2025年3月21日のデイトレード結果と市況をまとめた本記事では、「FOMCの政策決定」や「米中関税問題」がどのように相場に影響を与えたかを詳しく分析しています。個別銘柄の収支やトレード根拠、反省点も掲載し、デイトレードの振り返りと今後の戦略立案に役立つ内容となっています。市況分析を交えつつ、FOMC後の世界経済の流れが日本市場にどう波及しているかを読み解きながら、ブログを通じて収支向上のヒントをお届けします。
2025年3月21日の市況|FOMCの決定と米中関税問題が市場に与える影響
主要指数(3月21日時点)
日経平均:37,677.06(-74.82)
TOPIX:2,804.16(+8.20)
NYダウ:41,953.32(-11.31)
ナスダック総合:17,691.63(-59.16)
S&P500:5,662.89(-12.40)
米国市場(3月20日)
前日の米国市場では、主要3指数がそろって小幅に下落しました。ダウ平均はわずか11ドル安、ナスダックは約59ポイントのマイナス。背景には、トランプ政権が発表した新たな関税措置や、ISM製造業景気指数の低下がありました。製造業の先行き懸念が投資家心理を冷やした形です。
日本市場(3月21日)
本日の東京市場もアメリカ市場の流れを受けて軟調に推移し、日経平均は前日比74.82円安で取引終了。一方、TOPIXは逆に8.20ポイント上昇するという、ややミックスな展開でした。後場にかけて日経平均が下げ幅を広げる中、米国動向が日本株の動きにも強く反映されたことを再認識させられる一日となりました。
2025年3月FOMCの決定とその影響
FOMCの決定内容
3月19日のFOMCでは、政策金利が4.25%〜4.50%で据え置かれました。同時に、QT(量的引き締め)の縮小ペースを4月から緩やかにする方針が示されました。さらに、2025年の経済成長率見通しを1.7%へ引き下げ、インフレ率見通しは2.7%に引き上げられました。これは、関税強化による成長鈍化とインフレ加速への懸念が反映されたものです。また、年内2回の利下げが予測されています。
米国市場への影響
この発表を受けて、FOMC当日の米国株式市場は堅調に推移しました。S&P500は1.1%上昇し、ダウは383ドル高。FRBの慎重なスタンスが投資家の安心感につながり、買いが広がった結果とみられます。
日本経済への影響
日本市場は祝日で休場だったため直接的な反応は見られませんでしたが、アジア市場は軒並み上昇。米国の政策安定が世界経済への好材料と受け止められました。ただし、成長率引き下げの影響は日本の輸出産業には逆風となる可能性もあるため、注意が必要です。
量的引き締め(QT)とは?
QTとは、中央銀行が保有資産を減らすことで市場の資金量を減らし、景気過熱を抑える政策です。保有している国債やMBS(住宅ローン担保証券)の償還分を再投資せず、市場から資金を吸収する仕組みです。
QTによる市場への主な影響は以下の通りです。
- 市場の流動性減少:資金供給が減ることで、企業や個人の資金調達が難しくなります。
- 金利上昇:資金が引き上げられると、資金を借りるコストが上昇。
- 株価への下押し圧力:借入コスト増により企業利益が圧迫され、株価にネガティブ影響。
- 為替への影響:金利上昇はドル高を招き、円安が進行する傾向。
- 経済成長鈍化:消費や投資が抑制されることで景気減速の可能性。
FOMCはQTのペースを緩めることで、市場の過度な混乱を避けつつ流動性の確保を図っています。
QTと日本経済への波及
QTの進行は、日本にも以下のような影響を及ぼします。
- 資本流出:米国の金利が上昇すれば、日本から米国資産への資金移動が起こりやすくなります。
- 為替変動:ドル高・円安が進行すれば、輸出企業には追い風ですが、輸入物価の上昇によるインフレ圧力が懸念されます。
- 企業収益の影響:世界的な引き締めは輸出需要の低下を招き、企業収益の鈍化につながるリスクもあります。
一方で、日銀の植田総裁は国内消費の持ち直しに前向きな見方を示し、今後の金融政策の引き締め方向も示唆しており、日本もグローバルな政策転換の波に乗る可能性があります。
デイトレード銘柄|三菱重工業とメルカリの取引結果
- 7011 三菱重工業
- 株 価 2,870.5→2,875.5
- 約定時間 09:50:39→09:53:11
- 収 支 +500円
- 根 拠 寄付きから安く始まり、その後は右肩上がりのチャートを形成。上昇トレンドの初動を確認してエントリー。
- 4385 メルカリ
- 株 価 2,594.5→2,602.0
- 約定時間 10:40:55→10:41:40
- 収 支 +750円
- 根 拠 売買代金ランキング上位から選定。日足チャートで上昇トレンドを確認し、タイミングよくエントリー。

反省点|利益確定のタイミングとホールド判断
三菱重工業ではエントリーのタイミングは良好でしたが、利益確定がやや早すぎた可能性があります。もう少し粘れば、利益幅の拡大も狙えたかもしれません。メルカリに関してはトレンド把握とエントリー自体は問題なかったものの、わずか1分未満での決済はやや慎重さに欠け、結果としてその後の上昇を取り逃しました。今後はチャートの伸びしろを観察しながら、利益確定の最適なタイミングを探っていきたいです。
2025年3月第4週の実現損益
2025年の3月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(3月17日~3月21日):+2,350円
3月の累計収支(3月1日~3月21日):+8,350円
SBI証券
スイングの合計収支(3月17日~3月21日):0円
3月の累計収支(同期間):+2,960円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+11,310円
▶ 3月第3週 | 3月第2週
2025年の各月の収支報告
楽天証券での累計収支(1月~2月):-34,740円
SBI証券での累計収支(同期間):+2,074円
配当・分配金(楽天+SBI):+38,115円
トータル収支:+5,449円
▶ 2月の収支報告 | 1月の収支報告 | 2024年の収支報告