広告 月次報告 株式投資

【月次報告】指数乖離と原油高が動かした4月相場|2026年4月の収支まとめ

兼業投資家の2026年4月収支報告をまとめたアイキャッチ画像。月間の投資成績と資産推移を振り返る内容。

兼業投資家の4月収支を総まとめ。勝因と改善点を整理した月間レポート。

4月30日の日本市場は、なぜここまで大きく調整したのか。前日の米国市場が原油高と金融政策への警戒で重く、続く日本市場もその流れを引き継ぐ形で下落が広がりました。WTI原油は107ドル台まで急伸し、米長期金利も2.5%台へ上昇。インフレ再燃への懸念が強まり、景気敏感株やグロース株が売られやすい環境が整っていました。

こうした外部環境の変化は、日本市場にもそのまま波及しました。原油高は企業のコスト増や景気への影響が意識され、金利上昇は高PER銘柄の重しに。さらに中東情勢の不透明感が加わり、投資家心理は慎重姿勢へ傾きました。加えて、ゴールデンウイーク前というタイミングも重なり、持ち高調整の売りが出やすい地合いとなったことが、下落幅を広げた背景にあります。

この記事では、前日の米国市場の動きから当日の日本市場の展開までを整理し、相場がどのような連鎖で動いたのかをわかりやすくまとめています。さらに、デイトレ銘柄の選定理由や値幅、スイング口座での売買状況、その日のトレードの振り返りまで、実際の投資判断に役立つ視点を丁寧に記録しています。

また、月末ということもあり、4月全体の振り返りにも触れています。半導体主導の上昇とTOPIXの伸び悩みといった指数の乖離、ポートフォリオの調整、配当利回りの変化など、月次で見た相場の特徴や運用の手応えを整理し、来月に向けた視点を持てる内容になっています。

相場の流れを理解しながら、自分の投資判断をアップデートしていきたい読者に向けて、日々の市況とトレードの背景を一緒に深掘りしていく構成です。

2026年4月30日の市況|原油高と金利動向が相場全体に影響した一日

主要指数(4月30日時点)

日経平均:59,284.92(-632.54)
TOPIX:3,727.21(-44.98)
NYダウ:48,861.81(-280.12)
NASDAQ:24,673.24(-9.44)
S&P500:7,135.95(-2.85)

米国市場(4月29日)

29日の米国市場は、原油価格の急伸と金融政策への慎重姿勢が意識され、全体として重さの残る展開になりました。NYダウは48,861.81ドルと280.12ドル安となり、5営業日続けての下落となりました。S&P500は7,135.95で小幅安、NASDAQは24,673.24とわずかにプラス圏を維持し、主要3指数はまちまちの動きとなりました。

NYダウは景気敏感株を中心に売りが優勢となり、原油高によるコスト増懸念が重しとなりました。一方でNASDAQは、引け後に予定されていたAlphabet、Amazon、Meta、Microsoftといった大型テック企業の決算を控え、AI関連投資の収益化に対する期待が下支えとなりました。

セクター別では、原油高を背景にエネルギー関連が相対的に堅調だった一方、金利高止まり懸念が意識されるディフェンシブや消費関連には重さが見られました。AI半導体関連は、直近の上昇の反動や期待先行への警戒感から、個別で値動きが荒くなる場面もありました。

市場心理を大きく動かしたのは、原油価格の急伸とFRBの金融政策です。WTI先物は1バレル107.16ドル、ブレントは118.80ドルまで上昇し、供給不安が意識されました。背景にはイラン情勢の緊迫化や米国による港湾封鎖観測などがあり、地政学リスクが価格を押し上げました。

FRBは政策金利を3.5〜3.75%に据え置きましたが、8対4という反対票の多さが注目されました。パウエル議長は原油高がインフレを押し上げる可能性に触れ、市場では利下げに慎重な姿勢が続くとの見方が広がりました。議長交代を控えていることもあり、今後の政策運営への関心が高まっています。

金利が高止まりする環境では、将来キャッシュフローが意識されやすいグロース株、とくにAI関連の大型テック株には逆風となり得ます。一方で金融セクターなどには一定の追い風も残り、原油高と金利据え置きという組み合わせがセクター間の明暗を分ける形となりました。

