今日のマーケット
日経平均は後場にかけて徐々に下落、27,501.86(-100.91)、昨日発表の米消費者物価指数が」予想に反してそれほど鈍化していなかった、米利上げの長期化を警戒し売りが優勢とのこと。(出典:Bloombergより一部抜粋)
とはいえ、日経平均は1ヶ月近くヨコヨコの推移です。日銀の黒田総裁の後任候補として、植田和男氏の名前が挙がっており、「思ったほどハト派ではない」との記事を目にしたりしています。
交代は4月8日に黒田総裁が10年の任期満了となるので、その頃には日本経済はどのようになっているのでしょうか。
踏んだり蹴ったりの一日
今日のトレードは楽天証券、SBI証券共にノートレでした。
昨日発表された、グラッドキューブ、MONOAITECHNOLOGYの決算によって翻弄されていました。
まずはグラッドキューブ。
本決算と言うこともあり、昨年度比で言ったら、売上高、営業利益、経常利益も120~150%増といった感じでしたが、四半期ごとの業績推移を見てみると、伸び悩んでいるようです。特にSPAIA事業は営業利益はマイナスで推移しています。無料会員数は増加しているものの、有料会員数の伸び率の鈍化もあるようです。
2030年に向けた目標と成長イメージとありますが、それまでは株価上昇に直結するような業績は見込めないのでしょうか?
それを受けて今日のグラッドキューブの株価はS安となり796(-150)となり市場の期待感に答えられなかったようです。
一方MONOAITECHNOLOGY。
こちらも2022年12月期-通期の決算でした。
前期マイナスからようやく黒字化したようでしたが、成長性という点ではまだまだ発展途上。ここから数年かけてようやく軌道に乗っていくような印象です。
国内メタバース市場は2021年度から2026年度(予測)までの年平均成長率68.3%で拡大し10,042億円規模になると予想とあります。
しかし私自身を含めた一般ユーザにとっては、まだまだ「身近」と言えるような状況ではないのかと思います。
「テレビを観る」ようにメタバースも身近に感じられるようになるのはいつになるのやら。
それでも、MONOAITECHNOLOGYの今日の株価は黒字化したことを好感し、一時は1,869円の高値を付けS高とはいかないものの、それなりに高値で本日の取引を終了するのかと思われましたが、高値つかみをした方の利益確定売り、もしくは損切りもあったのでしょうか、気が付けば1,618円(-62円)となり大きな陰線を作っていました。
期待していた部分もあったので、大きく下落したことにより気持ちも滅入ってしまうようです。
SBI証券の持ち株である日本製鉄、こちらは好決算、増配により今日も元気よくみぎかたあがりをしていました。今日現在2,956.0円(+66.5円)となっています。直近で3,000円を超えたのが2018年の1月です。このままブレイクしていくのか、それとも下落していくのか。様子を見ていきたいところです。