広告 日次報告 株式投資

【投資記録】地政学リスクと急反発の日本市場、半導体を避けてオリエンタルランドを選んだ理由|7月14日の投資記録

ダークモードの株価チャートを背景に、地政学リスクと急反発の日本市場、半導体を避けてオリエンタルランドを選んだ理由というタイトルと7月14日の投資記録という日付が配置されたアイキャッチ画像

7月14日の市場動向とトレード戦略をまとめた投資記録です。

緊迫する中東情勢や米国市場の下落を受けて、朝方から大きく荒れ模様となった今日の株式市場。一時1,000円近くも急落した日経平均株価が、その後どのようにして劇的な反発を遂げたのか、その値動きの裏側にある要因が気になっている方も多いのではないでしょうか。前夜の米国市場では、地政学リスクの再燃による原油価格の高騰や長期金利の上昇が重なり、これまで相場を牽引してきたハイテク株を中心に冷や水が浴びせられる形となりました。その重苦しい空気がアジア市場へも波及し、一時は全面安の様相を呈したものの、下値での旺盛な押し目買いや韓国市場の持ち直しが呼び水となり、日本市場は後場にかけて力強い買い戻しが入るという、非常にドラマチックな一日となりました。

この記事では、激動の一日となった米国市場から日本市場への一連の流れを分かりやすく整理し、私自身が実践した楽天証券でのデイトレードや、SBI証券における将来性を見据えた高配当・スイング投資の具体的な売買動向、そして一日のトレードの振り返りを詳しくお届けします。なお、本文に記載している各トレード銘柄の銘柄名には、本日取引したそれぞれの銘柄に関する過去の取引記録へアクセスできる過去記事リンクを設定しています。これまでの運用の軌跡や、それぞれの銘柄をどのような思惑で買い進めてきたのかといったストーリーも合わせてご覧いただける仕様となっていますので、これからの投資戦略の参考にぜひご活用ください。

相場の環境が目まぐるしく変化するからこそ、日々のトレードを丁寧に振り返り、自分自身の投資判断を柔軟にアップデートしていく姿勢が欠かせません。この記事が、日々市場と向き合う皆様にとって、これからの取引や資産形成のヒントとなり、ともに投資家として一歩ずつ成長していくためのきっかけになればとても嬉しく思います。

2026年7月14日の市況|リスクを乗り越え反発した日経平均と世界市場の現在地

主要指数(7月14日時点)

日経平均:67,743.50(+500.77)
TOPIX:4,038.98(+31.49)
NYダウ:52,498.64(-138.37)
NASDAQ:25,873.18(-408.43)
S&P500:7,515.34(-60.05)

米国市場(7月13日)

13日の米国株式市場は、リスク回避の売りが優勢となり、主要な3つの指数が揃って下落する厳しい展開となりました。NYダウは、前週末の終値から138.37ポイント引きずられる形で52,498.64ポイントへと下落し、3営業日ぶりに反落を余儀なくされました。特に影響が顕著だったのがハイテク株の比率が高いNASDAQで、こちらは前週末比で408.43ポイント安の25,873.18ポイントと大きく値を崩しています。機関投資家の運用の指標とされるS&P500指数も60.05ポイント安の7,515.34ポイントとなり、市場全体が強い警戒感に包まれた一日となりました。

この売りを主導した最大の要因は、にわかに緊迫化した地政学リスクにあります。トランプ大統領がイランに対する海上封鎖を再開する意向を示したことで、世界のエネルギー輸送の要所であるホルムズ海峡を通る船舶の安全や、供給の不透明感がにわかに高まりました。これに敏感に反応したのが原油市場です。WTI原油先物価格は、1バレルあたり前週末比で6.73ドルも急騰し、78.14ドルへと跳ね上がりました。原油価格の上昇はダイレクトにエネルギーコストの引き上げにつながるため、市場では「再びインフレが熱を帯びるのではないか」という警戒感が一気に強まる格好となりました。

こうした厳しい地合いをさらに悪化させたのが、前日にアジア市場で巻き起こった株価の大暴落です。韓国市場において、指数を牽引する半導体大手の急落を発端にKOSPI指数が突如として急落し、市場を一時的に凍結させるサーキットブレーカーが発動されるというショッキングな出来事がありました。この韓国発の動揺はアジア市場全体に売りを波及させ、その流れをそのまま夜間の米国市場を引き継ぐ形となったため、投資家心理を一段と凍らせる悪循環を生んでしまいました。

さらに追い打ちをかけるように、ウォラーFRB理事が今後の利下げに対して慎重かつ引き締めに前向きな、いわゆるタカ派的な発言を行ったことも市場の冷や水となりました。これを受けて、長期金利の指標である米10年債利回りは前週末比で0.056%上昇し、4.624%へと駆け上がりました。金利負担の増加とインフレへの懸念が重なったことで、これまで力強く相場を引っ張ってきた大型テック株や半導体関連のセクターには、利益を確定させようとする売りが相次ぎました。個別ではエヌビディアやボーイング、キャタピラーといった名だたる主力株が売りを浴びた一方で、原油高のメリットを享受するシェブロンや、比較的金利耐性のあるセールスフォース、ビザなどには資金が逃げ込み、セクター間での明暗がくっきりと分かれました。

