4月20日の日本市場は、寄り付き直後に大きく上昇した一方で、時間の経過とともに勢いを弱める展開となりました。なぜこのような動きになったのかを振り返るには、まず前日の米国市場の強さと、中東情勢を巡る報道が鍵になります。
米国ではホルムズ海峡の「完全開放」宣言を受けて地政学リスクが後退し、主要指数がそろって過去最高値圏に到達しました。原油価格が急落したことで航空・旅行関連株が買われ、NASDAQは13連騰と強い流れを維持しました。この上昇が日本市場にも波及し、20日の寄り付きは買いが先行しました。
しかしその後、原油価格が再び上昇に転じたことで外部環境への警戒感が戻り、相場全体の強さはやや抑えられる形に。半導体関連が指数を押し上げた一方で、東証プライムでは値下がり銘柄が半数を超えるなど、強弱が入り混じる一日でした。
この記事では、米国市場から日本市場への流れを整理しつつ、当日のデイトレ銘柄の選定理由や値幅、スイング口座の売買状況を具体的に記録しています。最後にトレードの振り返りもまとめ、読者と一緒に相場理解を深めていく内容になっています。
2026年4月20日の市況|地政学リスクの揺れが市場心理を左右した一日
主要指数(4月20日時点)
日経平均:58,824.89(+348.99)
TOPIX:3,777.02(+16.21)
NYダウ:49,447.43(+868.71)
NASDAQ:24,468.48(+365.78)
S&P500:7,126.06(+84.78)
米国市場(4月17日)
17日の米国市場は、地政学リスクが一時的に和らいだことで投資家心理が大きく改善し、主要指数がそろって力強く上昇しました。NYダウは49,447.43ドルと前日比で大幅に上昇し、S&P500とNASDAQも終値ベースで過去最高値を更新しました。特にNASDAQは13営業日連続高となり、テクノロジー株を中心にリスク選好の流れが鮮明でした。
相場を押し上げた最大の要因は、中東情勢の緊張緩和です。イラン外相がホルムズ海峡の「完全開放」を宣言し、商業船舶の航行が確保されるとの見方が広がりました。これにより原油供給への不安が後退し、WTI原油先物は前日から10ドル以上下落して84ドル台まで急落しました。
原油価格の下落はセクター間の動きにも影響し、エネルギー株は軟調だった一方で、燃料コスト低下の恩恵を受ける航空・旅行関連株が買われました。アメリカン航空やロイヤル・カリビアンなどが上昇し、資金が「移動」や「観光」関連へ戻る動きが見られました。
個別銘柄では、決算や企業ニュースを背景に明暗が分かれました。ネットフリックスは売上見通しが市場予想に届かなかったことや経営陣の交代が伝わったことで大幅安となりました。一方、アップルは中国でのiPhone需要が堅調との見方から買いが入り、アライ・フィナンシャルは好決算を受けて急伸しました。
指数全体としては、主要3指数がそろって高値圏に入り、戦争リスクで売られていた局面からの回復が鮮明になりました。中東情勢の不透明感は残るものの、最悪シナリオへの警戒感が後退し、市場は企業業績や金利動向といったファンダメンタルズへ徐々に視線を戻しつつあります。小型株指数のラッセル2000も上昇し、景気敏感株や内需株にも買いが広がりました。
短期的には、地政学リスクの後退と原油安が同時に進んだことで、市場全体に安心感が戻った一日でした。ただし、指数が高値圏にあることから、今後は経済指標や決算内容によって利益確定の動きが出やすい局面に入っている点も意識されています。
日本市場(4月20日)
20日の日本市場は、日経平均が2営業日ぶりに反発し、58,824円89銭で取引を終えました。取引時間中には一時600円超の上昇となり、59,000円台を回復する場面も見られるなど、値動きの大きい一日でした。TOPIXも3,777.02と上昇し、主要指数はそろってプラス圏で引けています。
背景には、前週末の米国市場の大幅高がありました。ホルムズ海峡の開放報道を受けて原油価格が急落し、米国株が上昇した流れが日本市場にも波及し、朝方から買いが先行し、指数を押し上げる展開となりました。
しかしその後、イランが改めて海峡封鎖を示唆したことで原油価格が再び上昇に転じ、エネルギー価格の先行きに対する不透明感が意識されました。企業や家計への負担増への懸念もあり、相場の重しとなった面もあります。
個別銘柄では、半導体関連が買われ、日経平均を押し上げる主役となりました。米国株高に加え、原油安局面でハイテク関連への資金シフトが意識されたことも追い風となりました。
ただし、東証プライム市場では値下がり銘柄が半数を超えており、指数の上昇ほど市場全体の強さが広がっていたわけではありません。大型株が指数を押し上げる構図で、物色の広がりは限定的でした。
日経平均は4月中旬にかけて年初来高値圏にあり、16日には59,518円34銭を付けています。高値圏での推移が続く中、外部要因に敏感に反応しやすい地合いが続いている印象です。
トレード銘柄|短時間での判断を重視したデイトレ中心の一日
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 6629 テクノホライゾン
株 価: 1,123.0 → 1,138.0
約定時間: 09:05:16 → 09:05:36
収 支: +1,500円
狙 い: 売買代金が集まりやすい時間帯での短期的な値幅取りを意識したエントリー。 - 7719 東京衡機
株 価: 723.0 → 727.0
約定時間: 09:15:05 → 09:15:29
収 支: +400円
狙 い: 序盤の出来高増加を捉え、短期の上値余地を狙った取引。 - 3444 菊池製作所
株 価: 1,382.0 → 1,396.0
約定時間: 09:29:03 → 09:29:32
収 支: +1,400円
狙 い: 売買代金ランキング上位の勢いを利用した短期売買。 - 6433 ヒーハイスト
株 価: 2,037.0 → 2,048.0
約定時間: 09:37:59 → 09:38:07
収 支: +1,100円
狙 い: 朝の強い買いを背景に、短い時間での値幅を取りにいった。 - 5817 JMACS
株 価: 1,609.0 → 1,618.0
約定時間: 09:53:05 → 09:53:40
収 支: +900円
狙 い: 出来高の増加と板を見ながら、短期の上昇を拾いにいった。 - 5985 サンコール
株 価: 1,745.0 → 1,751.0
約定時間: 12:41:56 → 12:43:32
収 支: +600円
狙 い: 後場の流動性を利用し、無理のない範囲での値幅取りを意識した。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,238.0
数 量: +1口
合 計: 227口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 4204 積水化学工業
株 価: 2,560円
数 量: +1株
合 計: 23株
売却銘柄
- なし
3月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|守りを意識しつつ、次につながる取引に
今日のデイトレは、銘柄選定そのものは大きく外していなかったと感じています。ただ、上昇の勢いを最後まで追い切れなかった点は、今後の課題として意識していきたいところです。
今回は材料をきっかけにエントリーしたため、決算内容まで深掘りしていなかった分、急落リスクへの警戒が強く、早めの利確につながりました。リスク管理としては決して悪い判断ではなく、含み損を抱えずに終えられた点は大きなプラスです。
相場全体では時間の経過とともに指数が下方向に向かう場面もありましたが、無理のない範囲で利幅を取るにはちょうど良い地合いだったとも言えます。守りを大切にしながら、少しずつ精度を高めていければと思っています。
