エヌビディアの好決算をきっかけに、米国市場では半導体をはじめとするハイテク株へ資金が戻り、NASDAQを中心に主要3指数がそろって上昇しました。AI需要の持続性に対する懸念が和らいだことで、それまで調整していた成長株にも買い戻しが広がる展開となりましたが、この流れが翌日の日本市場へどこまで波及するのかが注目される一日となりました。
28日の日本市場では、前夜の米国株高を引き継ぐ形で朝方から買いが先行。アドバンテストなどの値がさ半導体株を中心に資金が流入し、日経平均は終日プラス圏を維持しました。週末を前に後場では利益確定売りも見られましたが、大きく崩れることなく今週の取引を終えています。
本記事では、エヌビディア決算を起点とした米国の半導体・ハイテク株へのセクターローテーションと、それが日本市場へ波及した流れを振り返ります。そのうえで、この相場の中で行った楽天証券でのデイトレード・スイング取引、SBI証券での利益確定や単元未満株の買い増し、今週のトレードを通じて感じた反省点までまとめました。
なお、本文に記載している各トレード銘柄の銘柄名には、それぞれ過去の取引記録へアクセスできるリンクを設定しています。これまでの売買経緯とあわせて確認してみてください。
2026年8月28日の市況|エヌビディア好決算で半導体・ハイテク株へ資金流入、日本市場にも波及
主要指数(8月28日時点)
日経平均:66,405.56(+273.58)
TOPIX:4,146.71(+29.49)
NYダウ:53,569.44(+105.56)
NASDAQ:26,541.35(+411.16)
S&P500:7,730.99(+55.29)
米国市場(8月27日)|エヌビディア決算を受け半導体・ハイテク株への買い戻しが加速
27日の米国市場では、マクロ経済に対する過度な警戒感が和らぎ、個別企業のファンダメンタルズを改めて評価する動きが強まりました。主要3指数はいずれも上昇し、なかでもハイテク株の比率が高いNASDAQは前日比+411.16ポイントの26,541.35と大幅高。S&P500も+55.29ポイントの7,730.99、NYダウも+105.56ポイントの53,569.44で取引を終えています。
この日のセクターローテーションを後押ししたのが、決算発表を終えた半導体大手エヌビディアの力強い業績見通しでした。AIインフラ向け投資の持続性に対する懸念が和らいだことで、半導体製造装置をはじめ、クラウドインフラやセキュリティ関連など幅広いハイテク株へ買い戻しが波及。これまでの調整局面で売られていた銘柄のバリュエーションが見直され、市場全体の安心感にもつながりました。
一方、米国の週次新規失業保険申請件数は市場予想を下回る強い内容となり、米10年債利回りは前日比+0.012%の4.676%まで上昇しました。それでも株式市場が崩れず上昇を維持した背景には、高金利下でも企業の収益力がしっかりと示されたことがあります。為替市場では日米金利差を意識したドル買いが続き、ドル円は1ドル159.3円近辺で底堅く推移しました。
コモディティ市場では、WTI原油先物が前日比+0.03ドルの83.56ドルと下げ止まり、自律反発の動きとなりました。VIX恐怖指数も前日比-0.70ポイントの14.51まで低下。エヌビディア決算をきっかけとしたハイテク株への買い戻しに加え、市場参加者が過度なヘッジを外し、リスクを取りやすい地合いへ傾いたことがうかがえるセッションでした。
米国市場全体のまとめ
1.NASDAQが+400ポイントを超える上昇となり、主要3指数がそろって上値を追う展開だった。
2.エヌビディアの力強い業績見通しを受け、半導体をはじめAIインフラやハイテク株への買い戻しが広がった。
3.新規失業保険申請件数の強い結果を受けて米長期金利が上昇したものの、企業業績の強さを背景に株式市場は底堅い値動きだった。
4.WTI原油先物は前日比+0.03ドルの83.56ドルと下げ止まり、自律反発の動きだった。
5.VIX恐怖指数は14.51まで低下し、市場参加者のリスク選好姿勢が強まった一日だった。
日本市場(8月28日)|米国ハイテク株高が波及しアドバンテストなどが日経平均を牽引
28日の日本市場は、前夜の米国市場で半導体やAI関連株を中心に買いが広がった流れを引き継ぎ、朝方から買い先行でスタートしました。なかでも指数寄与度の大きいアドバンテストやリクルートホールディングスに大口の資金が流入し、この2銘柄だけで日経平均を+240円以上押し上げるなど、寄り付き直後から相場を力強く牽引しました。
日経平均は前日比+273.58円の66,405.56円、TOPIXは+29.49ポイントの4,146.71ポイントで取引を終了。日経平均は取引時間を通してプラス圏を維持しました。後場には週末を控えた持ち高調整や戻り待ちの利益確定売りから上げ幅を縮小したものの、大きく崩れることなく底堅い値動きを保ったまま今週の取引を終えています。
東証プライム市場の売買代金は7兆円台後半と活況で、値上がり873銘柄に対して値下がり631銘柄、変わらず49銘柄となりました。業種別ではサービス業、海運業、その他製品、証券・商品先物などが上昇した一方、非鉄金属やガラス・土石製品、その他金融業などはやや軟調。一目均衡表で三役好転を達成した銘柄も86銘柄に達し、個別株ではチャート形状の改善も見られました。
為替市場ではドル円が1ドル159円台半ばで落ち着いた推移となったことも、相場の安心材料となりました。賃金と物価の好循環や企業の旺盛な設備投資意欲を背景に、業績の裏付けがある銘柄への選別物色が続き、先物の買い戻しを交えながら押し目を拾う動きも感じられる一日でした。
