかという点も検討しています。

売却では、決算発表前に利益を確定したサンリオ、目標としていた昨年来高値まで上昇したバンダイナムコホールディングス、配当妙味を上回るキャピタルゲインを得られた愛知製鋼を売却しました。買い増しだけでなく、当初の目標や保有目的に応じて利益を確定することで、8月も確定益を積み上げることができました。

SBI証券における年間配当金は138,083円、予想利回りは3.90%となっています。

売買状況は以下の通りです。

▼クリックで売買状況の詳細を表示
コード銘柄名売買数売買理由
141AトライアルHD+1株成長株としての購入
3231野村不動産ホールディングス+25株高配当銘柄として購入
3798ULSグループ+60株取得単価を低くするため購入
4502武田薬品工業+6株高配当銘柄として購入
5803フジクラ+2株テーマ株として購入
7013IHI+9株テーマ株として購入
7327第四北越フィナンシャルグループ+4株高配当銘柄として購入
8316三井住友フィナンシャルグループ+1株今後の分割を考慮し購入
8766東京海上HD+1株成長株として購入
5482愛知製鋼-6株配当妙味以上のキャピタルゲインを達成した為売却
7832バンダイナムコホールディングス-6株昨年高値に到達し目標としていた株価に達した為売却
8136サンリオ-100株決算発表前の高値のタイミングで売却

 

【トレード物語#32】アナグラムの解読とともに崩壊し始める摩天楼の秩序。連鎖する波紋の底から手繰り寄せた泡沫(うたかた)の光

 

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