6月10日のデイトレードは、米中貿易協議の進展が意識される中、売買代金ランキング上位の銘柄を中心に勝負をかけました。結果として全体の収支はプラスで着地。ブログではその根拠や判断の是非を振り返りつつ、今後のトレード精度向上に向けたヒントを探っていきます。デイトレードのリアルな一日を、実践的な視点でお届けします。
6月10日の市況|米中交渉が奏でるマーケット交響曲、日本も伴奏にのる
主要指数(6月10日時点)
日経平均:38,211.51(+122.94)
TOPIX:2,786.24(+0.83)
NYダウ:42,761.76(-1.11)
NASDAQ:19,591.23(+61.28)
S&P500:6,005.88(+5.52)
米国市場(2025年6月9日)
6月9日の米国市場は、米中貿易協議の進展期待が投資家心理を支え、主要3指数のうちS&P500とナスダックが上昇、ダウはほぼ横ばいで終了しました。S&P500は0.09%高の6,005.88で引け、月初から約2%の上昇と、堅調な流れを維持しています。
特にテック系銘柄に資金が集まりやすい環境となっており、慎重ながらもリスクオンの姿勢がうかがえる相場でした。市場全体が「大きな嵐の前の静けさ」ではなく、「静かに音量を上げるオーケストラ」のような雰囲気を帯びてきています。
日本市場(2025年6月10日)
東京市場は前日の米国市場の流れを引き継ぎ、特に半導体関連株を中心に前場から買い優勢の展開となりました。
上昇を後押しした材料は以下の通りです。
- 米中通商協議の進展期待:ロンドンでの閣僚級会合が続き、中国関連や半導体銘柄への買いが活発化。
- 円安基調の継続:日銀の植田総裁の発言を受けて円安圧力が強まり、一時は1ドル=145円台前半に。
- 日米・米中交渉のポジティブな流れ:赤沢再生相の訪米もあり、輸出関連株への期待感が継続。
デイトレード銘柄|売買代金ランキング銘柄に注目した一日
楽天証券
- 3905 データセクション
- 株 価 2,462.0 → 2,482.0
- 約定時間 09:20:59 → 09:22:16
- 収 支 +2,000円
- 根 拠 前日にストップ高を記録し、当日も売買代金ランキングにランクイン。出来高も十分あり、短期的な反発を狙ってイン。狙い通りにプチ上昇で利確成功。
- 6526 ソシオネクスト
- 株 価 2,348.5 → 2,349.5
- 約定時間 12:54:47 → 12:55:25
- 収 支 +100円
- 根 拠 ランキングから注目していた銘柄。とはいえ、チャート形状とタイミングの精査が甘く、エントリー後すぐに反発力の弱さを察知して撤退。少額ながらプラスで終えたのが救い。
- 2432 DeNA
- 株 価 2,715.5 → 2,717.5
- 約定時間 13:07:53 → 13:29:31
- 収 支 +200円
- 根 拠 こちらも売買代金ランキング上位で注目。材料はなかったが、2,712円あたりで下げ止まった動きに着目してイン。大きな動きはなく早めに利確したが、翌日以降の反発にも期待したいチャート。

SBI証券
6月10日の買い増し銘柄
・5406 神戸製鋼所 +1株(合計87株)
・7272 ヤマハ発動機 +1株(合計87株)
売却銘柄
・なし
どちらも高配当戦略に基づく買い増し。ブログで繰り返し述べているように、取得単価を抑えることで、将来の利回りをじわじわ向上させていく作戦です。派手さはないけど、じんわり効く…まるで漢方のような戦略です。
反省点|売買判断の精度とタイミングに課題あり
今回のトレードでは、全体としてプラス収支を確保できたものの、改善すべきポイントも見えてきました。
- ソシオネクストのエントリーはタイミングミス:注目銘柄だったが、チャートの読みが浅く、もう一歩深い確認が必要だった。
- DeNAはエントリーポイント◎でも利確が早すぎた?:底堅さを感じてエントリーした判断は良かったが、もう少し保有を引っ張れていれば、上昇の波をもう一段乗れたかも。
- トータルでは勝ちだが、精度に磨きをかけたい:今後は売買のタイミングと根拠の一致度をもっと高め、より安定的なデイトレード収支を狙いたい。