6月5日の日本市場は、なぜここまで大きく下落したのか。前日の米国市場ではNYダウが最高値を更新した一方、半導体やAI関連が売られ、NASDAQは小幅安で引けました。このセクターローテーションの動きに加え、金利や原油価格の落ち着き、中東情勢への警戒感など、外部環境が複雑に絡み合い、日本市場にも影響が波及しました。
当日は、米国で半導体関連が調整した流れをそのまま引き継ぐ形で、日本の値がさ半導体株に売りが集中。アジア市場の弱さも重なり、日経平均は一時1600円超の下落となりました。とはいえ、金融株やバリュー株には買いが入り、指数の下げ幅とは裏腹に個別銘柄の動きは分散していました。
この記事では、米国市場から日本市場への流れを整理しつつ、当日のデイトレ銘柄の選定理由や約定時間、値幅を具体的に紹介します。また、別口座で行っているスイング(高配当投資)の売買状況、その日のトレードの振り返りもまとめています。相場の背景を理解しながら、自分の投資判断を少しずつアップデートしていきたい読者に向けた内容です。
2026年6月5日の市況|AI・半導体の調整が主導した日本株の大幅安
主要指数(6月5日時点)
日経平均:66,588.12(-882.57)
TOPIX:3,949.09(-2.76)
NYダウ:51,561.93(+874.86)
NASDAQ:26,830.96(-23.02)
S&P500:7,584.31(+30.63)
米国市場(6月4日)
4日の米国株式市場は、主要3指数がまちまちの動きとなりながらも、NYダウが大幅に上昇し、過去最高値を更新しました。NYダウは51,561.93ドルで取引を終え、前日比874.86ドル高と力強い値動きとなりました。S&P500も7,584.31と堅調に推移し、高値圏を維持しています。一方で、NASDAQは26,830.96と小幅に下落し、テクノロジー株の調整が指数の重しとなりました。
この日の米国市場では、指数の動き以上に、銘柄の入れ替わりが意識される展開でした。NYダウの上昇をけん引したのは、ヘルスケアや金融、消費関連など、テクノロジー以外の銘柄群です。ユナイテッドヘルスが5%超の上昇となったほか、JPモルガン・チェースやウォルマートも買われ、ダウ平均を押し上げました。
一方で、NASDAQは半導体やAI関連の調整が続き、上値の重い展開に。特にブロードコムは決算で増収を示したものの、市場予想に届かなかったとされ、株価が10%超下落。これが半導体セクター全体の売りにつながり、関連ETFや個別銘柄にも波及しました。
セクター別では、テクノロジーが軟調だった一方、ヘルスケアや金融が相対的に強い動きとなりました。ヘルスケアは3%前後の上昇が報じられ、ディフェンシブ性の高さが意識された格好です。金融株も金利動向をにらんだ買い戻しが入り、堅調さを見せました。
マクロ環境では、原油価格が約3%下落し、エネルギーコスト上昇への懸念が和らいだことが市場心理を支えました。また、米国債利回りも低下し、前日までの金利上昇圧力が一服したことで、株式市場全体の重しが軽減されたと伝えられています。
中東情勢や金利動向への警戒感は残るものの、セクター間の資金移動が進んだことで、市場全体としては落ち着いた値動きとなりました。
日本市場(6月5日)
5日の日本株市場は、日経平均が66,588.12円と前日比882.57円安となり、大幅に下落して取引を終えました。TOPIXも3,949.09と小幅安で引け、前日までの上昇基調にひと息入る展開となりました。
この日の日本市場では、前日の米国市場で半導体関連株が売られた流れが強く意識されました。米国の主要指数はまちまちだったものの、半導体関連の代表的な指数が下落したことで、日本でも寄り付きから値がさ半導体株に売りが先行。さらに、韓国や台湾などアジアの半導体関連市場が下げ幅を広げると、日本の投資家心理にも波及し、日経平均は一時1600円超の下落となる場面もありました。
ただし、終盤にかけては押し目買いも入り、安値からはやや戻して取引を終えています。
日経平均とTOPIXの動きでは、日経平均が値がさ半導体株の影響を強く受けた一方、TOPIXはバリュー株や金融株の寄与が大きく、下げ幅が限定的でした。東証プライムの売買代金は概算で9兆8535億円と活況が続き、値上がり銘柄数は1196銘柄と、指数の下落とは裏腹に個別株の動きは比較的しっかりしていました。
セクター別では、非鉄、電気機器、化学などが下落した一方、海運、その他製品、保険などが上昇。特に電気機器は半導体・電子部品株の調整が響きましたが、金融株は金利動向を背景に買いが続き、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループが史上最高値を更新しました。