投資家の心理状態を測定するVIX恐怖指数も、前週末比から2.13ポイント跳ね上がって17.16ポイントとなり、市場の不安心理を如実に物語っています。為替市場では、米国の金利上昇に伴ってドルを買い戻す動きが強まり、ドル円は前週末比0.72円のドル高円安となる162.46円で引けています。歴史的な円安トレンドが継続する中、今後の投資戦略としてはインフレ指標の推移や、これから本格的にスタートする主要企業の決算発表の内容を慎重に見極める必要がありそうです。

米国市場全体のまとめ

1.地政学的な緊張の高まりや長期金利の上昇に対する強い警戒感から、主要3指数は揃って押し戻され、反落の展開となった。
2.トランプ大統領によるイラン海上封鎖の再開表明をきっかけに、中東地域の安定性が揺らぎ、リスクオフの空気が一気に広がった。
3.原油先物価格が大幅な高騰を見せたことで、エネルギー起因によるインフレの再燃への不安が投資家の間で再び強まることになった。
4.韓国KOSPI指数においてサーキットブレーカーが発動される事態となり、その急落の衝撃がアジア経由で米国市場にも重くのしかかった。
5.ウォラーFRB理事のタカ派発言を契機に10年債利回りが上昇し、これまで相場を引っ張ってきたハイテク株を中心に売りが加速した。

日本市場(7月14日)

前夜の米国市場における原油高、長期金利の上昇、そしてそれに伴う主要ハイテク株の下落といった向かい風が、そのまま朝方の日本市場にも直撃しました。取引開始直後の東京市場では、指数への影響度が高い半導体関連の銘柄にまとまった売りが先行し、日経平均株価は一時、前日比で1,000円近くも急落するパニック的な展開となりました。中東情勢の緊迫化に伴う不確実性の高まりから、投資家が手元のリスク資産を縮小させようとする動きが目立ち、売り注文が買い注文を圧倒する厳しい滑り出しとなりました。

しかし、株価が急激に売り込まれ、日経平均が6万6,000円台前半の水準に差し掛かると、値ごろ感を意識した押し目買いや、買い戻しの動きが非常に活発になりました。このあたりで売りの圧力が一巡すると、日経平均は底堅さを見せて徐々に下げ幅を縮小し始めます。日中こそ、同じ時間帯に動いている韓国市場の不安定な値動きに影響を受け、プラス圏とマイナス圏を激しく行き来する落ち着かない展開となりましたが、後場に入ると韓国市場が力強く上昇に転じたことで、日本市場でも安心感から買い戻しの流れが決定的なものとなりました。後場の中盤以降は、買いの手がじわじわと途切れずに入る展開となり、日経平均は最終的に前日比500.77円高の67,743.50円と、見事な反発で今日の取引を終えました。これに追随するようにTOPIXも前日比31.49ポイント高の4,038.98ポイントと、前日の下げ幅を綺麗に埋める戻り足を示して取引を終えています。

プライム市場の様子を詳しく見ると、値上がりした銘柄数は1,185銘柄にのぼり、東証プライムに上場する全体の約76パーセントを占めました。これに対して値下がりしたのは327銘柄にとどまり、朝方の警戒感とは裏腹に、実際には非常に買い気が強い地合いであったことが分かります。業種別の動向としては、全33業種のうち実に30業種が値上がりを記録しました。中でも原油価格の高騰をストレートに好感した鉱業が値上がり率のトップを飾り、その他にも海運業や化学、サービス業といったセクターが強さを見せました。対照的に、値下がりとなってしまったのは非鉄金属、機械、ガラス・土石製品のわずか3業種のみという結果です。

個別の銘柄群に目を向けると、半導体関連検査装置大手のアドバンテストや、投資会社のソフトバンクグループといった市場の代表的な主力株に、後場から断続的な買いが入り、日経平均の引き上げ役として大きく貢献しました。前場の段階では元気がなかったキオクシアホールディングスやディスコも、後場にはしっかりとした足取りで切り返したほか、SUMCOやリクルートホールディングス、さらには良品計画といった銘柄も底堅く推移しました。海外の不透明要因から大きく売り込まれて始まった本日ですが、日本企業の堅調な業績に対する信頼や、下値で待ち構えていた豊富な買い意欲が、最終的に相場を大きく持ち上げる結果となりました。

日本市場全体のまとめ

1.朝方の下落から劇的な切り返しを見せ、日経平均は前日比500.77円高、TOPIXは31.49ポイント高とともに大幅に反発して引けた。
2.米国の金利上昇やハイテク株売りの波を受け、朝方は半導体セクターを中心に売りが殺到し、日経平均は一時1,000円近く急落した。
3.取引時間中は韓国株の乱高下に巻き込まれ荒い展開となったが、後場に韓国市場が回復すると、これを好感した買い戻しが広がった。
4.東証プライム市場全体の約76%に値する1,185銘柄が上昇し、市場の実質的な買い意欲の強さを証明する結果となった。
5.原油急騰の恩恵を受けた鉱業セクターが上昇率でトップに立ったほか、アドバンテストなどの主力大型株が後半の相場を力強く牽引した。