日本市場全体のまとめ
1.日経平均は前日比+273.58円の66,405.56円となり、終日プラス圏を維持した一日だった。
2.前夜の米国ハイテク株高を引き継ぎ、アドバンテストなど値がさ半導体関連株への資金流入が指数を押し上げる展開だった。
3.ドル円は1ドル159円台半ばで落ち着いた動きとなり、為替の乱高下一服が相場の安心材料だった。
4.東証プライムの売買代金は7兆円台後半となり、一目均衡表で三役好転を達成した銘柄も86銘柄に達するなど個別株にも改善が見られた。
5.後場は週末前の持ち高調整や利益確定売りで上げ幅を縮小したものの、業績を支えに押し目を拾う動きも見られる相場だった。
トレード銘柄|短期トレードの利益確定と単元未満株の買い増し
楽天証券|デイトレード、スイングトレードと積み立て投資
特定口座
- 5016 JX金属
株 価: 3,858.0円 → 3,866.0円
約定時間: 8月24日 10:20:55 → 8月28日 09:26:25
収 支: +800円
狙 い: 短期での利益確定を狙ってエントリーしましたが、その後は株価が下落したためスイングトレードへ切り替えて保有を継続。本日は買値を上回る水準まで戻したことから、プラスを確保できるタイミングで利益を確定しました。 - 485A パワーエックス
株 価: 1,881.0円 → 1,883.7円
約定時間: 09:58:38 → 10:12:07
収 支: +270円
狙 い: 短期的な株価の動きを捉え、小さくても素早く利幅を確保する狙いでエントリーしました。 - 3103 ユニチカ
株 価: 1,691.0円 → 1,694.0円
約定時間: 13:03:32 → 13:14:43
収 支: +300円
狙 い: 後場の値動きを見ながら、短期的な値幅を取ることを狙ってエントリーしました。 - 563A GXNAS100Dカバコ
株 価: 1,055.0円
数 量: +1口
合 計: 15口

SBI証券|高配当・単元未満株の買い増しと保有銘柄の利益確定
買い増し銘柄
- 5803 フジクラ
株 価: 5,340.0円
数 量: +1株
合 計: 19株 - 8766 東京海上HD
株 価: 7,693.0円
数 量: +1株
合 計: 1株
売却銘柄
- 5482 愛知製鋼
株 価: 3,230.0円
数 量: -6株
合 計: 0株
収 支: +3,396円
売却理由: 当初は高配当株として安値圏で買い増していく想定でしたが、株価が予想より早く上昇したことで追加購入が難しい水準となりました。配当利回りの妙味と比べても上値の重さが目立ち始めたため、含み益を確保できているうちに利益を確定しました。 - 7832 バンダイナムコホールディングス
株 価: 5,687.0円
数 量: -6株
合 計: 0株
収 支: +9,132円
売却理由: 昨年8月の高値水準まで上昇し、新高値をブレイクする展開への期待もありました。一方でMACDはデッドクロス寸前の形状となっており、ここから調整へ入るリスクも考慮。深追いするより利益を確保することを優先し、売却する判断としました。

7月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|重要イベント通過後の利益確定と単元未満株の買い増しを振り返る
今週のトレードでは、月曜日にエントリーしたJX金属が購入直後から軟調となり、そのまま数日間保有する形になりました。エヌビディアの決算発表やジャクソンホール会議といった世界的に注目度の高いイベントを控えていたこともあり、半導体やハイテク関連銘柄には手控えムードが広がり、JX金属も本来期待していたような力強い値動きにはなりませんでした。それでも本日はようやく買値を上回る水準まで戻したため、これ以上保有を続けるよりリスク管理を優先し、利益が残っているうちに決済しています。
その他の短期トレードでも、エントリー後に期待したほど株価が伸びなかったため、早めの撤退を意識しました。ただ、その後に株価が上昇した銘柄もあり、結果として利益を伸ばせる場面を逃す形にもなっています。ポジションを維持して値幅を狙うのか、それとも早めに撤退して資金効率を優先するのか。地合いと個別銘柄の勢いを見ながら判断する難しさを、改めて感じる一週間となりました。
単元未満株では、含み損となっているフジクラを1株買い増しし、平均取得単価の調整を進めました。東京海上HDについては、株式分割と株主優待制度の導入が発表されています。9月の権利確定日時点では分割前100株の保有が優待条件となるため、まずは来年3月末の権利確定日に向けて、分割後100株の保有を目標に計画的に買い進めていく方針です。
2026年8月第4週の実現損益
2026年の8月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(8月24日~8月28日):+1,870円
8月の合計収支:+81,570円
SBI証券
スイングの合計収支(8月24日~8月28日):+12,528円
8月の合計収支:+51、528円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+133,098円
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