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【投資記録】雇用統計追い風の米国株と利益確定売りの日本株|5月11日の投資記録

複数モニターに株価チャートが映る投資環境の写真。米国株が雇用統計を追い風に上昇する一方、日本株では利益確定売りが広がった5月11日の投資記録を示すアイキャッチ画像。

米国株は雇用統計を追い風に上昇、日本株は利益確定売りが広がった5月11日の投資記録。

5月11日の日本市場は、なぜ日経平均が続落した一方でTOPIXは反発するという、ちぐはぐな動きになったのか。前週末の米国市場ではハイテク株を中心に主要指数がそろって上昇し、NASDAQとS&P500は過去最高値を更新するほどの強さを見せました。それほど力強い追い風があったにもかかわらず、日本市場では取引時間中に最高値を更新した後、一転して下落に転じる展開となりました。その背景には何があったのかを丁寧に整理していきます。

まず米国市場では、4月の雇用統計が予想を大きく上回ったことで景気の底堅さが意識され、ハイテク・半導体関連を中心に買いが広がりました。金利は小幅に低下し、成長株にとって追い風となる環境が整っていました。一方で、中東情勢の緊張が続くなか原油価格が高値圏で推移し、地政学リスクやインフレ懸念といった外部要因も無視できない状況でした。

こうした環境は日本市場にも波及し、寄り付きは半導体関連を中心に買いが先行しました。しかし、原油高によるコスト増懸念や、ここまでの急ピッチな上昇に対する利益確定売りが重なり、日経平均は次第に上値を抑えられる形に。結果として、指数ごとに強弱が分かれる一日となりました。

この記事では、米国市場から日本市場への流れを整理しながら、なぜ5月11日の相場がこのような展開になったのかをわかりやすく解説します。また、デイトレード銘柄の選定理由や約定タイミング、値幅の振り返りに加え、別口座で行っているスイング(高配当投資)の売買状況もまとめています。さらに、その日のトレードを振り返り、良かった点や改善点を整理しながら、読者と一緒に相場理解を深めていく姿勢で書いています。

相場の流れを把握しながら投資判断をアップデートしたい読者に向けて、日々の値動きの背景を丁寧に読み解く内容となっています。

2026年5月11日の市況|米雇用統計の追い風と日本市場の利益確定売りが交錯した一日

主要指数(5月11日時点)

日経平均:62,417.88(-295.77)
TOPIX:3,840.93(+11.45)
NYダウ:49,609.16(+12.19)
NASDAQ:26,247.08(+440.88)
S&P500:7,398.93(+61.82)

米国市場(5月8日)

8日の米国市場は、4月の雇用統計が市場予想を大きく上回ったことを受け、主要指数がそろって上昇しました。特にNASDAQとS&P500は終値ベースで過去最高値を更新し、投資家のリスク選好姿勢が鮮明になった一日でした。S&P500は61.82ポイント高の7,398.93、NASDAQは440.88ポイント高の26,247.08と、いずれも力強い値動きとなりました。一方、NYダウは12.19ポイント高と小幅な上昇にとどまり、ハイテク中心の上昇とはやや温度差のある展開でした。

市場を押し上げた最大の材料は、取引開始前に発表された米雇用統計です。非農業部門雇用者数は11万5,000人増と予想の5万5,000人増を大きく上回り、失業率も4.3%と予想通りの水準を維持しました。景気の底堅さが意識され、過度な景気後退懸念が後退したことで、成長期待の高いハイテク株に資金が向かいやすい環境が整いました。

個別では、テスラが約4%高、エヌビディアが約2%高と、いずれも高値圏での推移が続きました。さらに、インテルはアップルとの半導体製造に関する予備的合意が報じられたことで14%高と急伸し、個別材料が相場全体のムードを押し上げました。決算面でもモンスター・ビバレッジやアカマイ・テクノロジーズが予想を上回る内容を発表し、それぞれ大幅高となりました。一方でクラウドフレアは決算を受けて売られ、銘柄ごとの差は見られたものの、全体としては好決算銘柄への資金流入が続きました。

マクロ環境では、中東情勢の緊張が続くなか原油価格が高値圏で推移し、WTIは94ドル台後半、ブレント原油は101ドル台となりました。本来であれば株式市場の重しとなりやすい材料ですが、この日は雇用統計のポジティブサプライズがそれを上回り、投資家は買い姿勢を維持しました。金利面では米10年国債利回りが4.37%を下回る水準へと小幅に低下し、成長株にとって追い風となりました。

週間ベースではNASDAQが1,132.63ポイント高、S&P500も168.81ポイント高と6週連続の上昇を記録し、企業業績への信頼感が相場の基調を支えている様子がうかがえます。

