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【投資記録】原油高と米金利上昇で米国株3日続落、日経平均は切り返す|9月10日の投資記録

2026年9月10日

ローソク足の株価チャートを映した暗色のモニターを背景に、原油高と米金利上昇で米国株3日続落 日経平均は切り返すと2026年9月10日の日付を配置した投資記録のアイキャッチ画像です。

米国株3日続落と日経平均の切り返しを振り返ります。

米国株が3日続落し、原油高と米長期金利上昇への警戒から一時900円を超えて下落した9月10日の日経平均。それでも後場には切り返し、最終的にはプラス圏で取引を終えました。

私は楽天証券でTDKを売買しましたが、メジャーSQを控えて方向感が乏しかったため小幅な利益で撤退。SBI証券では単元未満株の買い増しを見送りました。この記事では、米国市場から日本市場へつながった原油・金利の動きと、実際の売買判断を振り返ります。

なお、本文に記載しているトレード銘柄の「銘柄名」には、それぞれ過去の取引記録へ移動できる記事リンクを設定しています。値動きの理由を確認しながら、売買する場面とあえて見送る場面の両方を今後の投資判断につなげていければと思います。

2026年9月10日の市況|日経平均は一時900円超安から反発、米国市場は原油高と金利上昇で3日続落

主要指数(9月10日時点)

日経平均:65,270.95(+128.17)
TOPIX:4,054.58(+7.94)
NYダウ:52,380.66(-405.41)
NASDAQ:26,253.34(-168.07)
S&P500:7,636.36(-37.16)

米国市場(9月9日)|原油高と米長期金利上昇で主要3指数が3日続落

9日の米国市場では、NYダウ、NASDAQ、S&P500がそろって3日続落となりました。NYダウは前日比405.41ドル安の52,380.66ドル、NASDAQは168.07ポイント安の26,253.34、S&P500は37.16ポイント安の7,636.36で取引を終えています。中東情勢の緊迫化による原油高に加え、米長期金利も上昇しており、積極的に株式を買いにくい環境となりました。

この日の大きな材料となったのが原油価格です。米国とイランを巡る対立が激しさを増す中、供給不安からWTI原油先物は前日比1.09ドル高の1バレル97.14ドルとなり、7日続伸しました。一般的に原油価格の上昇が長引くと、燃料費や輸送費、原材料費などを通じて企業のコストを押し上げるほか、ガソリン価格などを通じて物価にも影響する可能性があります。そのため、原油高そのものだけでなく、インフレ再燃やFRBの金融政策への影響も意識されました。

米国債市場でも金利上昇が続き、米10年債利回りは4.844%まで上昇しました。米財務省は10~20年物国債を最大60億ドル買い戻す方針を示したものの、一部で期待されていた規模には届かず、債券市場では売りが優勢となっています。

安全資産とされる米国債で4.8%を超える利回りを得られる環境では、株式に対してもより高い収益性が求められやすくなります。特に将来の成長期待を高く織り込むグロース株では、金利上昇が株価評価の重荷となる場合があります。原油高によるインフレへの警戒も重なり、株式市場では慎重な姿勢が強まりました。

ただし、主要指数が下落したからといって、すべての銘柄から資金が流出したわけではありません。S&P500の主要セクターではエネルギーが唯一上昇し、原油高が追い風となりました。個別でも、新たなAIアシスタントを発表したMeta Platformsが6%を超えて上昇し、AMDも3%高となるなど、材料のある銘柄には買いが入っています。一方、Alphabetは2.3%下落しており、市場全体が全面的なリスク回避へ向かったというより、銘柄を選別する動きが強まった形です。

為替市場ではドル円が153.56円で取引を終え、前営業日から0.42円の円高となりました。米金利上昇からドルが買われる場面もあったものの、ベッセント米財務長官による円安けん制発言が意識され、ドルの上値は限られています。VIX指数は前日比0.74ポイント高の16.46まで上昇しましたが、極端な警戒水準には達しておらず、パニック的な売りには至りませんでした。

今後の焦点は米国の物価指標です。PPIに続いてCPIの発表も控えており、原油高が続く中でインフレ圧力がどの程度強まっているのかが注目されます。ロイター通信によると、金利先物市場では次回FOMCでの利上げを60%程度織り込む状況となっており、原油価格、物価指標、FRBの判断をあわせて確認する必要がありそうです。

米国市場全体のまとめ|原油高と金利上昇で3日続落

1.NYダウ、NASDAQ、S&P500がそろって3日続落した。
2.WTI原油先物は7日続伸して97.14ドルまで上昇し、インフレ再燃への警戒が強まった。
3.米10年債利回りは4.844%まで上昇し、株式市場の重荷となった。
4.エネルギー株やMeta Platforms、AMDなど、材料のある銘柄には資金が向かった。
5.PPIやCPI、次回FOMCを控え、原油価格とインフレ、FRBの金融政策が注目された。

日本市場(9月10日)|一時900円超安から切り返し金融株に買い

10日の日本市場は、前夜の米国株安や原油高、米長期金利上昇への警戒から売りが先行しました。日経平均は一時900円を超えて下落しましたが、その後は徐々に下げ幅を縮め、終盤にはプラス圏へ浮上。前日比128.17円高の65,270.95円で取引を終え、3営業日ぶりの反発となりました。TOPIXも7.94ポイント高の4,054.58で終了しています。

朝方の売りを誘った背景には、中東情勢の緊迫化による原油高と、米長期金利の上昇がありました。WTI原油先物10月限は96.61ドルまで上昇し、米10年債利回りも4.84%台と高い水準で推移しています。原油高によってインフレ懸念が強まり、金利が高止まりすれば株式の評価にも影響するため、寄り付き直後はリスクを抑える動きが出やすい状況でした。

