2026年11月6日の日本市場は、日経平均が3,643円安(-5.96%)となり、歴代3番目の下げ幅を記録しました。米国市場のAI・半導体株急落をきっかけに売りが広がり、TOPIXも5.90%安、東証33業種すべてが下落する全面安となりました。一方、JTはロシア事業の一時管理措置を受けてストップ安に。本記事では、日米市場の急落要因、AI・半導体関連株への影響、JTの事業・配当リスク、今後の注目点を詳しく解説します。
2026年11月6日の市況|日経平均3,643円安の全面安、AI・半導体株急落とJTストップ安の背景
米国市場(11月5日)
主要指数
米国市場の主要指数(11月5日終値)
11月5日の米国市場は、主要3指数がそろって大幅に下落しました。NYダウは51,523.06ドル、前日比1,833.06ドル安(-3.44%)、NASDAQは24,315.00ポイント、同1,421.52ポイント安(-5.52%)、S&P500は7,353.73ポイント、同334.89ポイント安(-4.36%)で取引を終えました。
特にAI・半導体関連株への売りが強く、SOX指数は9,011.14ポイント、前日比1,257.51ポイント安(-12.25%)と急落。前日の3.13%安に続く下落で、2営業日の下落率は約15%に達しました。NASDAQも10月6日の最高値から10%超下落し、調整局面入りが意識されています。
ただし、今回の急落は一部のハイテク株だけにとどまりませんでした。S&P500の全11セクターが下落し、NYダウ構成30銘柄もすべて値下がりしています。AI・半導体株を起点に、市場全体へ売りが広がった点が重要です。
AI・半導体株はなぜ急落したのか|中間選挙後の規制懸念と高い成長期待の見直し
11月3日の米国中間選挙では、民主党が上下両院で多数派を獲得しました。翌4日はトランプ政権の急激な政策変更が抑制されるとの期待から、NYダウが1,569ドル上昇しましたが、5日はAI関連政策への警戒が前面に出ました。
市場が懸念したのは、AIデータセンターの建設・運営に対する規制が強まる可能性です。データセンターの電力消費増加、電気料金への影響、環境負荷などが問題視されるなか、建設許可の厳格化や新規開発の一時停止が議論されるとの見方が浮上しています。
仮に建設ペースが鈍化すれば、GPUなどのAI向け半導体だけでなく、メモリー、サーバー、光通信設備、電力設備まで需要拡大の見通しに影響が及びます。これまで大規模な設備投資の継続を前提に株価が上昇してきた企業ほど、成長期待の見直しによる売りが強まりやすい状況です。
もっとも、データセンター建設の全面停止が決まったわけではなく、AI需要の縮小が確認されたわけでもありません。今回の下落は規制強化への警戒に加え、株価に織り込まれた高い成長期待、設備投資の採算性への疑問、利益確定売りなどが重なった可能性があります。政策上の懸念と、企業業績に実際に生じた変化は分けて考える必要があります。
S&P500の全11セクターが下落|全面安でも業種ごとの強弱は明確
| セクター | 騰落率 |
|---|---|
| 通信サービス | -0.50% |
| 公益事業 | -0.52% |
| 生活必需品 | -0.66% |
| 不動産 | -1.75% |
| ヘルスケア | -2.44% |
| エネルギー | -2.77% |
| 金融 | -2.80% |
| 素材 | -2.87% |
| 一般消費財・サービス | -3.82% |
| 資本財・サービス | -4.18% |
| 情報技術 | -8.10% |
※11月5日米東部時間16時時点の主要セクターETF(XLC、XLU、XLP、XLRE、XLV、XLE、XLF、XLB、XLY、XLI、XLK)の騰落率。S&P500の各業種別指数そのものの騰落率とは異なります。
情報技術の代表ETFは8.10%安と突出して下落し、資本財・サービスや一般消費財・サービスにも売りが波及しました。一方、通信サービス、公益事業、生活必需品の下落率は1%未満にとどまりました。
生活必需品や公益事業は、比較的安定した需要が意識されやすい業種です。ただし、今回の相場ではこれらも下落しており、「資金が流入して上昇した」のではなく、「市場全体が売られるなかで下落率が小さかった」と捉えるのが適切でしょう。公益事業でもAI向け電力需要への期待が高かった銘柄は売られるなど、同じ業種内でも値動きに差がありました。
半導体・データセンター関連株に集中した売り|日本市場への波及経路
| 銘柄 | 騰落率 |
|---|---|
| エヌビディア(NVDA) | 約-9.3% |
| AMD(AMD) | 約-17.3% |
| マイクロン(MU) | 約-17.5% |
| サンディスク(SNDK) | 約-22.3% |
| クアルコム(QCOM) | 約-9.5% |
エヌビディア、AMD、マイクロン、サンディスクなどが大幅に下落しました。クアルコムはスマートフォン向け半導体の売上高が市場予想を下回ったことも重荷となっています。
