この記事では、2025年12月4日の国内外の相場を振り返りながら、当日の取引内容や感じたことをまとめています。米国では金利に対する期待感が市場を支え、日本では債券需要の高さが安心材料となるなど、複数の要因が株価を押し上げました。特定の銘柄だけでなく幅広い分野に買いが入った落ち着いた環境のなか、自分自身も無理のない距離感を意識して相場と向き合った一日です。
2025年12月4日の市況|広範囲でリスク選好が強まった一日
主要指数(12月4日時点)
日経平均:51,082.42(+1,163.74)
TOPIX:3,398.21(+63.89)
NYダウ:47,882.90(+408.44)
NASDAQ:23,454.09(+40.42)
S&P500:6,849.72(+20.35)
米国市場(12月3日)
3日の米国市場は、主要3指数がいずれも上昇して取り引きを終えた。NYダウは前日比で400ドル超の上げとなり、S&P500とNASDAQも揃ってプラス圏を維持した。特に市場の関心を集めたのは、11月分のADP雇用統計で予想外の雇用減少が示されたことだ。このデータをきっかけに、来週のFOMCで金融政策が柔軟化する可能性が意識され、米長期金利が低下。金利動向を敏感に受ける株式市場では買い戻しが広がっています。
また、債券利回りの低下は金融株や消費関連株など幅広い業種の支えとなり、市場の底堅さを示す動きにつながった。一方で、半導体を含む一部のハイテク株は高値警戒も残り、やや伸び悩む場面もあったようだ。小型株指数のラッセル2000も力強く上昇し、投資家がリスク資産に積極的になる雰囲気が市場全体に広がった一日でした。
日本市場(12月4日)
4日の日本市場は、終日にわたってやわらかい買いの流れが続き、日経平均は1,100円超の上昇で5万1,000円台を回復した。TOPIXも堅調に推移し、全体として落ち着いて買いが広がるような雰囲気があった。この動きを支えたとされるのが、30年国債の入札で強い需要が確認されたこと。債券市場が安定したことで株式市場にも安心感が広がっていました。
また、米国の経済指標や金融政策への期待が海外からの資金流入を後押しし、世界的なリスク回復の流れが日本市場にも伝わったようだ。AI関連やロボット、半導体など、機運の高い分野では個別にしっかりとした買いが入り、株価を押し上げた。東証プライム全体では上昇銘柄が1,200超となり、市場全体が明るい空気に包まれた一日だったような気がします。
トレード銘柄|全体上昇の中で無理せず穏やか運用
楽天証券|積み立て投資
本日、楽天証券での取引はありませんでした。
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計184株)
売却銘柄
- なし
11月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|焦らず、無理せず、相場とほどよい距離感で
デイトレードは無理に入るより、値動きが見えにくい時間帯は自然と様子を見る選択になった。カバードコール銘柄の指値は約定しなかったが、追いかけすぎず静観したのは落ち着いた判断だったと思う。商社株が好調でポートフォリオ全体に貢献してくれたこともあり、無理に買い増す必要性も感じず、自然な形で穏やかな運用となりました。
相場が強い日こそ必要以上に動かず、良いリズムを保つことの大切さをあらためて感じた一日でした。
