2025年3月19日の株式市場は、米国の関税政策への警戒やFOMC前の様子見ムード、そして日銀の政策金利決定をめぐる思惑が交錯し、投資家心理を揺さぶりました。そんな中で行った三菱重工業のデイトレードは、慎重なエントリー判断の重要性を再認識させてくれる結果に。この記事では、その日の市場動向を振り返りつつ、トレード結果と収支、そして今後に活かすべき反省点について、わかりやすくまとめました。
2025年3月19日の市況|米国市場の影響と日銀政策の行方
2025年3月19日、世界の株式市場は複数の要因により方向感を失いました。中でも注目されたのが、米国市場の調整と日銀政策の影響下にある日本市場の動きです。
米国市場の動向(3月18日)
3月18日の米国株式市場では、ここ数日の上昇に一服感が出て、主要3指数が揃って下落しました。背景には、トランプ大統領による新たな関税政策への懸念があり、投資家心理がやや冷え込んだ模様です。また、翌日に予定されていた**FOMC(米連邦公開市場委員会)**の政策決定を前に、積極的な買いが手控えられたことも影響しました。
特に、大型ハイテク株への売りが目立ち、「マグニフィセント・セブン」と呼ばれる主要テック銘柄群が軒並み下落。中には昨年9月以来の安値を更新する銘柄もあり、市場全体のムードは一気にリスクオフへと傾きました。
日本市場の動向(3月19日)
国内では、日本銀行が金融政策決定会合を開き、政策金利を0.5%程度で維持することを全会一致で決定しました。市場では一部に「利上げもあるか?」という観測もあったため、結果としての据え置きはある種の安心材料となりましたが、それでも株価にはプラス材料とはならず。
日経平均は、後場にかけてジリジリと下げ幅を拡大し、最終的には**37,751.88円(前日比 -93.54円)**で取引を終えました。これは、米国市場の下落や世界的な経済不透明感が日本市場にも波及した結果と見られています。
デイトレード銘柄|三菱重工業の取引結果と反省点
- 7011 三菱重工業
- 株 価 2,862.5 → 2,866.0
- 約定時間 10:15:21 → 10:16:08
- 収 支 +400円
- 根 拠 売買代金ランキングから注目銘柄として選定。ただし、トレード後にチャートをよく確認したところ、下落トレンドの最中にエントリーしていたことが判明。エントリー判断に改善の余地あり。

反省点|下落トレンドへの逆張りは危険!
今回のデイトレードでは、三菱重工業を売買代金ランキングから選んだまではよかったものの、エントリーのタイミングが不適切でした。後からチャートを確認すると、完全に下落トレンドの真っ只中。このような場面での買いエントリーは、リスクが高く、今後の収支にも大きく響きます。
今後は以下を徹底します。
- エントリー前にチャートの形状やトレンドを確認
- 板情報を精査し、エントリーの根拠を強化
- 経済指標発表や政策金利決定の直前後はポジションを抑える
- 柔軟に市場動向へ対応し、感情に流されない取引を心がける
特に、政策金利や主要経済指標の発表時は市場が乱高下することが多いため、無理にエントリーせず、様子見も戦略のひとつだと意識するようにしたいですね。