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【収支報告】SHIFTのだまし上げに苦戦|7月10日のデイトレ結果

【収支報告】SHIFTのだまし上げに苦戦|7月10日のデイトレ結果

2025年7月10日のデイトレードでは、SHIFTの朝イチ上昇に乗ったものの、結果は“だまし上げ”に巻き込まれる形で損切りに。他2銘柄で小幅な利確を重ね、収支は辛うじて軽症にとどまりました。本記事では、日本市場の動向や市況背景とあわせて、SHIFTのエントリー根拠とその落とし穴を振り返ります。デイトレブログとして、決算プレイやリスク判断のヒントもシェアします。

2025年7月10日の市況|円高と輸出株重し、米国好調でも日本は一服

主要指数(7月10日時点)

日経平均:39,646.36(-174.92)
TOPIX:2,812.34(-15.82)
NYダウ:44,458.30(+217.54)
NASDAQ:20,611.33(+192.87)
S&P500:6,263.26(+37.74)

米国市場(7月9日)

7月9日の米国株式市場は、トランプ大統領によるブラジル製品への50%関税導入というショッキングなニュースがあったにもかかわらず、主要指数は堅調に推移しました。特にナスダックは半導体株の上昇にけん引されて一時史上最高値を更新。S&P500は+0.61%、ダウ平均も+0.49%と、いずれも上昇して取引を終えました。

背景には「利下げ期待」と「関税リスクが表面的には一服した」という安心感があり、投資家心理が支えられた格好です。

ただし、関税は8月1日発動予定で、ブラジル製品への関税は従来の10%から一気に50%へ引き上げ。これはインフレ懸念や企業コスト上昇につながる要因であり、市場に潜在的な不安を残しています。さらに、銅に対する関税も同時に発表され、インフラやEV関連のコスト増が意識される展開に。銅価格は急騰し、銅関連株には利確売りも見込まれる状況となっています。

ルーラ大統領は報復関税を示唆しており、「経済相互主義法」に基づく強硬姿勢が米国との摩擦をさらに深める懸念もあります。

一方で、FOMCメンバーの多くが「年内利下げを支持」しているとの議事録が好感され、短期的にはリスクオンの姿勢が継続していますが、先行きは楽観できないというのが市場の本音です。

日本市場(7月10日)

10日の東京市場は、米国株の好調や利下げ期待のポジティブ材料があったものの、円高による輸出株の重圧が上回り、全体的に軟調でした。日経平均は前日比-174.92円の39,646.36円、TOPIXも-15.82ポイントの2,812.34ポイントと、ともに下落。

特にドル/円相場が146.27円台で高止まりし、円高進行への警戒感が強まったことで、自動車や電子部品といった輸出関連銘柄が軒並み売られる展開に。

アジア市場全体では、米国ハイテク株の上昇とFOMC議事録による安心感を背景に、日本を除くアジア株指数(MSCI)で+0.4%の上昇となる中、日本市場はその恩恵を受けられず「取り残された感」が否めない一日でした。

米利下げ期待がリスク選好を下支えする材料にはなりましたが、東京市場では円高による輸出収益圧迫がそれを相殺。結局のところ「外部環境は良くても、為替が壁」となり、日本市場は調整色を強めました。

今後の焦点は、円相場の行方米国発の政策材料が日本株にどう波及するかという点に移っていきそうです。

デイトレード銘柄|SHIFTで大きく削られるも、他2銘柄でわずかにカバー

楽天証券

  • 3697 SHIFT
    株  価: 1,703.0 → 1,593.5
    約定時間: 09:02:19 → 09:54:40
    収  支: -10,950円
    根  拠: 7月9日に発表された第3四半期決算で、経常利益を前年同期比で7%上方修正し、通期でも過去最高益を見込む好内容。朝イチに株価が上昇を見せた動きに乗る形でエントリーしたものの、結果的にはだまし上げの展開に。売りが一巡した後の反転を期待してポジションを維持していたが、1,600円台を境に横ばいの値動きが続き、見込みが外れたと判断して損切りを実行。想定と異なる展開への対応力が問われる一手となった。
  • 4784 GMOインターネット
    株  価: 1,902.0 → 1,911.0
    約定時間: 09:58:02 → 09:58:44
    収  支: +900円
    根  拠: 朝の売買代金ランキング上位に入っていた注目銘柄。板に勢いがあり、短時間勝負で小さな利確に成功。SHIFTのダメージを少しだけ回復。
  • 6836 ぷらっとホーム
    株  価: 1,666.0 → 1,671.0
    約定時間: 10:24:09 → 13:23:33
    収  支: +500円
    根  拠: こちらもランキングから選定し、前場の動きを見てエントリー。ただし、後場にかけて軟調な展開に。ようやく戻したところで小さな利確でフィニッシュ

SBI証券

7月10日の買い増し銘柄

  • 2163 アルトナー +1株(合計28株)

売却銘柄

  • なし

高配当戦略の一環として、アルトナーを地道に1株ずつ買い増し中。取得単価を下げつつ、将来の配当収入に向けて布石を打つスタイルを継続。こういうのが「投資は我慢の積み重ね」ってやつですね。

反省点|

SHIFTは「織り込み済み」の洗礼を受けた一日

SHIFTはポジティブ決算にもかかわらず下落という、典型的な「織り込み済み」の展開にハマった一日でした。「好決算=上昇」と安直に考えてしまい、逆に落とし穴に。売り一巡後の反転を期待しましたが、その兆しはなく、横ばいでの粘りもむなしく損切りに。

次回からは、市場の事前期待や株価水準との兼ね合いもきちんと見極め、「決算プレイ」はもっと慎重にタイミングを計るべきと痛感。好材料が出ても株価がどう反応するかは別問題だと、改めて学んだトレードとなりました。

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