8月21日の日本市場は、前夜の米国株安を受けて朝方こそ大きく売られましたが、その後は下げ幅を縮小し、TOPIXは小幅ながらプラス圏へ浮上しました。日経平均が反落する一方で値上がり銘柄数は値下がりを上回り、指数だけでは見えにくい底堅さも表れた一日です。
この日はサンコールとティアフォーをデイトレードし、2銘柄で合計+1,600円を確保。SBI証券ではIHIを1株買い増し、楽天証券ではGXNAS100Dカバコの積み立ても続けています。
本文中のトレード銘柄名にリンクが付いている場合は、過去に同じ銘柄を売買した記録へ移動できます。米国株安から始まった相場がどのように持ち直したのかを確認しながら、資金拘束時間とデイトレードでのナンピンという二つの課題を振り返ります。
2026年8月21日の市況|米株安を受けて急落もTOPIXは反発
主要指数(8月21日時点)
日経平均:66,016.36(-200.43)
TOPIX:4,067.29(+7.56)
NYダウ:52,759.21(-703.84)
NASDAQ:26,067.17(-263.92)
S&P500:7,641.16(-66.82)
米国市場(8月20日)|金利上昇とウォルマート安でリスク回避
20日の米国市場は、NYダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数がそろって大幅反落しました。NYダウは前日比703.84ポイント安の52,759.21、NASDAQは263.92ポイント安の26,067.17、S&P500も66.82ポイント安の7,641.16まで下落し、前日までの自律反発を狙った買い戻しは一服しています。
相場の重荷となったのが、米長期金利の再上昇と原油価格の高止まりです。米10年債利回りは前日比0.055%高の4.708%まで上昇し、高金利環境が長引くことへの警戒が再び強まりました。
一般的に長期金利が上昇すると、将来の利益を高く評価されているグロース株ほどバリュエーション面で売られやすくなります。この日は大型ハイテク株や高PER銘柄を中心に売りが広がり、NASDAQの下落にもつながりました。
さらに、中東情勢の緊迫化を背景にWTI原油先物は1バレル86.29ドル近辺と高い水準を維持。原油高が続けば、燃料費や輸送費を通じて物価上昇圧力が残りやすくなるため、金利上昇と合わせて株式市場には二重の重荷となります。
そこへ追い打ちをかけたのが、大手小売りのウォルマートでした。決算では米国内既存店売上高が市場予想を下回り、同社株が下落。米国経済を支える個人消費の減速懸念が意識され、消費関連株にも売りが波及しました。
朝方には週間新規失業保険申請件数やフィラデルフィア連銀景況指数も発表されましたが、株価を押し上げる材料にはならず、押し目買いは限定的でした。相場は大引けにかけても下げ幅を広げ、投資家がポジションを縮小する流れが優勢です。
こうしたリスク回避の動きを映し、VIX指数は前日比1.12ポイント高の16.01まで上昇しました。為替市場では米金利上昇によってドル買いが優勢となり、ドル円は158.90円近辺までドル高・円安方向へ振れています。
米国市場では、金利上昇、原油高、個人消費への不安が同時に意識される形となりました。今後は米10年債利回りが再び4.7%台から上昇するのか、原油価格が高止まりするのかに加え、消費関連企業の決算から景気減速の兆候が広がるかを確認したいところです。
米国市場のまとめ|金利・原油・消費不安が重荷
- 主要3指数はそろって大幅安となり、NYダウは700ポイント超の下落。
- 米10年債利回りは4.708%まで上昇し、ハイテク株には逆風。
- WTI原油は86ドル台を維持し、インフレ再燃への警戒が残る。
- ウォルマート安をきっかけに、個人消費の減速懸念が広がった。
- VIXも16台へ上昇し、週末を前にリスク回避姿勢が強まった。
日本市場(8月21日)|朝方急落から切り返しTOPIXはプラス圏へ
21日の日本市場は、前夜の米国株安を受けてリスク回避の売りが先行しました。米長期金利の上昇に加え、ウォルマートの決算をきっかけに米国の個人消費への不安が広がったことで、寄り付き直後から幅広い銘柄に売りが出ています。
日経平均は朝方に下げ幅を急速に広げ、65,260.22円まで下落。一時は前日比900円を超える急落となり、心理的節目である65,000円台前半まで押し込まれました。
ただ、そのまま売り一色とはならず、売りが一巡すると徐々に押し目買いが入り始めました。韓国KOSPIが堅調に推移していたことも安心材料となり、後場にはAI・半導体関連株の一角へ資金が戻っています。
その結果、日経平均は安値から大きく切り返し、終値は前日比200.43円安の66,016.36円。反落ではあるものの、朝方の900円超安から考えれば下げ幅をかなり縮小し、66,000円台を維持しました。
さらにTOPIXは後場にプラス圏へ浮上し、7.56ポイント高の4,067.29で終了しています。日経平均がマイナス、TOPIXがプラスという違いからも、指数寄与度の高い一部銘柄が日経平均を押し下げる一方、市場全体では買いが戻っていたことがうかがえます。
実際、東証プライムでは値上がり883銘柄に対して値下がり622銘柄となり、上昇銘柄のほうが多い結果でした。売買代金は7兆9,134億円、売買高は22億859万株と商いも活発で、朝方の急落局面では売りだけでなく押し目を拾う資金も動いていたとみられます。
業種別では海運業、保険業、石油・石炭製品、卸売業などが上昇しました。中東情勢を背景とした原油高が資源・エネルギー関連を支える一方、その他製品、医薬品、機械、電気機器では売りが優勢です。
個別ではキオクシアやアドバンテストなど半導体関連に押し目買いが入りました。その反対に、米国の消費関連株安を受けてファーストリテイリングや良品計画などは軟調となり、日立製作所や三菱重工業にも売りが出ています。
