米国の関税政策が再び市場を揺るがし、投資家心理にも大きな影響を与えた2025年3月7日。この記事では、米国市場と日本市場の市況分析に加えて、デイトレードの実践収支や注目銘柄の動向をまとめています。収支やトレードの振り返りを通じて、今後の戦略構築のヒントを探っていきましょう。
2025年3月7日の市況|米国関税政策の影響で世界市場が揺れる
米国市場(3月6日)
昨夜の米国市場は、トランプ大統領による関税政策の変更により大きく値を下げました。具体的には、メキシコとカナダからの輸入品に対する関税が一時停止された一方、中国からの輸入品には20%の追加関税が課されるとの発表がありました。
この政策の発表を受けて、ダウ平均株価は427.51ドル(0.99%)安の42,579.08ドルまで下落。ナスダック総合指数も483.48ポイント(2.61%)の大幅下落で、18,069.26ポイントまで値を下げました。
相次ぐ政策変更が投資家の不安をあおり、特に企業の収益予測やグローバルなサプライチェーンへの影響が懸念されています。市場のボラティリティ(価格変動の大きさ)が高まっており、投資判断がより難しい局面に差し掛かってきています。
日本市場(3月7日)
日本市場も米国市場の下落の影響を色濃く受け、日経平均株価は36,887.17円(前日比817.76円安)と、大幅な下落で引けました。下落率は2.17%となり、投資家のリスク回避姿勢が鮮明です。
為替相場では円高が進行し、これが輸出関連企業にとって逆風となりました。特に自動車や電機メーカーなど外需依存度の高い業種が売られ、株価を大きく下げています。一方で、内需関連株や一部のサービス業は比較的底堅く推移しており、市場の中でも明暗が分かれました。
市場全体の不透明感が強まるなか、投資家には外部要因に敏感に反応する姿勢が求められています。
デイトレード銘柄|関税政策の影響を受けた銘柄の動向
楽天証券
- 3697 SHIFT
- 株価:1,177.5 → 1,179.0
- 収支:+150円
- 根拠:関税による混乱が収束したタイミングでリバウンド狙い。下値支持線も意識してエントリー。
- 7011 三菱重工業
- 株価:2,586.0 → 2,587.5
- 収支:+150円
- 根拠:防衛・インフラ関連として底堅い動きに注目。地合いの割に強さを感じて短期回転。

SBI証券
高配当投資を目的として、本日以下の銘柄を買い増ししています。
- 167A リョーサン菱洋
- 261A 日水コン
なお、売却した銘柄はありませんでした。
反省点|ボラティリティが高い相場における課題
本日のデイトレードは、全体として小幅な利益にとどまりました。市場全体に不安要素が多く、慎重なトレードが続いたことで利幅も限定的となりました。
今後は、市場のボラティリティを活かす戦略や、値動きの激しい局面でも冷静に利益を狙える手法の構築が課題です。また、マクロ経済の動向(関税政策・為替など)に対する感度を高め、トレードの精度を上げていく必要があります。
2025年3月第2週の実現損益
2025年の3月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(3月1日~3月7日):+2,150円
3月の累計収支(3月1日~3月7日):+2,150円
SBI証券
スイングの合計収支(3月1日~3月7日):0円
3月の累計収支(3月1日~3月7日):0円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+2,150円
2025年の各月の収支報告
楽天証券での累計収支(1月~2月):-34,740円
SBI証券での累計収支(同期間):+2,074円
配当・分配金(楽天+SBI):+38,115円
トータル収支:+5,449円
▶ 2月の収支報告 | 1月の収支報告 | 2024年の収支報告