3月24日の株式市場は、前日の下げから一転して大きく反発し、投資家心理の改善が鮮明となりました。米国市場の上昇や原油価格の下落といった外部環境の変化が、日本市場にも波及し、幅広い銘柄に買いが広がる展開となっています。本記事では、当日の市況の流れを整理するとともに、米国・日本市場の動き、そして実際のトレード内容とその狙いについて振り返っていきます。
2026年3月24日の市況|米国株高と原油安を背景に主要指数がそろって反発
主要指数(3月24日時点)
日経平均:52,2525.28(+736.79)
TOPIX:3,559.67(+73.23)
NYダウ:46,208.47(+631.00)
NASDAQ:21,946.76(+299.15)
S&P500:6,581.00(+74.52)
米国市場(3月23日)
23日の米国市場は、ここ数週間の重さを払拭するかのように、しっかりとした反発を見せる一日となりました。主要3指数はそろって上昇し、NYダウは前日比631.00ポイント高の46,208.47、S&P500は74.52ポイント高の6,581.00、NASDAQは299.15ポイント高の21,946.76で取引を終えています。
今回の上昇の背景として最も大きかったのは、中東情勢を巡る緊張がやや和らぐとの見方が広がった点です。米国がイランのエネルギーインフラへの攻撃を一時的に見送る方針を示したことで、これまで市場の重しとなっていた地政学リスクが後退し、投資家心理が改善しました。これにより、4週連続で続いていた下落トレンドから一転し、リスク資産への資金流入が目立つ展開となりました。
また、原油価格の下落も市場にとって大きな追い風となりました。供給懸念の後退によりエネルギー価格が落ち着いたことで、インフレ圧力の緩和期待が強まり、株式市場全体の買い安心感につながっています。特にこれまで売られていた消費関連株や航空・旅行といった景気敏感株に買い戻しが入り、上昇の広がりが確認されました。
さらに、小型株指数であるラッセル2000も大きく上昇しており、市場全体に資金が行き渡っている様子が見られました。特定の大型株だけに依存した上昇ではなく、幅広い銘柄に資金が向かった点は、センチメント改善の質としてもポジティブに捉えられます。
一方で、こうした動きはあくまで期待先行の側面もあります。イラン側は交渉の存在を否定しており、状況の不透明感は依然として残っています。原油供給やホルムズ海峡を巡るリスクも完全に解消されたわけではなく、市場は楽観と警戒が同居する状態にあるといえそうです。
日本市場(3月24日)
24日の日本市場は、前日の下げから一転して大きく反発する展開となりました。日経平均株価は5万2252.28円と、前営業日比で736.79円高となり、短期的な調整局面からの買い戻しが優勢となりました。取引時間中には上げ幅が一時1100円を超える場面もあり、ボラティリティの高さが印象的な一日でした。
この反発の主な要因は、前日の米国市場の強い上昇です。中東情勢の緊張緩和期待や原油価格の下落を背景に、米株が大きく上昇した流れを受け、日本市場でも寄り付きから幅広い銘柄に買いが入りました。海外要因に素直に反応した形です。
加えて、トランプ大統領がイランへの攻撃を一定期間見送るよう要請したとの報道も、投資家心理の改善につながりました。エネルギー価格の急騰リスクが一旦後退したことで、企業収益への過度な警戒感が和らぎ、株式市場全体の安心感を支えています。
為替については、ドル円が158円台半ばで推移し、極端な変動がなかったことから、輸出関連株への影響は限定的でした。その一方で、直近数日で日経平均が大きく下落していたこともあり、自律反発狙いの買いや期末を意識した配当取りの動きが入りやすい地合いとなっていました。
物色面では、売られ過ぎ感のあった主力株に加え、原油安の恩恵を受けやすい業種や、バリュー株に資金が流入しました。繊維製品、石油・石炭製品、ガラス・土石、銀行、鉄鋼といった景気敏感セクターが上昇率上位に並び、市場全体のリスク許容度の回復がうかがえます。
一方で、先物主導の荒い値動きは継続しており、短期的な不安定さは依然として残っています。ナイトセッションでは強い動きを見せたものの、日中には急落する場面もあり、短時間で大きく振れる展開となりました。最終的には現物・先物ともに高値圏で引けたものの、需給主導の動きが強い点には注意が必要です。
こうした中でも、配当利回りの高い銘柄や安定収益の金融株などには中長期資金の流入も見られ、単なる短期リバウンドだけではない動きも出始めています。全体としては、急落後の戻り局面に入った初動として捉えられる一日でした。
トレード銘柄|戻りの鈍い銘柄を中心に押し目を拾う戦略
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
本日、楽天証券での取引はありませんでした。
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 4204 積水化学工業
株 価: 2,605円
数 量: +1株
合 計: 20株 - 5108 ブリヂストン
株 価: 3,288円
数 量: +1株
合 計: 19株 - 8136 サンリオ
株 価: 5,244円
数 量: +1株
合 計: 16株
売却銘柄
- なし
2月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|想定通りの反発局面で押し目判断は維持しつつ慎重姿勢を継続
前日の下落はインパクトこそあったものの、冷静に見ればトレンドを大きく崩すほどではなく、本日はその反動としてしっかりとした上昇となりました。結果として、相場全体は想定通りリバウンド局面に入った印象です。
SBI証券のポートフォリオも回復基調となりましたが、その中で戻りの弱さが目立った銘柄に対しては、あえて押し目として追加投資を行いました。短期の値動きに振られすぎず、個別の強弱を見極めていく意識は継続していきたいところです。
一方で、先物主導による値動きの荒さは引き続き警戒が必要で、無理にポジションを増やす場面ではないとも感じています。相場の方向感がより明確になるまでは、引き続き慎重なスタンスを維持しながら、機会を見極めていきたいと考えています。