また、原発関連では「原発建て替え、40年代までに最大5基」との報道を受け、三菱重工業や日本製鋼所が買われました。不動産関連では、フジ・メディア・ホールディングスが子会社売却に絡む報道を背景に上昇し、資産価値の見直しが意識されました。
個別銘柄では、東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングスなどの値がさ半導体株が軟調で、日経平均の下押し要因に。電子部品株にも手仕舞い売りが入り、ラサ工業、イビデン、SUMCOなど半導体部材株も下落が目立ちました。
一方で、バリュー株や金融株、原発関連など、半導体以外のテーマには資金が向かい、個別銘柄の騰落は分散した印象です。
新興株市場では東証グロース250指数が6日ぶりに大幅反発し、直近で売られていた銘柄に買い戻しが入りました。主力株が調整するなかでも成長期待銘柄への関心が保たれています。
トレード銘柄|短期の値動きを丁寧に拾った一日
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 6758 ソニーグループ
株 価: 3,589.0円 → 3,602.0円
約定時間: 09:31:36 → 09:39:45
収 支: +1,300円
狙 い: 売買代金が多く、短期的な値動きが出やすい状況だったため、流動性を重視して選定した。 - 6762 TDK
株 価: 3,951.0円 → 3,958.0円
約定時間: 09:45:00 → 09:46:04
収 支: +700円
狙 い: 売買代金ランキング上位で、板の厚みと値動きの素直さが確認できたため、短期の値幅を狙いやすいと判断した。 - 4568 第一三共
株 価: 2,465.0円 → 2,467.5円
約定時間: 09:51:24 → 10:08:14
収 支: +250円
狙 い: 目標株価は引き下げられたものの、アナリスト評価が「買い」や「強気」を維持しており、需給が良好と判断した。 - 3687 フィックスターズ
株 価: 3,290.0円 → 3,305.0円
約定時間: 10:16:14 → 10:16:43
収 支: +1,500円
狙 い: エンジニア数予想の引き上げやSolution事業の単価上昇、AI活用による生産性向上など、業績上方修正が材料視されており、買いが入りやすいと判断した。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,280.0
数 量: +1口
合 計: 240口
NISA口座
- 9432 NTT
株 価: 147.4円
数 量: +200株
合 計: 3,400株

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 3861 王子ホールディングス
株 価: 770.5円
数 量: +5株
合 計: 155株 - 8904 AVANTIA
株 価: 818.0円
数 量: +5株
合 計: 125株 - 9757 船井総研ホールディングス
株 価: 1,050.0円
数 量: +5株
合 計: 60株
売却銘柄
- なし
5月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|損切りゼロで終えた一週間、早めの利確が奏功
本日は日経平均が大きく下落したものの、その要因の多くはAI・半導体関連の調整でした。その中で、上昇している銘柄を丁寧に拾いながらデイトレードを実施。第一三共では決済まで時間を要したものの、選定した銘柄はいずれもスムーズにトレードできました。
今週は損切りを一度も行わずに終えることができ、早めの利確によって資金をリスクにさらす時間を短くできたことが大きかったと感じています。
2026年6月第1週の実現損益
2026年の6月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(6月1日~6月5日):+44,011円
6月の合計収支:+44,011円
SBI証券
スイングの合計収支(6月1日~6月5日):+200円
6月の合計収支:+200円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+44,211円
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