2025年6月12日のデイトレードを振り返ります。穏やかな相場の中、ブログではコツコツと積み上げた収支を公開。トランプ大統領による利下げ要請やCPI発表といった米国の材料が、日本市場にも波及しました。本記事では、そうした相場背景を踏まえつつ、当日のトレード戦略と反省点をリアルに綴ります。
2025年6月12日の市況|CPI発表受けた米債反発、トランプ大統領が利下げ要請、関税巡る再交渉も進展
主要指数(6月12日時点)
日経平均:38,173.09(-248.10)
TOPIX:2,782.97(-5.75)
NYダウ:42,865.77(-1.10)
NASDAQ:19,615.87(-99.11)
S&P500:6,022.24(-16.57)
米国市場(6月11日)
6月11日に発表された5月の米コアCPI(消費者物価指数・食品とエネルギー除く)は、前年同月比+2.8%と市場予想をやや下回る結果に。これを受けて、10年債利回りは4.413%へと低下し、債券市場では買いが優勢となりました。
株式市場でもひとまずの安心感が広がりつつも、「これだけで利下げはまだ早い」という慎重な空気が支配的。FRBは複数月のデータを見ないと動かない――これは市場の共通認識となっています。
そんな中、トランプ大統領が「FRBは一度に1%の利下げをすべきだ」と再び強気な主張を展開。ただ、経済の現実はそう簡単ではない模様です。
貿易面ではポジティブな動きも。米中の再交渉は「枠組み合意」に至り、中国は希土類(レアアース)の輸出制限を一時緩和。加えて、米国財務長官のベッセント氏が「関税猶予延長の可能性が極めて高い」と発言し、市場に安心材料を提供しました。
とはいえ株式市場は慎重姿勢を崩さず、ナスダックは−0.5%、S&P500は−0.3%と小幅に下落。ダウ平均は前日比−1.10ドルと、ほぼ横ばいで取引を終えました。
日本市場の動き(6月12日)
日経平均は前日比−248.10円(−0.65%)の38,173.09円で取引終了。5営業日ぶりの反落となりました。
主な下落要因は、米国市場の軟調な流れと、トランプ大統領の「一方的な関税率設定」発言によるリスク回避ムードの高まりです。
後場にかけては押し目買いも入りましたが、大きく反発する力は弱く、売買代金は約2.4兆円、売買高は約9.7億株と控えめ。全体としては様子見姿勢が強く、商いはやや膠着状態でした。
デイトレード銘柄|穏やかな相場でコツコツ積み上げた一日
楽天証券
- 6526 ソシオネクスト
・株 価 2,523.5 → 2,526.5
・約定時間 09:15:10 → 10:00:00
・収 支 +300円
・根 拠 朝の高値を再トライする展開に期待してイン。とはいえ勢いに乏しく、サクッと撤退。 - 7014 名村造船所
・株 価 2,551.0 → 2,561.1
・約定時間 10:15:46 → 10:16:14
・収 支 +1,010円
・根 拠 ランキング上位で注目。素直な値動きをしていたため、タイミング良く乗れた好トレード。 - 5727 東邦チタニウム
・株 価 1,277.0 → 1,279.0
・約定時間 10,36,43 → 10:37:47
・収 支 +200円
・根 拠 慎重に構えすぎた結果、売り板が厚くなる前に入れず。無理せず微益確定で終了。 - 218A LIBERAWARE
・株 価 1,811.0 → 1,813.0
・約定時間 13,45,38 → 14:18:53
・収 支 +200円
・根 拠 売買代金が多く注目されていたが、重い動きに変化は見られず。リスクを抑えて小幅利確。

SBI証券
2025年6月12日の買い増し銘柄(高配当投資)
- 5406 神戸製鋼所 +1株(累計89株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(累計89株)
売却銘柄
- なし
いずれも配当利回りの高さと将来性を評価して、少しずつ買い増し中。取得単価の調整とポートフォリオのバランス改善を意識しています。
反省点|慎重すぎる姿勢がチャンスを遠ざけた場面も
東邦チタニウムでは、過度な警戒でエントリーが遅れた結果、利益を取りこぼす形に。今後はもう少しリスクを取ってもよいかもしれません。
総じて損失なく終えたものの、全体的に様子見が長かった印象。チャンスを見逃さず、もう一段積極的なスタンスも検討したいところです。