2025年8月25日の株式市場は、ジャクソンホール会議でのパウエル議長の発言を受け、米国市場が大幅上昇。その流れを受けて日本市場も朝から強く始まりましたが、結果的には「寄り天」となり、日経平均は上値を抑えられる展開となりました。本記事では、市況の動きとともに、スズキ株を中心としたデイトレードや積み立て投資の記録を振り返ります。
2025年8月25日の市況|米利下げ期待で日本株は寄り天に
主要指数(8月25日時点)
日経平均:42,807.82(+174.53)
TOPIX:3,105.49(+4.62)
NYダウ:45,631.74(+846.24)
NASDAQ:21,496.53(+396.22)
S&P500:6,466.91(+96.74)
米国市場(8月22日)
ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演は、市場にとって大きなサプライズでした。「物価と雇用のリスクを慎重に見極めながらも、利下げの余地を残す」というニュアンスが投資家に安心感を与え、株式・債券・為替のすべてでリスク選好が戻りました。
ダウは846ドル高で史上最高値を更新、ナスダックも約2%上昇し、小型株指数ラッセル2000は年初来高値をうかがう動き。S&P500も最高値圏に迫り、広範囲で買いが入ったことがわかります。
債券利回りは急低下し、2年債は3.68%台まで下落。ドルも軟化し、円やユーロに資金が流れる展開となりました。またVIX指数も12%急落し、投資家心理が一気に改善。CME FedWatchによる9月利下げ予想は80〜90%に跳ね上がり、「利下げ開始へのカウントダウン」が現実味を帯びています。
市場は、パウエル議長が「政策転換の余地を公式に認めた」と解釈し、週明けに向けて強気の流れを作りました。
日本市場(8月25日)
その流れを引き継いだ日本市場は、日経平均が寄り付きから大きく跳ね上がり、一時は500円超の上昇を記録しました。始値は42,977円27銭、高値は43,201円42銭と勢い十分でしたが、午後にかけて利益確定売りが重なり、終値は174円高の42,807円82銭。典型的な「寄り天」パターンとなりました。
為替は1ドル=147円前後で推移し、企業業績への圧力は限定的とみられます。それでも午後の失速は「米国発のポジティブ材料が一巡した」という見方が強く、材料不足と利益確定の動きが重なった格好です。
トレード銘柄|スズキをエントリー、積み立ても継続
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
- 7269 スズキ
株 価: 2,006.5
約定時間: 09:08:07 → 持ち越し
狙 い: 朝方に強い動きを見せた日経平均を背景に、売買代金ランキングからスズキを選択。寄り付きの上昇に合わせてエントリー。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,082.0
数 量: +1口
合 計: 25口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 1719 安藤・間 +1株(合計44株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計177株)
売却銘柄
- なし
反省点|寄り天の波に巻き込まれたスズキ持ち越し
ジャクソンホール会議を受けた米国株の上昇を背景に、朝方から日経平均が勢いよく始まったため、スズキにエントリーしました。しかし結果的には寄り天となり、スズキも後場には下落。損切りラインには届いていないため持ち越していますが、今後の値動き次第では損切りも視野に入れる必要があります。