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【投資記録】日経平均2日続落、原油高で資源株上昇|9月9日の投資記録

2026年9月9日

右肩上がりの株価チャートを映したモニターを背景に、日経平均2日続落、原油高で資源株上昇と表示された投資記録のアイキャッチ画像

日経平均続落と資源株上昇を振り返る投資記録です

前日の米国市場で主要3指数がそろって下落し、原油価格と米長期金利も上昇した9月9日。日本市場も弱いスタートとなりましたが、全面的に売られたわけではなく、半導体や電線、資源関連の一角には買いが入りました。日経平均が2日続落する中でも、どの業種へ資金が向かっていたのかを見ることが重要な一日でした。

米国では中東情勢の緊迫化からWTI原油先物が94ドル台まで上昇し、インフレ再燃への警戒から米10年債利回りも4.80%付近へ上昇しました。一方、SOX指数は4日続伸しており、日本市場ではAI・半導体関連や電線株が下支え役となっています。私は楽天証券で東洋エンジニアリング、モルフォ、IHIをデイトレードし、NISAでは東京海上ホールディングスを1株購入。SBI証券では第四北越フィナンシャルグループを買い増し、JX金属を一部利益確定しました。

この記事では、米国市場から日本市場へつながった原油高・金利上昇・資源株高の流れと、実際のデイトレードやスイングトレードを振り返ります。本文に記載しているトレード銘柄の「銘柄名」には、それぞれ過去の取引記録へ移動できる記事リンクを設定しています。指数だけでは見えにくい資金の流れと自分の売買を重ねながら、今後の投資判断を一緒に整理していければと思います。

2026年9月9日の市況|米国株安と原油高を警戒、日経平均は2日続落

主要指数(9月9日時点)

日経平均:65,142.78(-126.55)
TOPIX:4,046.64(-3.69)
NYダウ:52,786.07(-628.18)
NASDAQ:26,421.41(-85.58)
S&P500:7,673.52(-45.08)

米国市場(9月8日)|原油高と金利上昇を警戒し主要3指数が下落

8日の米国市場は、レーバーデーによる3連休明けの取引となり、NYダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数がそろって下落しました。NYダウは前営業日比628.18ポイント安の52,786.07で取引を終え、NASDAQは85.58ポイント安の26,421.41、S&P500は45.08ポイント安の7,673.52となりました。NYダウは一時690ポイント近く下げる場面もあり、中東情勢の緊迫化に伴う原油高、インフレ再燃への警戒、米国とカナダの貿易摩擦など複数の材料が株式市場の重荷となっています。

中でも大きな材料となったのが原油価格の上昇です。イランを巡る米国との軍事的な緊張が続く中、イランが支援するイエメンのフーシ派がサウジアラビアのエネルギー施設を攻撃したことで供給懸念が強まり、WTI原油先物は1バレル94.54ドルまで上昇しました。約6週間ぶりの高値圏となり、原油高が輸送費や原材料費を通じて物価上昇圧力を強める可能性が意識されています。

一般的に原油価格が上昇すると、石油や資源関連企業には追い風となる場合がある一方、燃料を多く使用する運輸業や原材料コストの影響を受ける企業には負担となることがあります。さらに、エネルギー価格の上昇がインフレを押し上げれば、金融政策にも影響が及ぶ可能性があるため、株式市場では原油そのものだけでなく金利との関係も重要になります。

実際、米国債市場では金利上昇圧力が強まり、米10年債利回りは4.80%付近まで上昇しました。9月15~16日に予定されるFOMCでの利上げも意識され、ロイターによると市場が織り込む利上げ確率は約60%まで上昇しています。前週に発表された米雇用関連データが市場予想を上回ったこともあり、FRBがインフレ抑制を優先して追加利上げに動くとの見方が株価の上値を抑えました。

一般的に金利上昇は企業の借入コスト増加につながりやすく、将来の成長期待を高く評価されているグロース株では株価評価の重荷になる場合があります。今後は米国の生産者物価指数や消費者物価指数など、インフレ指標の内容が金利見通しを左右する重要な材料となりそうです。

