2025年3月13日の市況は、米国の関税政策とエネルギーセクターの動向が市場に大きな影響を与えました。消費者物価指数の伸び鈍化でインフレ懸念が和らぐ一方、トランプ政権の関税発表が貿易摩擦のリスクを高め、投資家心理に揺れが生じました。デイトレードでは半導体関連銘柄を中心に取引を進め、収支は小幅ながら利益を確保。今回は関税政策の市場影響や収支改善に向けた具体的な反省点もまとめました。
2025年3月13日の市況|米国関税政策とエネルギーセクターの動向が市場に影響
昨夜の米国市場では、2月の消費者物価指数(CPI)が予想を下回り、インフレ懸念がひとまず後退しました。この好材料を受けて、S&P500種株価指数とナスダック総合指数は反発。しかし、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに25%の輸入関税を課す方針を示し、カナダや欧州連合(EU)から報復関税の動きが出ています。こうした貿易摩擦の激化懸念から、ダウ平均は82.55ドル安の41,350.93ドルとなり、3日続落しました。
一方、13日の東京株式市場では、米国市場のハイテク株高を背景に半導体関連銘柄が買われ、日経平均株価は前場で一時500円超の上昇を見せました。前場終値は前日比354円73銭高の37,173円82銭。しかし午後になると、米国の関税政策に伴う景気減速懸念と円高進行が重なり、日経平均は36,790円03銭(前日比-29円06銭)に下落。投資家心理が冷え込み、利益確定売りが優勢となりました。
デイトレード銘柄|半導体関連と重工業株の小幅な値動き
- 6723 ルネサスエレクトロニクス
- 株価:2,342.0 → 2,350.0
- 収支:+800円
- 7011 三菱重工業
- 株価:2,486.0 → 2,488.0
- 収支:+200円
- 7014 名村造船所
- 株価:2,220.0 → 2,221.0
- 収支:+100円

反省点|利益確定のタイミングと銘柄選定を見直そう
今回のデイトレードでは全取引で利益を出せましたが、収益は小幅にとどまりました。特に注目したルネサスエレクトロニクスは、利益幅が思ったより伸びず、エントリーの価格設定や利益確定のタイミングに課題を感じています。
改善策1:エントリーポイントの再検討
テクニカル指標(移動平均線やボリンジャーバンドなど)を活用し、より有利な価格でエントリーできるよう精査します。
改善策2:利益確定の戦略見直し
トレイリングストップや部分利益確定の活用で、利益を最大化しつつリスクも抑える方法を模索します。
改善策3:銘柄選定の多様化
半導体や重工業だけでなく、エネルギーセクターや新興企業の株も視野に入れ、多様な収益機会を狙います。
改善策4:市場ニュースの迅速な把握
関税政策など市場変動の要因を素早くキャッチし、柔軟にトレード戦略を調整できる情報収集体制を強化します。
これらを実践し、次回以降のデイトレード収支アップを目指します。