2月27日の日本市場は、日経平均とTOPIXがともに高値圏で推移し、史上最高値を更新する展開となりました。一方、前日の米国市場ではテクノロジー株を中心に調整が入り、指数ごとに異なる動きが見られました。本記事では、米国市場と日本市場の動向を整理するとともに、当日のトレード内容やポートフォリオの状況を振り返りながら、相場環境を総合的に確認していきます。
2026年2月27日の市況|日本株は上昇、米国株はハイテク中心に下落
主要指数(2月27日時点)
日経平均:58,850.27(+93.88)
TOPIX:3,938.68(+58.34)
NYダウ:49,499.20(+17.05)
NASDAQ:22,878.38(-273.69)
S&P500:6,908.86(-37.27)
米国市場(2月26日)
26日の米国市場は、終値ベースで確認すると主要3指数が同じ方向に動いたわけではなく、テクノロジー株を中心とした個別材料が市場全体の雰囲気を左右する一日となりました。ニューヨーク市場では、NYダウが49,499.20ドルと前日比17.05ドル高で3日続伸となり、比較的堅調な推移を見せました。一方で、ハイテク株の比率が高いNASDAQは22,878.38で273.69ポイント安と大きく下落し、S&P500も6,908.86で37.27ポイントの下落となっています。
とくに目立ったのは、テクノロジー関連株の動きが指数全体に与えた影響です。この日は、前日引け後に好決算を発表したNVIDIAの株価が市場の期待に反して5%を超える下落となり、これがNASDAQやS&P500の重しとなりました。AI関連銘柄への強気な見方が一服したとの受け止めが広がり、半導体株やITセクター全体に売りが波及した形です。
セクター別に見ると、金融株や一部の景気敏感株は比較的堅調でした。アメリカン・エキスプレスやゴールドマン・サックスといった大型金融株が上昇したことで、NYダウは終盤までプラス圏を維持しました。一方で、情報技術や半導体関連は弱含みとなり、AI関連の恩恵を受けやすい銘柄群では調整が目立ちました。
また、債券利回りの低下やドル円相場の底堅さといったマクロ環境の変化も、市場のリスク選好に影響を与えたとみられます。株価騰落状況を見ても、全体では値上がり銘柄数が値下がりを上回る場面があった一方で、NASDAQ市場では下落銘柄が優勢となる時間帯もありました。指数だけを見ると分かりにくいものの、個別銘柄やセクターごとの差が大きい一日だったといえます。
日本市場(2月27日)
27日の日本市場では、日経平均株価が前日比96円88銭高の58,850円27銭と4日続伸し、終値として史上最高値を更新しました。連日にわたって記録的な水準をつけており、上昇基調が継続していることが確認できます。TOPIXも前日比+58.34ポイント高の3,938.68ポイントと高値を更新し、市場全体として底堅い推移となりました。
値動きの過程を見ると、寄り付きから前場にかけては売りが優勢となり、日経平均は一時600円を超える下落を見せる場面がありました。直近の上昇に対する利益確定売りや、過熱感への警戒が意識されたことが背景とみられます。しかし後場に入ると次第に買い戻しが入り、下げ幅を縮小したうえで、最終的にはプラス圏で取引を終えました。TOPIXについては取引時間中に史上最高値を更新する場面もあり、市場の強さを示す動きとなっています。
この日は、指数への寄与度が大きい半導体関連株が売られやすい展開となった一方で、内需株や金融株への物色が進みました。前日までの米国市場の堅調な動きや、金利見通しが比較的落ち着いていたことが、投資家心理を支えたと考えられます。
日本株が史上最高値圏で推移している背景には、世界的な株高の流れや、米国株の堅調さが影響しています。ただし、この日は海外でのAI・テック株の軟調な動きを受け、国内の半導体関連株にも売りが波及しました。短期的には、リスク資産に対する利益確定の動きが出やすい局面であったといえます。
為替市場では、ドル円相場が155円台後半の円安水準で推移しており、輸出関連企業にとっては業績面で追い風となる環境が続いています。円安はこれまで日本株を押し上げる主要因のひとつであり、輸出セクターへの投資意欲を支える材料として意識されやすい状況です。
さらに、日銀の金融政策を巡っては、利上げ観測や出口戦略に関する思惑が市場参加者の間で意識されており、これが金利や株価に影響を及ぼす可能性があります。前日の米国市場でハイテク株が調整したことも、日本市場の一部銘柄には影響を与えたとの見方があります。
中長期的には、外国人投資家による日本株への関心の高まりや、国内政策への期待感が株高を支えています。今後についても、企業収益の改善やインフラ関連の投資テーマなどが注目される可能性がありますが、半導体やAI関連株の値動きが敏感になっている点には引き続き注意が必要です。