VIX指数は15.72と前営業日から0.42ポイント上昇しました。ただ、市場全体が売り一色となったわけではなく、原油高を背景にエネルギー関連株が買われたほか、一部の半導体株も堅調でした。クアルコムはAmazonとのAIインフラ向けカスタム半導体開発に関する提携を発表して上昇し、Intelなどにも買いが入っています。その一方で、AIによる既存サービスへの影響が改めて意識され、Salesforce、Intuit、ServiceNowなどのソフトウェア関連株は売られ、NASDAQの重荷となりました。

為替市場では円高・ドル安の流れが続き、ドル円はニューヨーク市場で一時1ドル153円46銭まで円高方向へ進み、153円99銭付近で取引を終えました。日銀の追加利上げ観測や円キャリートレードの巻き戻しが円買いにつながる一方、米国では原油高による長期金利上昇がドルを支える材料となっています。日銀の金融政策正常化を意識した円高圧力と、米国の追加利上げ観測によるドル高圧力がぶつかる状況です。

さらに、カナダによる米国製品への報復関税が発効する中、トランプ大統領もカナダへの追加措置を示唆しており、米国とカナダの貿易摩擦も警戒されています。中東情勢、原油高、米長期金利の上昇、FRBの追加利上げ観測、貿易摩擦と不透明要因が重なる中、今週発表される米PPIやCPIの結果が今後の金利見通しや株価の方向を左右する材料になります。

米国市場全体のまとめ|原油高と金利上昇が株価の重荷

1.NYダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数がそろって下落した。
2.中東情勢の緊迫化による供給懸念からWTI原油先物は94.54ドルまで上昇した。
3.米10年債利回りは4.80%付近まで上昇し、9月FOMCでの追加利上げが意識された。
4.ドル円は153円台まで円高が進み、日米双方の金融政策を巡る思惑が交錯した。
5.米国とカナダの貿易摩擦に加え、今後のPPIやCPIも金融政策を見極める材料となった。

日本市場(9月9日)|日経平均は2日続落も半導体・資源株に買い

9日の日本市場は、前日の米国株下落を受けて朝方から慎重な売買となりました。原油価格や米長期金利の上昇が警戒される一方、米国市場では半導体株が底堅く、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は4日続伸しています。この流れから、日本市場でもAI・半導体関連や電線株の一角に買いが入り、指数全体の下落を支える動きが見られました。

日経平均は前日比126.55円安の65,142.78円で取引を終え、2日続落となりました。TOPIXも3.69ポイント安の4,046.64で終了しています。寄り付き後は売りが先行したものの、AI・半導体関連や電線株への買いから前場には持ち直す場面がありました。しかし後場に入ると買いの勢いは続かず、原油高への警戒や重要イベントを控えた持ち高調整も重なり、主要指数は小幅安で取引を終えました。

東証プライム市場の売買代金は概算9兆2,303億円、売買高は23億29万株となり、売買代金は7営業日ぶりに9兆円を上回りました。値上がり銘柄は601、値下がりは920、変わらずは33となっており、指数の下落幅以上に個別株では売りが優勢でした。

業種別では非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業などが上昇した一方、証券・商品先物取引、サービス、小売などは軟調となりました。原油価格が上昇する局面では、石油や資源関連企業の収益改善が意識されやすく、今回は資源関連へ資金が向かっています。一方、エネルギーコストの上昇は業種によって負担となるため、原油高の影響は市場全体で一様ではありません。

個別ではソフトバンクグループが5日続伸し、フジクラや古河電気工業などの電線株にも買いが入りました。イビデンやレーザーテックも上昇し、米国市場でSOX指数が4日続伸したことがAI・半導体関連への追い風となっています。非鉄金属ではJX金属が上昇したほか、住友金属鉱山や三井金属も大幅高となり、資源関連への買いが目立ちました。

その一方、売買代金首位のキオクシアホールディングスは軟調となり、アドバンテスト、東京エレクトロン、ファーストリテイリング、リクルートホールディングス、任天堂なども下落しました。指数寄与度ではアドバンテストが日経平均を約231円押し下げた一方、ソフトバンクグループが約204円押し上げており、一部の値がさ株の強弱が日経平均を大きく左右しています。

国内では日銀の利上げペースが速まるとの観測も上値を抑える要因となりました。一般的に金利上昇は銀行など一部の金融機関には収益面でプラスとなる場合がある一方、借入負担の大きい企業では資金調達コストの増加につながることがあります。そのため、金融政策の変化は指数全体だけでなく、業種ごとの資金移動にも影響しやすい材料です。