ただ、売りが一巡すると市場の雰囲気は徐々に変化しました。時間外取引の米株価指数先物が底堅く推移したことも支えとなり、朝方に売られた銘柄の一角へ買い戻しが入りました。さらに、金利上昇が収益面で追い風になりやすい銀行や証券株には資金が向かい、三菱UFJフィナンシャル・グループなど金融株が相対的に強い動きとなっています。

一般的に銀行は、貸出金利と預金金利の差である利ざやが収益に関係するため、金利上昇局面では収益改善への期待が高まりやすくなります。ただし、金利上昇の影響は企業や金融機関によって異なるため、単純に金利上昇だけで業績を判断できるわけではありません。

個別ではアドバンテスト、リクルートホールディングス、パナソニックホールディングスなどに買いが入った一方、東京エレクトロン、フジクラ、任天堂などには売りが目立ちました。指数全体が一方向に動くというより、原油高や金利上昇の影響を考えながら、資金の向かう銘柄を選別する動きが強まっています。

国内では日銀の金融政策も意識されました。増一行審議委員は、基調的な物価上昇率が2%にかなり近づいているとの認識を示したうえで、現在の金融環境は緩和的であり、引き続き政策金利を引き上げていく必要があるとの考えを示しました。さらに、インフレが加速した場合には急速な利上げを迫られるリスクにも言及しています。

来週には日銀金融政策決定会合を控えているため、国内金利の先行きも無視できない材料です。銀行株への資金流入には、米国の金利上昇だけでなく、日本でも金融政策の正常化が進む可能性を意識した動きが加わったとみられます。

また、翌11日にはメジャーSQの算出を控えていました。株価指数先物・オプションの特別清算指数が決まる直前は、先物やオプションを中心に需給が変化しやすく、短期的な値動きが不安定になることがあります。中東情勢、原油高、金利上昇、日銀の金融政策、SQ前の需給と複数の材料が重なる中で、一時900円超安からプラスへ切り返したことが、この日の相場を象徴する動きとなりました。

日本市場全体のまとめ|朝方の急落を吸収し3日ぶり反発

1.日経平均は一時900円を超えて下落したものの切り返し、128.17円高で3日ぶりに反発した。
2.原油高と米長期金利上昇への警戒から、朝方は日本株にも売りが先行した。
3.金利上昇への期待から三菱UFJフィナンシャル・グループなど金融株へ資金が向かった。
4.日銀審議委員の発言から、来週の金融政策決定会合と今後の利上げが意識された。
5.翌日のメジャーSQを控え、先物・オプションの需給も意識される相場となった。

トレード銘柄|TDKを小幅利益で撤退、SBI証券では売買を見送り

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

特定口座

  • 6762 TDK
    株  価: 2,827.0円 → 2,829.5円
    約定時間: 09:12:32 → 15:16:29
    収  支: +250円
    狙  い: 監視銘柄の中から選定し、スイングで保有することも想定してエントリーしました。ただ、メジャーSQを控えた影響なのか大きな値動きが見られず、翌日以降にあらためて入り直すこととして一度売却しました。

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • なし

売却銘柄

  • なし

本日のポートフォリオ内の決算銘柄

  • 2163 アルトナー
    2Q決算が発表され、上期経常利益は11%増益で着地しました。一方、売上営業利益率が前年同期より低下しており、その点が意識されたのか株価は売られる結果となりました。高配当銘柄として保有しており、1対2の株式分割によって以前より買いやすくなったことから、今後さらに買い増したいと考えています。ただ、増益という結果だけを見るのではなく、利益率の変化も確認しながら今後の買い増しを判断していきたいと思います。

8月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|TDKは方向感を見極めて撤退、SQ前は買い増しを見送る

前日の米国市場が下落し、翌日にメジャーSQを控える中、日経平均は一時900円を超えて下落しました。その後は後場にかけてプラス圏まで切り返しましたが、日中を通して値動きの方向を判断しにくい相場だったと感じています。

TDKはスイングトレードでの保有も想定して2,827.0円で購入しました。下値は2,800円付近で大きく崩れなかったものの、上方向にも思うような勢いが見られず、長時間保有しても値幅を取りにくい状態が続きました。そのため、今回は無理に持ち越さず2,829.5円で売却し、+250円の小幅な利益で一度撤退しています。

スイング目的であれば翌日以降まで保有する選択肢もありましたが、メジャーSQを控えたタイミングで方向感が乏しい状態を無理に引っ張る必要はないと判断しました。いったんポジションを外しておけば、SQ通過後の値動きを改めて確認したうえで、条件が整えば入り直すこともできます。利益額そのものは小さいものの、保有を続ける理由が弱いと感じた段階で撤退できた点は悪くなかったと考えています。

SBI証券の単元未満株についても、この日は買い増しを見送りました。ポートフォリオの値動きが弱かったとしても、それがメジャーSQを控えた短期的な需給によるものなのか、最近の円高傾向や金利変化を織り込んだものなのかを判断しにくい状況でした。理由がはっきりしない下落を単純に「安くなった」と考えて買うのではなく、一度様子を見ることを優先しています。

今回は、日経平均が朝方の大幅安から反発したからといって、その動きを追いかけて売買を増やすことはしませんでした。TDKでは方向感の乏しさを理由に撤退し、単元未満株では判断材料が不足していたため買い増しを見送っています。買うことだけでなく、「今は動かない」と判断することも一つの選択肢として、今後も地合いやイベントとの関係を確認しながら売買していきたいと思います。

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