トレード銘柄|短期売買と積み立てを併用した実践記録
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 7532 パンパシフィックHD
株 価: 1,036.5 → 1,040.0
約定時間: 09:10:05 → 09:12:59
収 支: +350円
狙 い: 売買代金ランキングを確認し、短期的な値動きが見込める銘柄として選定。 - 3856 Abalance
株 価: 591.0 → 593.0
約定時間: 09:37:26 → 09:37:51
収 支: +200円
狙 い: 値動きの活発さを重視し、売買代金上位銘柄の中から短期売買向きと判断。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,211.0
数 量: +2口
合 計: 194口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 4204 積水化学工業 +1(合計14株)
- 5108 ブリヂストン +1(合計9株)
売却銘柄
- なし
1月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|半導体調整局面でも冷静に対応できた一日
本日は日経平均が下落して始まり、前日のNVIDIA株の下落の影響もあり、下げの中心はアドバンテストなどの半導体関連銘柄でした。他のセクターへの影響は限定的だった印象です。その中でトレードした2銘柄については、エントリーポイントとイグジットポイントが比較的適切で、落ち着いて取引できました。
SBI証券では、前日に購入したJX金属が想定とは異なり下落しましたが、全体としては多くの銘柄が上昇しました。その中で買い増しを行ったのは積水化学工業とブリヂストンです。また、ポートフォリオの中で特に目立ったのはカプコンの上昇でした。本日発売のBIOHAZARD Requiemが各種レビューで高評価を得ており、今後の決算への好影響にも期待しています。
2026年2月のまとめ
楽天証券
2月は、いわゆる高市トレードの流れに乗る形で取引した銘柄もいくつかあり、相場テーマを意識した売買が中心となりました。なかでも、人工ダイヤモンド関連の思惑から上昇していた住石ホールディングスやマイポックスの動きが印象に残っています。
マイポックスについては、一時的に含み損を抱える場面もありましたが、その後の値動きでストップ高となり、結果的には良い形で利益を確定することができました。
全体としては、1回あたりの利益幅は大きくないものの、無理に値幅を狙わず、細かく積み重ねる取引を意識した月となりました。大きな失敗を避けつつ、相場の流れに合わせて売買できた点は、今後につながる経験になったと感じています。

SBI証券
2月のSBI証券口座では、普段と比べてポートフォリオ内の調整が目立つ月となりました。なかでも、子会社による不正会計処理が明らかになったKDDIを全株売却した判断が大きな出来事です。売却後、株価は想定ほど下落せず、現在は問題が表面化する前の水準に近いところまで戻していますが、事実関係が完全に整理されていない状況で次の決算を迎えることへの不安もあり、当面は保有を見送る方針としました。精神面の負担を減らす意味でも、現時点では距離を置く判断としています。
そのほかの売却銘柄としては、TOYO TIREが19%の減益となったことを受け、同業種で増益となっているブリヂストンの保有を進めるため、ポートフォリオのバランス調整として一部売却しました。
また、IHIについても、中国によるデュアルユース関連の輸出規制報道を受け、今後の代替策が示されるまでの間は保有比率を引き下げる方針としています。
こうした売買の結果、年間配当金は160,383円(前月比+2,395円)となり、利回りは4.52%(前月比−0.02%)となりました。配当額は増加した一方で、利回りの低いテーマ株への投資も多く利回りはやや低下する形となっています。

2026年2月第4週の実現損益
2026年の2月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(2月24日~2月27日):+2,750円
2月の合計収支:+21,040円
SBI証券
スイングの合計収支(2月24日~2月27日):+12,540円
2月の合計収支:+45,460円
配当・分配金(楽天+SBI):+1,700円
トータル収支:+68,200円
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