トレード銘柄|デイトレとスイング投資の記録

楽天証券|デイトレードと積み立て投資

特定口座

  • 4661 オリエンタルランド
    株  価: 2,768.0円 → 2,774.0円
    約定時間: 09:56:24 → 09:59:43
    収  支: +600円
    狙  い: 売買代金ランキングから選定。昨日特定の需要がある日に対してチケットの価格を上げると報道があった。
  • 4443 SanSan
    株  価: 1,886.0円 → 1,899.0円
    約定時間: 13:44:09 → 13:51:57
    収  支: +1,300円
    狙  い: 昨日発表された決算内容において、今期の経常利益が125億から145億円という好調な見通しが示され、さらに2.5円の増配。この好材料を受けて市場で株価が上値を試す展開となっていたため、上昇トレンドに乗る形でエントリー。
  • 2865 GXNDXカバコ
    株  価: 1,290.0円
    数  量: +1口
    合  計: 280口

SBI証券|スイングトレード

買い増し銘柄

  • 141A トライアルホールディングス
    株  価: 3,045.0円
    数  量: +1株
    合  計: 17株
  • 5803 フジクラ
    株  価: 4,800.0円
    数  量: +1株
    合  計: 13株

売却銘柄

  • なし

本日のポートフォリオ内の決算銘柄

  • 8904 AVANTIA
    9-5月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・3-5月期は80%減益。進捗率が9.6%な点が気になるところではあるが、直近の下落でも800円台前半が底なのかと考えている。利回りも魅力的であるため、もう少し買い集めたいところではある。

6月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。

反省点・総括|半導体を避けたデイトレ戦略とスイングの含み損に対する向き合い方

昨日の韓国市場における急激なサーキットブレーカー発動を起点として、米国市場でも特に半導体関連の指標であるSOX指数が大きな下落に見舞われました。こうした世界的な流れを考慮し、本日の東京市場も荒れると予想したため、今日のデイトレードにおいてはあらかじめリスクの高いAIや半導体関連銘柄を徹底して選択肢から除外するという戦略を取りました。

その中で目を向けたのが、直近で下落傾向が続いていたオリエンタルランドです。頭の中では「下落が続いている厳しい銘柄」という印象がずっと残っていました。さらに、最近のデイトレではどうしても人気があって値動きの激しいAI・半導体関連ばかりに意識が偏っていたため、この銘柄を監視リストからすっかり外してしまっていたのです。ところが本日、売買代金ランキングを何気なくチェックしていたところ、この銘柄がランクインしており、チャートを確認すると実は5月末というずいぶん前の段階ですでに底を打ち、上昇トレンドへと転換していることに初めて気が付きました。マクロな経済動向や世界情勢には広く目配りをしているつもりでしたが、目先の日本株の動き、とりわけセクターや個別銘柄のトレンド変化に対して注意が及んでいなかったことが今回の大きな反省点です。

トレードの内容自体については、オリエンタルランドという銘柄を触ること自体が初めてだったため、値動きのスピード感や板の厚み、癖などが十分に掴めていませんでした。そのため、無理に勝負を急ぐようなことはせず、極めて少額かつ短時間で手堅く取引を終える形に留めました。ここで得た感覚をしっかりと体に叩き込み、次回の取引へと前向きに活かしていきたいと考えています。

一方で、SBI証券で行っている1株ずつの単元未満株の買い増しですが、本日はトライアルホールディングスとフジクラの2銘柄を少しだけ買い増しました。残念ながら、現状はどちらの銘柄も含み損を抱えている状態です。ただ、そもそもこれらの銘柄は、短期的な値動きで利益を得るためではなく、企業の長期的な成長力や将来的なポテンシャルを高く評価して投資をスタートしたものです。そのため、買い増しを進めながらじっくりと株数を増やしている状況なのですが、いかんせん含み損の額が大きくなってきているため、どこで買い下がりをやめるべきか、出口がなかなか見えにくくなっているのも本音です。

「当初の長期的な投資目的に従い、企業の価値を信じてこのままじっくりと推移を見守るべきだ」という思いが頭をよぎる一方で、「当初の購入時の前提となる価格想定と、現在の市場価格がここまで大きく乖離してしまっている時点で、ルールに従って一度機械的に損切りを実行すべきではないか」という懸念も湧いてきます。自分の投資軸がブレているようにも感じられるため、改めて資金管理のルールとエントリー時の思惑を見直し、適切な判断を下せるように考えを整理していきたいと思います。

兼業投資家が小金持ちを目指すブログ - にほんブログ村

-日次報告, 株式投資
-, , , , , , ,