このブログは元介護福祉士が投資家として日々デイトレードや高配当株投資を行いながら小金持ちを目指すブログです。

広告 株式投資

2024年の年間トレード収支報告と反省点

2024年12月30日

2024年株式投資結果報告

1. はじめに

年間収支報告の目的

デイトレードを始めた理由は、老後2,000万円問題から始まった資産形成へのチャレンジでした。含み損を出すこともあり、なかなか思うように結果は残せませんでしたが、今年は再度奮起し努力を続けた結果、プラスで終えることができました。来年はさらに利益を拡大できるよう、日々努力を怠らないようにしたいと考えています。

この決意の背景には生活環境の変化があります。具体的には、長年勤めていた福祉業界を退職し、現在は生活防衛資金を確保しつつ、家業の手伝いを行いながら資金形成に取り組んでいる状況です。しかし、今後思うように利益を出せなければ、再就職を検討する必要があります。そのため、資産形成に注力するとともに、現在の生活環境に適した収入源の確立や環境整備を進めていく必要があります。

2024年8月5日に大暴落が発生しました。この暴落で大きく損害が出たのは、SBI証券で保有している配当金を目的とした高配当銘柄への投資でした。資産形成の一環として、SBI証券を使用し単元未満株の高配当投資を行っています。当時は2番底が来るのではないかという不安もあり、なかなか買い増しができませんでした。また、単元未満株での取引であったため、思った買値で購入できない場面も多々ありましたが、それでも一部の銘柄では取得単価を低く抑えることに成功しました。この報告では、その戦略の結果や収支への影響を具体的に分析します。

分析の視点

  • デイトレードでは「現在の株価より安く買いたい」という思惑から安く指値を入れることが多くありました。しかし、それは株価が下がった時に約定するため、いわゆる落ちるナイフをつかむ状態になることも多々ありました。幸いにも約定後に上昇するケースが多く利益を出せた一方で、大きな損失を抱えるケースも見られました。また、約定後に上昇するまで待つことが多く、その待機時間が次のトレード機会を逃す原因にもなっていました。
  • 高配当投資についてはSBI証券を活用し、単元未満株で運用しましたが、指値注文ができないため成行注文を利用し、約定価格が思った金額とズレることがありました。しかし、含み損の銘柄はあるものの、ポートフォリオ全体では含み益を確保できており、配当金の入金も安定しています。今後は業種の分散を図り、景気敏感株の比率を下げ、ディフェンシブ銘柄を増やすことでリスクヘッジを強化する方針です。また、日銀の利上げに備え、利上げの影響を受けやすい業種の銘柄についてもリサーチを行い、ポートフォリオの強化を目指します。
    AI市場の成長が注目された時期もありましたが、現在は半導体関連銘柄の株価が思うように上昇していません。現在含み損を抱えている状態ですが、今後の動向を見据えつつ関連銘柄を継続的に分析し、適切なタイミングでの追加購入を検討していきます。

2. トレード結果の概要

デイトレード収支

途中休んでいた期間もありますが、年間の動向を把握するため、収支表を作成しました。

2024年間損益
2024デイトレ収支結果

トレード件数:160件 損失:12件 損益比率:0.33

損益比率からわかること

損益比率を分析することで、トレードの効率性やリスク管理の質を評価できます。以下のポイントが明確になります。

年間収支との相関
高い損益比率と収益の安定性が一致する場合、戦略が機能している証拠となります。しかし、比率が高くても収支がマイナスの場合は、トレード回数が少なすぎたり、勝率が低いことが原因となっている可能性があります。

リスク対リワードのバランス
損益比率が高い場合、リスクに対してリターンが大きいことを示します。たとえば損益比率が2.0なら、損失1回分を補うために利益は0.5回分で済む計算です。このようにリスクを抑えつつリターンを確保できている場合は、トレードの成功率が多少低くても収益を維持しやすくなります。

トレード戦略の評価
損益比率を継続的に記録することで、トレード戦略の有効性を検証できます。比率が低ければ、利確と損切りのバランスやエントリーポイントの見直しが必要です。

改善点の発見
損益比率が1.0未満の場合、損失の方が利益より大きいことを示します。この場合は、損切りルールや利確ルールを再検討し、利益幅を広げる戦略への変更が求められます。

リスク許容度の判断
高すぎる損益比率は、利確幅が大きい一方で損切りを渋る傾向を示唆する場合もあります。このような状況では含み損が膨らむリスクが高いため、リスク管理を強化する必要があります。

スイングトレードと高配当投資(単元未満株)

ポートフォリオの状況

  • 2024年12月27日時点のポートフォリオです。
  • 配当利回りも合わせて掲載しています。

売却益と配当金

  • 中長期で保有し、配当金の入金を目的とした運用を実施。
  • 利益が配当金を上回る場合かつ上昇率15%、または思うように利益が出なかった結果薄利り売却する場合もあり。
  • 2024年12月27日時点での年間配当金は88.305円、利回りは3.72%です。

3. 反省点

デイトレードでの反省点

  • 高値つかみが見られる場面もあり、売買ポイントを改めて改善していく必要があります。損切りはトレード全148件中8件と少数ではありましたが、より効率的な取引を目指すために改善を図ります。
  • トレードでは上値が重く、上昇しては叩き落される展開が続きました。これに業を煮やして売却すると、その後に厚い板を突き抜け上昇する場面も頻繁に見受けられました。需給関係をしっかりと見極めながら持ち続ける忍耐も必要と考えます。
  • 直近の失敗談としてあげられるのはDeNAの売却です。当初DeNAはスマートフォンアプリ、通称ポケポケの好調さ、その後追加された拡張パックの後押しもあり、上昇すると判断しました。しかし、なかなか上昇することなく損切りを行いました。その後、売上約4倍、10月~12月の課金額850億円以上で業績大幅上昇見込みとの報道があり、翌日は株価急騰しました。当初の買い判断の根拠は正しかったものの、その後のニュース収集を怠ったことが反省点です。今後は周辺ニュースや業績動向のチェックを徹底し、判断精度を高める必要があります。

高配当投資での反省点

  • SBI証券では高配当投資を単元未満株で行っていますが、指値注文ができず成行注文のみのため、約定価格が思った金額とズレることもありました。その結果、期待した買値で約定できない場面があったものの、現在は含み損を抱える銘柄もある中で、ポートフォリオ全体では含み益を形成できています。また、配当金の入金も安定しているため、現在のスタイルを継続していく方針です。 今後の展望としては、業種の分散を図り、景気敏感株に偏った構成を見直し、ディフェンシブ銘柄を増やしてリスクヘッジを強化していきます。また、日銀の利上げに備え、利上げの恩恵を受けやすい業種やリスクが高まる業種についてもしっかりとリサーチし、ポートフォリオ強化を目指します。

4. まとめと今後の方針

来年に向けた改善策

反省を活かし、以下の方針で運用を行います。

  • 今年と同様のトレードスタイルを継続。
  • エントリーとエグジットのタイミング改善。
  • 中長期投資については業績分析を強化し、配当利回り(概ね3.5%以上を目安とする)重視の運用を継続。

年間の振り返りを通して、今後の成長につなげていきます。

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