さらに、5月1日付でUAEがOPECおよびOPEC+から脱退することを表明したニュースも注目されました。UAEはOPEC内で大きな生産規模を持つ国であり、脱退は原油市場の構造に影響を与える可能性があります。短期的にはイラン情勢の緊迫化による供給不安が価格を主導しており、UAEの決定自体の影響は限定的とみられています。しかし中長期では、OPECの結束低下や価格調整力の弱まりにつながる可能性があり、原油価格の変動幅が大きくなるとの見方もあります。

米国市場全体のまとめ

  1. NYダウは48,861.81ドルと280.12ドル安、S&P500は7,135.95、NASDAQは24,673.24と、主要3指数はまちまちの動き。
  2. 原油価格はWTI107.16ドル、ブレント118.80ドルまで上昇し、インフレ懸念が強まった。
  3. FRBは金利据え置きも、反対票の多さや原油高への警戒から利下げ期待が後退した。
  4. 大型テック決算を控え、AI関連への期待と警戒が交錯し、NASDAQは底堅さを維持した。
  5. UAEのOPEC脱退は短期的影響は限定的だが、中長期では原油市場の変動拡大要因となる可能性がある。

日本市場(4月30日)

30日の日本市場は、リスク回避姿勢が強まり、主要指数がそろって下落しました。日経平均は5万9484円71銭で始まり、取引時間中に5万8928円20銭まで下押し。終値は5万9284円92銭と632円54銭安となり、続落となりました。27日に付けた年初来高値6万903円95銭からの調整が進んだ形です。

TOPIXも3727.21ポイントと44.98ポイント安となり、こちらも続落。東証プライム市場では値下がり銘柄が全体の7割超を占め、市場全体として売りが優勢でした。

背景には、中東情勢の不透明感とNY原油先物が110ドル台に乗せたことがあり、インフレ懸念が意識されました。さらに米長期金利が約29年ぶりに2.5%台に上昇したことも重しとなり、グロース株や高PER銘柄を中心に利益確定売りが広がりました。

セクター別では、石油石炭、食料品、金属製品など一部の資源・ディフェンシブが上昇した一方、陸運、電気ガス、建設、銀行など多くの業種が下落。原油高が輸送コストや景気に影響するとの見方が広がり、セクター間の明暗が分かれました。

個別では、TDK、イビデン、ファーストリテイリング、キオクシアホールディングスなどは決算期待から買いが入りましたが、アドバンテスト、東京エレクトロン、フジクラ、ソフトバンクグループなど半導体・ハイテク関連には利益確定売りが出て、指数の押し下げ要因となりました。

また、日本市場はゴールデンウイークの5連休を控えており、休場中の海外リスクを警戒したポジション調整も見られました。4月の上昇ピッチが速かったこともあり、過熱感を冷ます調整として受け止める向きもありますが、原油や金利の動き次第ではボラティリティの高い相場が続く可能性も意識されています。

日本市場全体のまとめ

  1. 日経平均は5万9284円92銭と632円54銭安、TOPIXも44.98ポイント安で続落。
  2. 中東情勢の不透明感と原油高がリスク回避姿勢を強めた。
  3. 米長期金利の2.5%台乗せがグロース株の重しとなり、半導体関連に利益確定売りが広がった。
  4. 資源関連や一部ディフェンシブは堅調だったが、東証プライムでは7割超が下落。
  5. ゴールデンウイーク前の持ち高調整も重なり、4月の急上昇に対する一服感が強まった。

トレード銘柄|本日は買い増し中心の運用に

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

本日、楽天証券での取引はありませんでした。

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 141A トライアルホールディングス
    株  価: 3,875.0円
    数  量: +1株
    合  計: 12株
  • 7013 IHI
    株  価: 2,849.5円
    数  量: +2株
    合  計: 12株
  • 8136 サンリオ
    株  価: 930.0円
    数  量: +4株
    合  計: 118株

