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【収支報告】関税緩和と好決算で日本株急騰|8月8日のデイトレ結果

関税緩和と好決算で日本株急騰|8月8日のデイトレ結果

2025年8月8日の株式市場は、日本株が大幅上昇し日経平均は4万1,800円台に乗せるお祭りムード。一方で米国市場は関税政策やFRB人事の思惑が交錯し、指数ごとにまちまちな展開となりました。本記事では、日米市場の動向からデイトレード収支、今後の投資戦略に活かせる反省点までをブログ形式でわかりやすく解説します。

2025年8月8日の市況|日経4万1,800円台、TOPIX3,000台突破、関税緩和と好決算でお祭り相場

主要指数(8月8日時点)

日経平均:41,820.48(+761.33)
TOPIX:3,024.21(+36.29)
NYダウ:43,968.64(-224.48)
NASDAQ:21,242.69(+73.27)
S&P500:6,340.00(-5.06)

米国市場(8月7日)

8月7日の米国株式市場は、まるで綱引き。トランプ大統領の高率関税発動とFRB新議長候補のニュースが、期待と懸念を同時に巻き起こしました。

大統領は多くの国に10〜50%、一部品目には100%の関税を課すと発表。一瞬ヒヤリとさせる内容でしたが、半導体などの輸入で米国内投資を条件に免除措置があることも明らかになり、市場に一筋の光が差し込みました。

結果、ダウは43,968.64(-224.48)と反落、S&P500は6,340.00(-5.06)で小幅安に。一方、NASDAQは21,242.69(+73.27)と最高値更新。個別株では、Eli Lillyが新薬への失望で14%超急落、Fortinetは業績見通し下方修正で22%下落と波乱含み。一方でAppleは国内製造投資と免除措置が評価され3%超上昇、半導体やチップ関連銘柄にも追い風が吹きました。

さらに、トランプ氏は経済諮問委員会のスティーブン・ミラン委員長をFRB理事に臨時任命する意向を示し、短期ながら金融政策への影響力を確保する姿勢をアピール。ブルームバーグは、クリストファー・ウォラー理事が次期議長の有力候補と報じ、「安心感」と「警戒感」が入り混じる状況に。

インフレ率上昇や雇用鈍化などから「スタグフレーションの兆し」も指摘され、投資家はハイテク主導の強さを喜びつつも、貿易摩擦・金融政策・景気減速の三重苦に備える構えとなりました。

日本市場(8月8日)

8月8日の日本株市場はまさにお祭ムード。日経平均株価は前日比+761円33銭の41,820.48円で大引けし、一時は4万2,000円に迫りました。

TOPIXはついに3,000台を突破し、終値は過去最高の3,024.21。企業決算も追い風で、ソフトバンクGは黒字転換で株価10〜11%急騰、ソニーも好決算で4〜6%上昇。トヨタ・マツダ・スバルなど自動車株も3〜4%上げ、輸出関連全体が勢いづきました。

関税について、アメリカはは2025年7月末に発動した大統領令で、新たに多くの国の輸入品に対し15%の相互関税を課すこととしました。日本側としてはこれまでの理解では「すでに高い関税がかかっている品目(例:牛肉の26.4%)については、15%は重ねず、元のままにする」というノー・スタッキングの対応を信じていたわけです。しかし、7月31日の大統領令では、EUにはノー・スタッキングの対応が明記されていた一方で、日本にはそのような補足がなかったのです。

結果として、日本側は「既存の関税に15%が積み重なって課されてしまう」という事態が発生しかねないという、まさに認識のズレに直面することになりました。

この混乱を受けて、日本政府は貿易交渉担当者・赤澤経済再生相をワシントンに派遣し、重複課税を修正し、すでに上乗せされてしまった分は返金してほしい」と強く要請。その結果、アメリカ側(通商長官や財務長官)はこれを受け入れ、大統領令の修正および過剰に徴収された関税の返金に応じることになりました。自動車関税についても、27.5%から15%への引き下げが行われると確認され、こちらも合意どおりの実施が約束されました。

米国の利下げ観測も加わり、日本株全体に久々の熱気が広がった一日でした。

デイトレード銘柄|利益確定と高配当ポートフォリオの着実強化

楽天証券

  • 5246 ELEMENTS
    株  価: 1,147.0 → 1,159.0
    約定時間: 7月29日 → 8月8日
    収  支: +1,200円
    狙  い: 7月29日に売買代金ランキングから注目して購入。含み損期間を経て、最終的に小幅ながら利益確定。
  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,084.0
    数  量: +1株
    合  計: 10株

エア・ウォーターはスイング目的で購入。1Q決算は15%増益で上昇トレンド継続中。ただし高値圏でのエントリーが懸念材料。

SBI証券

買い増し銘柄

  • 1719 安藤・間 +1株(合計34株)
  • 4208 UBE +1株(合計10株)
  • 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計107株)

売却銘柄

  • なし

ポートフォリオ内の決算銘柄

  • 5105 TOYO TIRE
     今期経常を4%上方修正、配当も5円増額で株価急騰。後場にはやや落ち着きを見せたものの、6月1日に英ファンド「パリサー・キャピタル」が企業価値向上の提言を発表して以降、株価は右肩上がり。業績面でも裏付けがあるため、引き続き保有継続。
  • 5020 ENEOS
     4-6月期(1Q)は赤字転落。ただし、株式投資を始めて最初に買った思い出深い銘柄であり、長期保有方針。
  • 1605 INPEX
     今期最終を23%上方修正、配当も10円増額。原油価格の変動には左右されるが、上方修正と増配発表で安心感が増した。
  • 8593 三菱HCキャピタル
     4-6月期(1Q)経常は62%増益で着地。派手さはないが安定した値動きで、4月7日の大暴落後も素早く株価を回復させポートフォリオを下支え。引き続き買い増しを検討中。
  • 167A リョーサン菱洋ホールディングス
     4-6月期(1Q)経常は14%増益で、高配当の安定配当に感謝。直近は追加購入できていないため、株価推移を見ながら取得機会を探す。
  • 8725 MS&AD
     4-6月期(1Q)経常は5%減益で着地。高配当であるため継続保有することとする。

反省点|保有期間と資金効率のバランスに課題

ELEMENTS
 10日間保有で利益は+1,200円。小資金トレードでは長期保有が資金効率を悪化させ、他の好機を逃す恐れあり。今後は値動きの鈍い銘柄は早期撤退も視野に。

総括
 エントリー理由や買い増し判断は明確で、配当・業績重視の投資は計画通り実行できている。ただし短期銘柄では利益幅の伸び悩みがあり、資金回転効率が課題。今後は保有期間と利益幅のバランスを意識した戦略が必要。

2025年8月第2週の実現損益

2025年の8月の収支報告
楽天証券
デイトレの合計収支(8月4日~8月8日):+5,980円
8月の累計収支:+7,390円

SBI証券
スイングの合計収支(8月4日~8月8日):0円
8月の累計収支:0円

配当・分配金(楽天+SBI):0円

トータル収支:+7,390円

8月1週

2025年の各月の収支報告
楽天証券での合計収支(1月~7月):-38,320円
SBI証券での合計収支(同期間):+34,487円
配当・分配金(楽天+SBI):+119,316円
トータル収支:+115,483円
7月の収支報告6月の収支報告5月の収支報告4月の収支報告3月の収支報告2月の収支報告1月の収支報告2024年の収支報告
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