このブログは元介護福祉士が投資家として日々デイトレードや高配当株投資を行いながら小金持ちを目指すブログです。

広告 株式投資 用語解説

KAIZENPLATFORMの持ち越し判断と過熱感の懸念

2022年9月12日

用語解説,過熱感,トレード戦略

今日の市況

米国金利の利上げ観測が続く中、NYダウは32,151.71ドルで終えました。週末にもかかわらず堅調な動きを見せましたが、日本市場は朝方の元気が続かず、終日ヨコヨコの展開。それでも、プラス域で引けています。

デイトレ銘柄

  • 4170 KAIZENPLATFORM(607)

朝の上昇トレンドを追ってエントリーしたものの、約定直後から株価は反転。ここ数日の上昇により過熱感が漂い、適正価格への調整が進んでいるのかもしれません。また、みんかぶの目標株価である527円を意識した値動きの可能性も。

600円台の攻防では599円に戻される場面が何度もあり、最終的には580円台まで下落しました。エントリー時に低めの指値を設定していたため損失は軽微でしたが、心理的にはやはり負担を感じました。

結果として、KAIZENPLATFORMは持ち越し銘柄となりました。本日のトレード結果はプラマイゼロです。

今日の結果は0円です。

過熱感とは

株式市場における「過熱感」とは、株価が短期間で急激に上昇し、投資家の期待が過剰になっている状態を指します。このような状況では、株価が実際の企業の業績や経済のファンダメンタルズに比べて過大評価されている可能性があり、調整や暴落のリスクが高まります。過熱感が生じる原因としては、以下のような要因が考えられます。

1. 過剰な投資家の楽観主義

株式市場の参加者が未来の成長を過大に予想し、株式を買い進めることによって、株価が急上昇します。こうした楽観的な見通しは、経済の実態と乖離することがあります。

2. 投機的な取引の増加

株式が短期的な利益を求める投資家やトレーダーによって取引されることが多くなると、価格が実際の価値を反映しなくなります。例えば、銘柄が一時的な好材料やニュースで急上昇した際に、投資家がその波に乗ろうとする結果、市場が過熱します。

3. 低金利環境

金利が低い状態では、株式市場が魅力的に映るため、資金が株式市場に流入しやすくなります。これにより、株価が上昇しすぎて過熱感が生まれます。金利が低いと、債券や預金のリターンが低く、投資家はより高いリターンを求めて株式市場に資金をシフトする傾向があります。

4. 資産バブルの形成

過熱感が強くなると、特定のセクターや銘柄に資金が集中し、資産バブルを形成することがあります。これは、市場参加者が実態を無視して価格が上昇していく現象です。バブルが崩壊すると、大きな価格調整や暴落が起こるリスクがあります。

5. 高い投資家心理

市場全体で強気の雰囲気が支配する中で、投資家が「今がチャンスだ」と感じ、さらに多くの投資資金を投入することが過熱感を引き起こします。時に、投資家の期待が実際の企業業績や経済成長を上回ることがあります。

6. 過去の成功体験による追随

過去に利益を上げた投資家やトレーダーが成功体験を元に株式市場に参加し、次々と同じような銘柄を買い進めることによって、過熱感が加速する場合もあります。

過熱感は、しばしば市場の反転を引き起こす兆候ともされ、価格調整が訪れる可能性が高まります。投資家にとっては、このような状況に対して慎重な姿勢が求められます。

7. 相対力指数(RSI: Relative Strength Index)

RSIは、過去一定期間の株価の上昇と下降の平均値を比較し、株価が過剰に上昇(買われすぎ)しているか過剰に下落(売られすぎ)しているかを示す指標です。RSIは0から100の範囲で表され、通常、70以上が買われすぎ(過熱感)、30以下が売られすぎとされます。

  • 過熱感のサイン: RSIが70を超えると、株価が過剰に買われていると考えられ、調整局面が訪れる可能性があります。
8. 移動平均乖離率(MACD: Moving Average Convergence Divergence)

MACDは、株価の短期的な動きと長期的な動きの乖離を示す指標です。MACDのラインがシグナルラインを上回ると強気相場、下回ると弱気相場を示します。また、過剰に上昇した場合に、MACDが過剰買いを示唆することがあります。

  • 過熱感のサイン: 株価が急激に上昇し、MACDが過去の平均から大きく乖離した場合は過熱感が強まっている兆候と考えられます。
9. ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、株価の標準偏差を基にして上下にバンドを形成する指標です。株価が上のバンドに接近する場合、それは株価が過剰に買われている(過熱)可能性を示唆します。

  • 過熱感のサイン: 株価が上のバンドを超えて行くと、過熱状態にあると判断され、逆に下のバンドを超えると売られすぎのサインです。
10. 騰落レシオ(Advance-Decline Ratio)

騰落レシオは、上昇銘柄の数と下降銘柄の数の比率を示す指標で、過熱感を測るために使われます。一般的に、騰落レシオが高くなるほど、市場全体が上昇していることを示し、過剰な上昇が続いている可能性があります。

  • 過熱感のサイン: 騰落レシオが150を超えると、過剰に買われている市場状態を示唆し、逆に100を下回ると市場が下落していることを示唆します。
11. 新高値更新数

新高値更新数は、一定期間内に株価が過去最高を更新した銘柄数を示します。この数が急増すると、市場の過熱感を反映している可能性があります。

  • 過熱感のサイン: 新高値更新銘柄数が急増すると、それは株式市場が過熱している可能性があり、価格調整が迫っていることを示唆します。
12. 投資家心理指数(VIX指数)

VIX(Volatility Index)は「恐怖指数」とも呼ばれ、株式市場のボラティリティ(変動性)の予測を示す指標です。VIXが低い場合、投資家の心理は楽観的であり、過熱感を示す場合があります。

  • 過熱感のサイン: VIXが極端に低い(通常、10〜12程度)場合、投資家がリスクを取る姿勢が強く、過熱状態である可能性が高いです。
13. 出来高の急増

出来高が急増することは、過剰に買われている状態を示唆する場合があります。市場参加者が一斉に株式を購入するため、株価が上昇しますが、これが続くと過熱感が高まり、暴落に繋がるリスクもあります。

  • 過熱感のサイン: 特定の銘柄や市場全体で出来高が急激に増加すると、それは投機的な動きが加速しており、過熱感の兆しと考えられます。
14. PER(株価収益率)

株価収益率(PER)は、株価が企業の利益に対してどれだけ高いかを示す指標で、過去の平均よりも異常に高い場合、市場が過熱している可能性があります。通常、PERが高すぎる場合は株価が過剰評価されていることを意味します。

  • 過熱感のサイン: PERが極端に高い場合、過熱していると見なされることが多いです。

※MACD、ボリンジャーバンドの解説はこちら

高値をつかんでしまったトレード|教訓と反省

週末の過ごし方

相場のない休日には、株関連の本を読むことが習慣になっています。自宅では紙媒体が便利ですが、出勤中や移動中には電子書籍のほうが手軽で、荷物も増えないため使いやすいですね。

ただ、同じ書籍を紙版と電子版の両方で購入するのはもったいないと感じ、結局電子版で我慢しています。皆さんはどちら派ですか?

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