11日のメジャーSQ算出に加え、翌週にはFOMCと日銀金融政策決定会合が予定されています。米国でも10日にPPI、11日にCPIの発表を控えており、原油高がインフレ指標や金融政策へどの程度影響するのかを確認するまでは、積極的に買い持ちを増やしにくい状況となりました。

日本市場全体のまとめ|半導体・資源株が支えるも日経平均は続落

1.日経平均とTOPIXはいずれも小幅安となり、日経平均は2日続落した。
2.SOX指数の4日続伸から、AI・半導体関連や電線株の一角に買いが入った。
3.原油高を受け、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業など資源関連が上昇した。
4.日銀の追加利上げ観測や円高が意識され、積極的に買い持ちを増やしにくい状況となった。
5.メジャーSQ、FOMC、日銀金融政策決定会合、米PPI・CPIを控え、重要イベント待ちの色が強まった。

トレード銘柄|東洋エンジニアリング・モルフォ・IHIをデイトレ、JX金属を一部利確

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

特定口座

  • 6330 東洋エンジニアリング
    株  価: 2,771.0円 → 2,779.0円
    約定時間: 09:13:55 → 09:14:37
    収  支: +800円
    狙  い: 売買代金ランキングを確認し、実際に資金が集まっている銘柄として選定しました。
  • 3653 モルフォ
    株  価: 1,402.0円 → 1,410.0円
    約定時間: 09:22:49 → 09:30:52
    収  支: +800円
    狙  い: 売買代金ランキングから資金流入を確認し、短期的な値動きを狙える銘柄として選びました。
  • 7013 IHI
    株  価: 2,720.5円 → 2,722.5円
    約定時間: 10:35:26 → 10:54:49
    収  支: +200円
    狙  い: 防衛関連銘柄へ買いが入っていたため、その流れがIHIにも波及することを意識して選定しました。

NISA口座

  • 8766 東京海上ホールディングス
    株  価: 7,755.0円
    数  量: +1株
    合  計: 1株

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 7327 第四北越フィナンシャルグループ
    株  価: 2,588.0円
    数  量: +1株
    合  計: 40株

売却銘柄

  • 5016 JX金属
    株  価: 3,910.0円
    数  量: -10株
    合  計: 27株
    売却理由: 直近高値が4,000.0円付近だったため、その水準を意識して一部利益確定しました。

8月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|短期売買の利確と恩株化を意識して元本回収を進める

前日の米国市場が下落し、為替も円高方向へ動く中、普段デイトレードで触っている銘柄の反応は乏しく、私にとってはやや難しい相場でした。東洋エンジニアリングとモルフォについては、それぞれ+800円で利益を確保し、トレードそのものは納得できる形で終えることができました。ただ、どちらも売却後に上昇する場面があり、その値動きまでは捉えられていません。利益を確保できたことと、その後の上昇を逃したことは分けて考えながら、今後はもう少し需給の変化を見て利確の位置を判断する必要があると感じています。

IHIは防衛関連銘柄に買いが入っていた流れを見てエントリーしました。結果は+200円と小幅な利益でしたが、IHIは単元未満株としても保有しており、今後の恩株化も意識している銘柄です。デイトレードで利益を少しずつ積み上げ、その利益を投資元本の回収につなげることができれば、長期保有分の実質的なリスクを下げることにもつながるのではないかと考えています。

JX金属については、直近高値が4,000.0円付近だったことから、3,910.0円で10株を一部利益確定しました。すべてを売却するのではなく27株を残したことで、上昇余地を残しながら一部の利益を確定した形です。こちらもIHIと同様、利益確定を通じて投資元本の回収を進めることを意識した売買となりました。

この日は日経平均が続落した一方、原油高から資源関連、SOX指数の上昇から半導体・電線関連へ資金が向かうなど、指数だけでは分からない強弱がはっきりしていました。デイトレードでは資金が集まっている銘柄を確認し、スイングでは保有目的や直近高値を意識して売買するなど、時間軸ごとに判断を分けることができた点は今後も継続していきたいと思います。

 

【トレード物語#36】残響は消えず、過去に残した問いは姿を変えながら、答えは時を巡り、やがて未来の僕へ辿り着く

 

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