米国市場全体のまとめ

  1. S&P500とNASDAQが終値で過去最高値を更新し、主要3指数がそろって上昇した。
  2. 4月の米雇用統計が予想を大きく上回り、景気の底堅さが意識された。
  3. テスラ、エヌビディア、インテルなどハイテク・半導体関連が相場を主導した。
  4. 原油高や中東情勢の不透明感が続くなかでも、長期金利の低下が株式市場を支えた。
  5. NASDAQとS&P500が6週連続上昇となり、企業業績への信頼感が強まった。

日本市場(5月11日)

11日の日本市場は、指数ごとに明暗が分かれる展開となりました。日経平均は62,417.88円と295.77円安で続落した一方、TOPIXは3,840.93と11.45ポイント高で反発しました。

寄り付きは米国市場のハイテク株高を受けて半導体関連を中心に買いが入り、日経平均は一時600円超の上昇となり、取引時間中の最高値を更新しました。しかし、その後は原油高への警戒感や利益確定売りが重なり、上げ幅を急速に縮小。最終的にはマイナス圏での引けとなりました。

原油価格がWTIで100ドル付近まで上昇したことで、インフレ圧力や企業コスト増への懸念が意識され、投資家心理に影響を与えました。中東情勢の不透明感も相まって、原油高が一時的ではなく先行きリスクとして受け止められた点も重しとなりました。

また、日経平均は3月末以降の急ピッチな上昇が続いていたため、短期的な利益確定売りが出やすい地合いでした。実際、AI関連や半導体など値がさ株の一角に売りが出ており、指数を押し下げる要因となりました。

一方で、TOPIXがプラス圏を維持したことからも分かるように、市場全体が弱気に傾いたわけではありません。東証プライム市場では値上がり銘柄が870と優勢で、売買代金も10兆円超と高水準を維持。主力株から他セクターへ資金が移動している様子が見られました。

業種別では、食料品、その他金融、銀行業などディフェンシブ性や金利上昇の恩恵を受けやすいセクターが上昇しました。具体的にはハウス食品グループや味の素、オリックス、地方銀行株などが買われました。一方、任天堂を含むその他製品、情報・通信業、鉄鋼などは下落し、成長期待で買われてきた銘柄には利益確定売りが出ました。

為替市場では円安が進み、1ドル157円台前半で推移。原油高による貿易収支悪化懸念や有事のドル買いが背景にあります。国内長期金利は上昇し、債券市場では売りが優勢となりました。

日本市場全体のまとめ

  1. 日経平均は場中最高値更新後に反転し続落、TOPIXは反発と指数間で明暗が分かれた。
  2. 原油高と中東情勢の不透明感がインフレ懸念を強め、市場心理に影響した。
  3. AI関連や半導体など値がさ株に利益確定売りが出た。
  4. 食品や金融などディフェンシブ・金利恩恵セクターへ資金がシフトした。
  5. 円安進行と国内金利上昇、REITの続落など株以外の市場でも原油高の影響が意識された。

トレード銘柄|積み立てとスイングでポジション調整を進める

楽天証券|積み立て投資

特定口座

  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,245.0
    数  量: +1口
    合  計: 230口

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 5803 フジクラ
    株  価: 6,720.0円
    数  量: +1株
    合  計: 4株
  • 7013 IHI
    株  価: 2,826.0円
    数  量: +1株
    合  計: 13株
  • 8136 サンリオ
    株  価: 897.4円
    数  量: +5株
    合  計: 150株

売却銘柄

  • なし

ポートフォリオ内の決算銘柄

  • 5016 JX金属
    今期最終は9%増で2期連続最高益。前期は増配だったものの今期は減配。ただし配当性向25%・下限配当20円という方針は評価できる。キャピタルゲイン狙いの銘柄であるため、高値圏では慎重に買い増しタイミングを見極めたい。
  • 9434 ソフトバンク
    今期最終は2%増で2期連続最高益、0.2円増配。株価は横ばいが続くものの、1単元が手頃なため押し目を丁寧に拾っていきたい。

5月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|ポートフォリオは堅調、買い増し判断は概ね良好

日経平均やTOPIXが時間とともに下落した一方で、ポートフォリオは堅調に推移した一日でした。

サンリオは株価が底を打ったような動きを見せ、900円台を回復したタイミングで買い増しができたことで取得単価を大きく下げることができました。しばらくは無理に動かず、値動きを見守るつもりです。

IHIは好決算だったものの株価は織り込み済みとして下落。ただし国策テーマとしての強さを考慮し、押し目と判断して買い増しを実施しました。

フジクラはモメンタムを重視した段階的な買い増しを続ける予定ですが、決算前で値動きが荒くなる可能性もあるため、JX金属のPTSのようなケースも意識しつつ、取得単価と相談しながら慎重に進めたいと考えています。

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