売却銘柄

  • なし

3月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|相場環境を踏まえ、無理なエントリーを避けた一日

火曜日から米国市場が下落し、翌日の日本市場は昭和の日で休場。昨夜の米国市場も続落しており、日経先物も大きく下げていました。そのため、相場が開いた段階で下落スタートは想定しており、デイトレは行わず、単元未満株の買い増し銘柄の選定に時間を使いました。
ポートフォリオ全体が下落する中、最近下げ幅の大きい銘柄を中心に買い増しを実施。サンリオは本日大きく下落しており、28日のOLC決算を受け、IP関連銘柄としてインフレ懸念や地政学リスクから連想売りされた可能性があると考えています。

2026年4月のまとめ

楽天証券

地政学リスクが残る中でも、停戦交渉などの報道もあり、指数全体の大幅な下落は避けられました。日経平均は6万円台を突破する場面もありましたが、その上昇の多くは半導体関連が牽引したもので、TOPIXは2月末の3,900ポイント付近に戻れず、3,700ポイント台で上値が重い展開が続きました。

デイトレでは売買代金ランキングを中心に銘柄を選定し、効率よく利幅を取れた印象です。

一方、積み立てている2865 GXNDXカバコはNASDAQの上昇に伴い株価が上がり、買い増しのタイミングを逃す日が多くなりました。NASDAQは3月末から右肩上がりで推移しており、日本市場との乖離が目立つ状況です。

NISA口座ではソニーフィナンシャルグループを買い増ししていますが、金銭詐欺の報道を受け株価が下落。現在は含み損となっており、決算発表を待ちながら状況を見守っています。

SBI証券

SBI証券のポートフォリオは、半導体関連の保有比率が低いこともあり、日経平均の上昇の恩恵を受けにくい状況でした。原油価格の高止まりも影響し、時間とともにじわじわと重さが出ている印象です。

買い増しは下落率の大きい銘柄を中心に実施。AVANTIAは取得単価付近まで下落したため100株のうち50%を売却し、押し目を待って再度購入する方針としました。

今月はフジクラを新規購入し、半導体・AI関連の恩恵を受けやすいポートフォリオへ調整を進めました。

売買状況は以下の通りです。

クリックで売買状況の詳細を表示    
コード 銘柄名 売買数 売買理由
141A トライアルHD +8株 成長株としての購入
1852 淺沼組 +20株 高配当銘柄として購入
261A 日水コン +6株 下水道関連株としての購入
3861 王子HD +30株 高配当銘柄として購入
4204 積水化学工業 +4株 ペロブスカイト太陽電池の実証開始に伴い、将来性を見込んで購入
5803 フジクラ +2株 ポートフォリオのバランス調整の為購入
6501 日立製作所 +3株 テーマ株として購入
7013 IHI +7株 テーマ株として購入
7832 バンナムHD +1株 ポートフォリオのバランス調整の為購入
8136 サンリオ +28株 売られ過ぎではないかと推測
9513 Jパワー +2株 インフラ、ディフェンシブ銘柄として購入
9757 船井総研HD +10株 高配当銘柄として購入
1808 長谷工コーポレーション -5株 日銀が利上げを行った場合主たる事業であるマンション開発に影響が出ると考えた為。
5016 JX金属 -10株 目標株価に到達した為一部売却
8411 みずほフィナンシャルグループ -4株 ポートフォリオ内のバランス調整の為売却
8725 MS & AD -10株 傘下企業に関する報道を受け、一部売却
8904 AVANTIA -100株 取得単価に近くなったため、半分売却し押し目待ちので再購入の為

今月の売買により、年間配当金は193,770円(先月比+2,799円)、利回りは4.12%(先月比-0.02%)となりました。利回りがわずかに低下したのは、フジクラやサンリオなど利回りの低い銘柄を購入したためです。

クリックで配当金の詳細を表示
コード 銘柄名 金額
2163 アルトナー 1,674円

2026年4月第5週の実現損益

2026年の4月の収支報告
楽天証券
デイトレの合計収支(4月27日~4月30日):0円
4月の合計収支:+25,150円

SBI証券
スイングの合計収支(4月27日~4月30日):0円
4月の合計収支:+53,534円

配当・分配金(楽天+SBI):+1,674円

トータル収支:+80,358円

4月第4週 | 4月第3週 | 4月第2週 | 4月第1週

3月の収支報告 |  2月の収支報告 |  1月の収支報告 |  2025年の収支報告

兼業投資家が小金持ちを目指すブログ - にほんブログ村

-月次報告, 株式投資
-, , , , , , ,