2025年11月4日の株式市場は、米国ではAI関連銘柄が堅調に推移し、アマゾンが上場来高値を更新。一方、NYダウは利下げ期待の後退や高値警戒感から続落しました。日本市場では連休明けの反動と円高進行が重なり、主要指数が下落。半導体関連株には日米ともに買いが入り、個別銘柄では決算発表を受けた動きが目立ちました。ポートフォリオでは積み立てとスイングの両面で銘柄を着実に増やしつつ、押し目を狙う姿勢を維持しています。
2025年11月4日の市況|主要指数の下落とハイテク株の堅調さが対照的に
主要指数(11月4日時点)
日経平均:51,498.20(-914.14)
TOPIX:3,310.14(-21.69)
NYダウ:47,336.68(-226.19)
NASDAQ:23,834.72(+109.77)
S&P500:6,851.97(+11.77)
米国市場(11月3日)
11月3日の米国株式市場は、ハイテク関連銘柄への買いが続き、NASDAQとS&P500が上昇しました。AI関連の好材料が相次ぎ、アマゾンはOpenAIとのクラウド契約を受けて4%高となり、上場来高値を更新。エヌビディア、テスラ、マイクロンなども買われ、AI関連銘柄への資金流入が目立ちました。
一方で、NYダウは前日比226.19ドル安の47,336.68ドルで取引を終え、2営業日続落。高値警戒感や利下げ期待の後退が重しとなり、ディフェンシブ銘柄を中心に売りが優勢でした。キンバリークラークはケンビューの約400億ドル買収を発表し、株価は15%下落。ケンビューは12%以上の急騰となりました。
マイクロソフトがUAE向けのエヌビディア製AIチップ輸出について米政府の承認を得たことも好感され、半導体関連株が堅調。中国による自動車用半導体の輸出制限緩和も、米中関係改善への期待を高める材料となっています。
日本市場(11月4日)
11月4日の日本市場は、連休明けの反動と為替の影響が重なり、主要指数は軟調な展開となりました。前場では一時的に上昇する場面もありましたが、後場にかけて売りが優勢となり、終値では節目の水準を割り込む形となりました。
日経平均株価は前営業日比914円安の51,498円で取引を終了。TOPIXは3,310.14ポイントで終え、前週末比で21.69ポイントの下落となりました。為替市場では円が対ドルで153円台後半まで上昇し、財務省の円安牽制発言や日銀の利上げ観測が背景にあり、ドル売り・円買いの流れが強まりました。これにより、輸出関連銘柄にはやや逆風となりました。
個別銘柄では、好決算を発表した企業に買いが入る一方、指数寄与度の高い銘柄には売りが集中。AI関連や半導体関連株には引き続き物色の動きが見られましたが、相場全体としては落ち着きを取り戻す方向に向かっています。
トレード銘柄|積み立てとスイングで銘柄を着実に増加
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,178.0
数 量: +2口
合 計: 85口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 261A 日水コン +1株(合計20株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計157株)
- 8725 MS & AD +1株(合計19株)
- 8904 AVANTIA +5株(合計175株)
売却銘柄
- なし
ポートフォリオ内の決算銘柄
- 8058 三菱商事
上期・7-9月期ともに42%減益で着地。株価は約4%下落しましたが、4月に安値で取得しているため、現時点では買い増しは見送り。今後のタイミングを見て対応を検討しています。 - 9432 NTT
上期7%増益、7-9月期20%増益と好内容ながら、出尽くし感から下落。取得単価を割り込んで含み損となっていますが、今後の値動きを見ながら買い増しも視野に入れています。
反省点・総括|後場の下落で含み益縮小も、冷静に押し目を狙う姿勢を維持
前場ではポートフォリオ全体の含み益が増加していましたが、後場の下落によりその利益は縮小。それでも前日比ではプラスで終えられたことが、心理的な支えとなりました。
決算発表を受けた三菱商事とNTTについては、押し目を見ながら購入を進める方針。他銘柄でも好決算ながら売られているケースが見られるため、取得タイミングを慎重に見極めていきたいと考えています。
