総裁選前後の日経平均の動き
この記事は、9月27日に行われた自民党総裁選に関連する内容です。私自身、特定の政党や議員を支持しているわけではなく、客観的な視点からニュースをもとに執筆しています。
自民党総裁選が大きな注目を集め、市場に多大な影響を与えました。9月27日の前場は、午後13:00から行われる総裁選を前にして、投資家たちは様子見の姿勢を取っていたようで、日経平均は39,000円から39,200円の間を小幅に動いていました。しかし、後場に入ると市場の期待感が膨らみ、保守派からの支持が強い高市氏が勝利するのではという憶測が広がり、これを織り込む形で日経平均は急上昇しました。結果的に後場の取引が終わるまでには903.93円高の39,829.56円と、日経平均は大幅な上昇を見せました。
しかし、その期待は決選投票後に一転します。結果的に石破氏が逆転勝利を収めたことが報じられると、日経平均の先物市場は急落しました。市場が織り込んでいた期待が外れたことで、投資家たちは一斉にリスクオフの動きを見せ、ドル円も急激に円高に振れ、142円台へと進みました。この「石破ショック」により、SNSでも「日本株終了」「総裁選が日本経済に打撃」など、悲観的な意見が多く見られるようになりました。
特に、石破氏の掲げる消費税増税や金融所得課税の強化が市場に対して不安を煽っているのは否めません。しかし、このような不透明な状況下でも、投資家として冷静に市場を見極めることが重要です。
8月5日、日経平均が大幅に急落した際、多くの投資家が不安を抱えながら対応を迫られました。皆さんはどう対処しましたか?パニック売りに走った方もいれば、冷静にポジションを維持し、市場の回復を待つという方もいたでしょう。急激な相場の変動時には、焦って判断ミスをしやすくなりますが、前回の急落で私自身は冷静に対処することの重要性を再確認しました。
急落に対して私のポートフォリオも一時的に大きく下落しましたが、慌てて売却することなく、ポジションをそのまま維持しました。その後、株価は徐々に回復し、最終的には損失を最小限に抑えることができました。この経験から、短期的な下落に焦らず、長期的な視点を持つことの重要性を学びました。
たとえ9月30日に日経平均が再び急落したとしても、前回の経験を踏まえると、必ずしもポジションを急いで変える必要はないと考えています。市場の動きは常に予測不可能であり、短期的な下落に惑わされることなく、冷静な判断を下すことが大切です。とはいえ、株価の動向は未知数ですので、引き続き慎重な観察が必要です。
最終的には、投資は自己責任で行うべきです。市場の急変に対してどう対処するかは各投資家の判断に委ねられていますが、私自身は今回、トレードを控え、様子を見ることに決めました。市場は常に変動しており、一瞬の判断で大きな結果をもたらすことがありますが、冷静に自分の投資スタンスを守ることが、長期的な成功に繋がると信じています。
補足として、SBI証券によると、石破氏の掲げる政策に関連する銘柄が以下の通りです。(参考:SBI証券)
○金利上昇関連銘柄
- 8306 三菱UFJ
- 8411 みずほFG
- 8766 東京海上HD
- 8750 第一生命HD
○再生エネルギー関連
- 6804 ホシデン
- 4118 カネカ
- 9519 レノバ
- 9513 電源開発
- 9501 東京電力HD
○防衛関連
- 7011 三菱重工業
- 7012 川崎重工業
- 6701 日本電気
- 6503 三菱電機
- 6702 富士通
上記の銘柄が関連銘柄として書かれてありました。しかし、前述した通り総裁選の結果を受け日経先物が急落している為、トレードには細心の注意が必要と思われます。
今月の買い増し銘柄
今月の買い増し銘柄は以下の通りです。
- 5406 神戸製鋼所
- 1852 淺沼組
- 1808 長谷工コーポレーション
- 8725 MS&AD(New)
- 8306 三菱UFJ
- 7272 ヤマハ発動機
- 2163 アルトナー
- 8053 住友商事
- 7201 日産自動車
- 167A リョーサン菱洋(New)
- 5401 日本製鉄
- 8593 三菱HCC
- 6301 小松製作所(New)
- 8304 あおぞら銀行
- 3132 マクニカ(New)
- 5938 LIXIL
以上の銘柄となっています。
また、売却した銘柄はありませんでした。
今月の買い増しにより年間配当金は73897円、利回り3.84%となりました。
今月入金された配当金は次の通りです。