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2番底到来か?日経平均の下落と日産自動車の買い時を考える

2番底の兆しと日経平均の動向

8月5日の大暴落以降、ひと月かけて株価は以前の水準に近づこうと徐々に上昇してきました。しかし、8月末時点では暴落以前の利益まで回復することができずにいました。9月に入っても、買い増しを行いながら上昇を待っていましたが、9月4日には日経平均が1,638.70円安の37,047.61円、5日には464円安となり、続いて9月6日に発表された米国の8月雇用統計では失業率が前月から低下したものの、雇用者数の伸びが鈍化し、米国株は景気後退懸念で下落していました。

その影響を受けた9月9日の日経平均は一時1,000円以上の下落を見せましたが、8月5日とは異なり、その後上昇に転じ、175.72円安の36,215.75円で取引が終了しました。しかし、翌10日には56.59円安、11日には539.39円安と続き、気が付けば7日続落する結果となっています。また、9月11日にはドル円が141円台まで円高が進行しています。これにより、含み益の回復どころか、再び含み損に転じる状況が見えてきました。

しかし、7日連続で下落していた日経平均株価が、9月12日にようやく反転し、1,213.50円高の36,833.27円となりました。最近の乱高下がこのまま落ち着くと良いのですが、"デッド・キャット・バウンス"という言葉があるように、大きく株価を下げた後の一時的な戻りが見られることがあります。実際、8月5日の暴落後にも一時的な上昇がありました。今回も同じパターンが当てはまるのか、今後の動きを注視していきたいと思います。

ここで、最近の日本株式の変動のメカニズムについてわかりやすい資料があったので紹介します。

(参考:しんきんアセットマネジメント投信株式会社より)

日産自動車の買い時を探る

現在、高配当銘柄への投資へシフトしている中、気になる銘柄の一つとして日産自動車が挙げられます。9月11日の終値で400円を割り、利回りも6.44%と非常に高い水準に達しています。また、PBRも割安と考えられます。直近の決算では通期見通しが下方修正されましたが、これは為替変動と業績の動向を踏まえた上での修正です。

私個人的には、そろそろ日産自動車の買い時が近づいていると考えています。チャートを確認すると、最近の最安値は2023年1月に付けた408.1円であり、もしこれを割った場合、次のサポートラインは2020年4月の311.2円となります。今後の値動き次第で、エントリーのタイミングを慎重に見極める必要がありそうです。ただし、週足で見ている為、日足であったり5分足であったり、その判断は個人によるところもあると考えてます。

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