本記事では、2025年3月11日の市況を振り返りながら、デイトレードによる収支や投資判断について詳しく解説します。米国市場では景気後退懸念が強まり株価が急落、日本市場にも影響が及びました。そんな中でも地合いに逆行する銘柄を見極めたデイトレードや、高配当株を活用した安定的な資産形成を目指す投資戦略を紹介しています。初心者の方でもわかりやすく、学びの多い内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
2025年3月11日の市況|景気後退懸念による米国市場の急落と日本市場への影響
3月10日のアメリカ市場では、景気後退への不安が強まり、大幅な下落となりました。ダウ工業株30種平均は前日比で890.01ドル安の41,911.71ドル(-2.08%)、ナスダック総合指数はなんと727.89ポイント安の17,468.32ポイント(-4.00%)と、かなり大きな調整が入りました。
下落の背景には、トランプ大統領による貿易政策や関税への懸念、中国の報復関税、さらには米国政府閉鎖のリスクといった不安材料がずらり。まるで「市場の不安ビュッフェ」とでも言いたくなるような状況です。
この米国市場の動揺を受け、本日(3月11日)の日本市場も例外ではありませんでした。日経平均株価は寄り付き直後に900円以上の下げ幅を記録し、一時は36,000円を割り込む場面も。とはいえ、後場にはやや買い戻しが入り、終値は36,793.11円(前日比-235.16円)でなんとか踏みとどまりました。
全体としては、景気後退への不安と貿易摩擦が色濃く反映された一日。こんなときこそ冷静さが求められますね。
デイトレード銘柄|地合いに逆行する銘柄選択と高配当戦略
楽天証券
- 141A トライアルホールディングス
- 株価:2,271.0 → 2,276.0
- 収支:+500円
- 根拠:悪地合いの中でもわずかに上昇していた銘柄の一つであり、直近で西友を買収したことによる注目度からエントリー。売買代金ランキングでも目立っていたため、短期的な値動きを期待して取引しました。

SBI証券
本日は全体が下げ相場だったものの、「これはボーナスタイムでは?」という前向きな姿勢で高配当株の買い増しを実行しました。
買い増し銘柄
- 167A リョーサン菱洋
- 1812 鹿島建設
- 1852 淺沼組
- 8917 ファースト住建
- 9104 商船三井
売却銘柄
- 5938 LIXIL
売却理由:高配当銘柄ではありますが、配当性向がやや高すぎると判断。含み益がしっかり出ていたこともあり、利益確定を優先して売却しました。

反省点|銘柄選びの目利き力と判断基準の再確認
本日の取引を振り返ると、相場全体が大きく崩れる中でも、個別銘柄の動きにしっかり目を向けることの重要性を再認識しました。地合いに逆行して強さを見せる銘柄を見極める「目利き力」が、デイトレードではとても重要です。
また、高配当株といえど、配当性向や将来性、そして含み益とのバランスを見ながら柔軟に判断する姿勢が必要だと感じました。今後も収支とリスクのバランスを意識しながら、冷静で計画的な投資を続けていきます。