日経平均の動向と市場背景
2023年6月第3週、日経平均は32,412.12(始値)から33,706.08(終値)へと大幅に上昇しました。週初は利益確定売りにより一時的にマイナスとなる場面もありましたが、33,000円を突破した後も勢いを維持し、最終的には33,500円を超える水準へ。
この上昇の背景には、東証によるPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業への改善要請がありました。特にトヨタ自動車は月初から週末にかけて約10%の上昇を見せ、PBR1倍を突破しました。この改善は2022年3月31日以来のことで、ドル円の円安(約140円)や海外投資家の資金流入も株価上昇の追い風となっています。
一方で、原材料価格高騰の影響を受ける企業が多く、消費者にとって厳しい状況は依然として続いています。「○○品目値上げ」などのニュースは、市場参加者にも今後の収益見通しに対する慎重な判断を促しています。
海外市場の状況と日本市場への影響
米国市場では、FOMC(連邦公開市場委員会)が利上げを見送り、インフレ抑制の成果を見極める姿勢を示しました。これを受け、NASDAQやS&P500は右肩上がりに上昇し、2022年上期の水準に近づいています。
日本では、日銀の金融政策決定会合が注目されました。金融緩和の継続が発表されたことで、日本市場は再び反転上昇し、日経平均は一時500円高となる場面も見られました。市場の力強さが再確認された一週間でした。
デイトレ銘柄(2023/6/12~6/16)
楽天証券
6/12
- 2388 ウェッジホールディングス(126→127)
- 4891 ティムス(333→334)
6/13
- 4891 ティムス(438→440)
6/14
- 3133 海帆(539→544)
- 4772 ストリームメディアコーポレーション(284→286)
- 4889 レナサイエンス(521→523)
- 6181 タメニー(130→131)
6/15
- 4772 ストリームメディアコーポレーション(339→340)
- 4891 ティムス(384→385)
ストリームメディアコーポレーションは猶予期間入りの指定解除により株価が上昇。一方、ティムスは経常赤字ながらも市場予想を上回る発表を背景に値動きが活発化しました。
6/16
- 3776 ブロードバンドタワー(159→160)
SBI証券
買い銘柄
- 4188 三菱ケミカルグループ
- 5020 ENEOSホールディングス
- 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- 1605 INPEX
- 2503 キリンホールディングス
- 4452 花王
- 6981 村田製作所
- 6630 ヤーマン
- 1928 積水ハウス
- 1911 住友林業
売り銘柄
- 1419 タマホーム