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【収支報告】関税警戒と利益確定売りで軟調、日本株は一服感|7月29日のデイトレ結果

関税警戒と利益確定売りで軟調、日本株は一服感|7月29日のデイトレ結果

2025年7月29日の日本市場は、前週の大幅上昇から一転、利益確定売りに押されて軟調な展開に。米国市場ではS&P500とナスダックが最高値を更新する一方で、トランプ政権による関税政策の影響がじわじわと日本にも波及。医薬品株を中心にデイトレードを展開した一日となり、個別銘柄の収支はまずまずながら、苦手意識や判断の曖昧さが今後の課題として残りました。本記事ではデイトレードの実績とその背景を、関税合意や医薬品株動向も交えて詳しく振り返ります。

2025年7月29日の市況|EU合意の一方、日本市場は利益確定売りに押される

主要指数(7月29日時点)

日経平均:40,674.55(-323.72)
TOPIX:2,908.64(-22.09)
NYダウ:44,837.56(-64.36)
NASDAQ:21,178.58(+70.26)
S&P500:6,389.77(+1.13)

米国市場(7月28日)

7月28日(月)の米国株式市場は、S&P500とナスダックがそろって史上最高値を更新する好調ぶりを見せました。一方で、ダウ平均は小幅に反落。全体としてはテック株が市場を牽引する展開で、投資家心理も堅調さを維持しています。

この背景には、米国とEUによる貿易枠組み合意が存在します。合意内容としては、EU製品の米国向け輸入に対し15%の関税が導入される一方で、EUは2030年までに7500億ドル相当の米国エネルギー購入6000億ドル規模の投資を約束するものです。なお、EU向けの15%は、トランプ政権が当初提示していた最大30%案からの後退で、交渉の結果としての妥協点といえます。

一方で、いかなる合意も成立していない国々に対しては、トランプ政権は一律15~20%の標準関税を課す方針を示しており、8月1日から発動予定とされています。

しかし、この8月1日発動という期限については、不透明な要素も残っています。トランプ政権が再び“TACO(Trump Always Chickens Out)”のパターンを辿るのではないかとの懸念もあり、商務長官ハワード・ラトニック氏は「延長はない、8月1日に関税発動」と明言する一方で、財務長官は柔軟な対話余地を示しており、市場にはまだ警戒感が残っています。

日本市場(7月29日)

7月29日(火)の日本株は、前週の急騰に対する反動と利益確定売りに押され、日経平均・TOPIXともに3日続落。日経平均は前日比-323.72円(-0.79%)の40,674.55円、TOPIXは-22.09ポイント(-0.75%)の2,908.64で取引を終えました。

主な下落要因は、週初の高値圏での持ち高調整、加えて決算発表シーズンによる企業業績への警戒感です。また、米国発の関税導入懸念もじわじわと日本企業の見通しに影を落とし始めています。

特に半導体関連が下げの中心となり、レーザーテックは一時9%近い急落。東京エレクトロンやアドバンテストも1%前後下げるなど、全体として弱含みの展開でした。アナリストによる業績見通しの下方修正やレーティング引き下げも下落に拍車をかけました。

業種別では、輸送用機器、銀行、機械、証券など29業種中多数が下落。逆に、鉱業、石油・石炭、情報通信といった一部の内需セクターは底堅く推移しました。売買代金は東証プライムで約1兆8,900億円とまずまずの水準です。

デイトレード銘柄|医薬品銘柄中心にエントリー、短期で細かく利確

楽天証券

  • 4592 サンバイオ
    株  価: 2,286.0 → 2,293.0
    約定時間: 09:09:25 → 09:11:10
    収  支: +700円
    狙  い: 売買代金ランキングで連日上位に入っており、注目度の高さと短期的な値動きに着目してエントリー。
  • 2160 ジーエヌアイグループ
    株  価: 2,822.0 → 2,826.0
    約定時間: 09:22:29 → 09:26:56
    収  支: +400円
    狙  い: 出来高の多さから選定。苦手な医薬品関連とは気づかずのエントリーだったが、直後に違和感を覚えて早期撤退。
  • 6836 ぷらっとホーム
    株  価: 1,837.0 → 1,844.0
    約定時間: 09:47:15 → 09:58:46
    収  支: +700円
    狙  い: 売買代金の急増を確認し、短期的な上昇狙いでエントリー。やや勢いに任せた印象は否めない。
  • 2158 FRONTEO
    株  価: 1,123.0 → 1,129.0
    約定時間: 10:29:23 → 10:43:17
    収  支: +600円
    狙  い: 売買代金ランキングから選定。注文状況に変化が見られたが、強い買い意欲も確認できたため継続保持。
  • 7356 RETTY
    株  価: 259.0 → 279.0
    約定時間: 2023年4月26日 → 2025年7月29日
    収  支: +2,000円
    狙  い: 急騰していたため反射的にエントリー。いわゆる仕手株であった可能性があり、その後長期保有となったが、ようやく利確。

SBI証券

買い増し銘柄

  • 1719 安藤・間 +1株(合計28株)
  • 2163 アルトナー +1株(合計30株)
  • 4063 信越化学工業 +1株(合計23株)
  • 4208 UBE +5株(合計5株)※新規

安定した高配当を狙ったポートフォリオ戦略に基づき、少額ずつ分散して買い増し。UBEは四季報や日経累進高配当株指数の組み入れ実績を参考にし、将来の配当成長を期待してエントリー。

売却銘柄

  • なし

反省点|医薬品銘柄への苦手意識と判断の曖昧さが影響

サンバイオ
 売買代金ランキングで注目されていたためエントリーしたが、苦手意識から早めの利確に。直後の上昇を逃す結果に。

ジーエヌアイグループ
 なぜかGMO系と誤認しエントリー。苦手な医薬品関連と気づいた時点で不安が強まり、薄利で早期撤退。銘柄理解の甘さが露呈した。

ぷらっとホーム
 やや直感的にエントリーしてしまい、エントリーポイントに曖昧さがあった。買値付近に分厚い板が出現し、上昇を阻まれる場面も。最終的にはプラスで終えられたが、丁寧さに欠けた印象。

FRONTEO
 エントリー後、注文状況が予想外に変化し一時は焦ったが、押し目を経て再度上昇。結果として利確はできたものの、初動の見極めに課題が残る。

RETTY
 2023年4月26日当時、急騰を目にして飛び乗ったが、タイミングが悪く長期保有に突入。結果として利確には至ったものの、エントリー直後の値動きを見極める余裕がなかった。

総括
 全体的には売買代金や急騰銘柄をうまく捉えてエントリーできていたが、医薬品関連に対する苦手意識や、企業理解の不足から判断が鈍る場面も見られた。もう少し銘柄ごとの特性を整理したうえで、自信を持って保有継続できるような戦略が必要かもしれない。

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