こうした動きを見ると、この日は単純な全面安ではなく、朝方のリスク回避から徐々に資金の選別が進んだ相場だったと考えられます。中東情勢と米金利への警戒は残るものの、下落局面ではAI・半導体や資源関連などへ資金が戻っており、日本株の底堅さも確認できました。
今後は、朝方に見られた押し目買いが継続するのか、それとも週明けに再び米金利や原油高が重荷となるのかが焦点です。日経平均だけでなくTOPIXや値上がり・値下がり銘柄数まで確認し、市場内部の強弱を見ていきたいところです。
日本市場のまとめ|急落後に押し目買いが優勢
- 日経平均は一時900円超下落したものの、終値では200円安まで回復。
- TOPIXはプラス圏へ浮上し、日経平均とは異なる底堅さを示した。
- 東証プライムでは値上がり883銘柄と、値下がり622銘柄を上回った。
- 半導体への押し目買いに加え、資源・エネルギー関連にも資金流入。
- 今後は米金利と原油をにらみつつ、押し目買いの持続性が焦点。
トレード銘柄|サンコールとティアフォーを利確
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 5985 サンコール
株 価: 2,421.0円 → 2,434.0円
約定時間: 09:07:23 → 11:15:17
収 支: +1,300円
狙 い: 前日の反省を踏まえ、寄り付き直後の寄り底と初動を狙って早めにエントリーしました。 - 593A ティアフォー
株 価: 1,052.0円、1,021.0円 → 1,038.0円
約定時間: 13:05:06、13:35:55 → 14:17:15
収 支: +300円
狙 い: 前日にストップ高をつけており、この日も後場から再び出来高と買いの勢いが強まったため、直近高値方向へのリバウンドを狙いました。 - 563A GXNAS100Dカバコ
株 価: 1,045.0円
数 量: +1口
合 計: 10口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 7013 IHI
株 価: 2,661.0円
数 量: +1株
合 計: 30株
売却銘柄
- なし
7月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|ルールを守るだけでは足りない資金効率とナンピンの課題
前日の反省を踏まえてエントリーしたサンコールでは、寄り付き直後の初動を狙うという事前の方針自体は守ることができました。ただ、その後は利益を伸ばすことを優先しすぎたことで、09時07分のエントリーから11時15分の決済まで、約2時間にわたって資金を拘束する形となっています。
最終的には+1,300円を確保できたものの、拘束時間に対して得られた値幅は大きくありませんでした。その間にも別の銘柄では短期的なチャンスが生まれていた可能性があり、デイトレードでは利益額だけでなく「その資金を何時間使ったのか」という視点も必要だと感じます。
もちろん、ルールを途中で簡単に変えれば感情的な売買につながるため、決めた条件を守ること自体は重要です。ただ、相場の動きが想定より鈍い場合にも機械的に待ち続けるのではなく、出来高の低下や値幅の縮小を確認した段階で資金を一度解放するという選択肢も持っておきたいところです。
一方、後場に取引したティアフォーでは、前日のストップ高と、この日の後場から再び活発になった値動きを見て1,052円からエントリーしました。しかし、その後は想定とは逆方向へ動き、1,021円で追加購入しています。
結果として平均取得単価を引き下げ、株価の戻りを利用して1,038円で売却。+300円とわずかながらプラスで終えることができました。
ただし、今回の結果を「ナンピンが成功した」とだけ捉えるのは危険です。デイトレードは短時間で決着をつける前提のため、想定と逆方向へ動いた時点で追加購入すると、損失だけでなくポジションサイズまで膨らみます。
特にティアフォーのように値動きが大きい銘柄では、戻りがなければ損失が一気に拡大する可能性もあります。今回は直近高値へのリバウンドを期待して買い下がりましたが、本来は「なぜ最初のエントリーが崩れたのか」を確認し、損切りか追加購入かを判断する必要がありました。
そのため、+300円という結果よりも、デイトレードでナンピンを使ったこと自体を今後の課題として残しておきます。短期の失敗を保有時間の延長や追加購入で解決する癖がつけば、いつか大きな損失につながるためです。
この日のデイトレードは、サンコールの+1,300円とティアフォーの+300円を合わせて+1,600円となりました。2銘柄とも利益では終えたものの、サンコールでは資金効率、ティアフォーではナンピンという別々の課題が見えています。
利益が出た日ほど、結果だけでトレードを評価しないことが重要です。ルールを守ったことが必ずしも最適な判断だったとは限らず、プラスで終わったナンピンが正しい手法だったとも限りません。それぞれの過程を振り返り、次のトレードで同じ状況になったときにどう動くかまで考えておきたいところです。
SBI証券ではIHIを1株買い増し、保有株数は30株となりました。この日は市場全体が朝方に大きく崩れたため、短期側では慎重に売買しながら、長期側では少量ずつ保有株を増やす形です。
2026年8月第3週の実現損益
2026年の8月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(8月17日~8月21日):+28,400円
8月の合計収支:+79,700円
SBI証券
スイングの合計収支(8月17日~8月21日):0円
8月の合計収支:+39、000円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+118,700円
▶ 8月第2週 8月第1週
▶ 7月の収支報告 | 6月の収支報告 | 5月の収支報告 | 4月の収支報告 | 3月の収支報告 | 2月の収支報告 | 1月の収支報告 | 2025年の収支報告