さらに、AIクラウドを手がけるコアウィーブや電力設備関連のGEベルノバも下落しました。売りの対象が半導体メーカーだけでなく、データセンター関連の設備・サービスを担う企業に広がっていることが分かります。
この動きは、半導体製造装置、メモリー、基板、光ファイバーなどを手がける日本企業にも影響します。米国の設備投資拡大を成長の前提としてきた企業には、業績悪化が確定していなくても、株価評価を引き下げる圧力がかかりやすくなります。
全面安でも好決算銘柄は逆行高|市場の警戒感と個別材料は別
広告プラットフォームを展開するアップラビン(APP)は、市場予想を上回る四半期決算と自社株買いの発表が好感され、約31%上昇しました。コーチなどのブランドを展開するタペストリー(TPR)も、好決算と通期見通しの引き上げを背景に約7.1%上昇しています。
市場全体が急落しても、企業独自の好材料が評価される余地は残っています。ただし、こうした一部の上昇だけで投資家心理が回復したとは判断できません。
原油反発・米国債利回り低下|リスク回避と今後の注目材料
WTI原油先物12月限は1バレル90.52ドル、前日比2.40ドル高となりました。原油高はエネルギー企業の収益を支える可能性がある一方、インフレ圧力を長引かせる要因にもなります。
米10年国債利回りは前日の4.90%程度から4.84%程度へ低下し、VIX指数は28.18と前日比約70%上昇しました。金利低下が株価を支えるよりも、株式の下落に対する警戒感が勝った形です。
今後は米国10月雇用統計、FRBの金融政策、AI関連政策の動向に加え、企業のデータセンター投資計画や半導体受注の変化を確認する必要があります。株価が大きく下がったことと、業績見通しが悪化したことは同義ではありません。
米国市場のまとめ

- 主要3指数がそろって急落:NYダウ、NASDAQ、S&P500が大幅に下落し、前日の上昇を打ち消しました。
- SOX指数は12.25%安:AIデータセンターの規制懸念に加え、高い成長期待や設備投資の採算性が見直され、半導体株に売りが集中しました。
- S&P500の全11セクターが下落:NYダウ構成30銘柄もすべて下落し、AI・半導体株を起点とする売りが市場全体に波及しました。
- 通信サービス・公益事業・生活必需品は相対的に底堅い:いずれも下落しましたが、情報技術との下落率の差が明確になりました。
- 規制懸念と実際の需要減速を分けて判断:SOX指数の下げ止まりに加え、データセンター投資計画や雇用統計を受けた市場の反応が焦点です。
今回の米国市場は、AI・半導体関連の成長シナリオに対する警戒が全体相場へ波及した一日でした。今後は半導体関連株だけでなく、相対的に底堅かった業種にも売りが広がるのか、それとも銘柄選別が進むのかに注目したいところです。
日本市場(11月6日)
主要指数
日本市場の主要指数(11月6日終値)
11月6日の日本市場は、日経平均が57,434.77円、前日比3,643.13円安(-5.96%)となり、5営業日続落しました。下げ幅は歴代3番目の大きさで、終値は6万円を大きく割り込み、4月以来約7カ月ぶりの安値水準です。TOPIXも3,707.99ポイント、同232.40ポイント安(-5.90%)と大幅に下落しました。
急落の直接的なきっかけは、前日の米国市場でAI・半導体関連株が大きく売られたことです。ただし、日経平均3,643円安という下落は半導体関連株だけでは説明できません。東証プライム市場では値下がりが1,523銘柄と約98%を占め、東証33業種すべてが下落。売りが幅広い銘柄に拡大した「全面安」だったことが今回の特徴です。
日経平均3,643円安はなぜ起きた?|AI・半導体株安から全面安への連鎖
日経平均は前日比703円55銭安の60,374円35銭で取引を開始しました。寄り付き後はアドバンテスト(6857)、東京エレクトロン(8035)、ソフトバンクグループ(9984)などが売られ、早々に6万円を割り込みました。
下落はその後も拡大し、午前10時25分には56,745円81銭まで下落。前日終値からの下げ幅は一時4,332円09銭に達しました。引けにかけては買い戻しで下げ幅を縮めたものの、終値でも3,643円を超える大幅安となっています。東証プライム市場の売買代金は約12兆4,808億円でした。
下落が大きくなった背景には、次のような流れが考えられます。まず米国のSOX指数急落を受けて、日本の半導体関連株に売りが集中しました。次に、日経平均の急落が投資家のリスク回避を強め、AI関連との直接的な関係が薄い業種にも売りが波及。さらに、信用取引の追い証に伴う売りや先物を通じたポジション解消など、需給面の悪化が下げを増幅した可能性があります。
需給要因の寄与を数値で確定することはできませんが、企業業績の悪化だけではなく、市場全体でリスクを落とす動きが強まっていたと考えられます。午後にかけて下げ幅を縮めたことは短期的な買い戻しを示す一方、底打ちを裏付ける材料とまではいえません。
AI・半導体株急落の理由|米国の規制懸念が日本企業に波及
| 銘柄 | 騰落率 |
|---|---|
| ソフトバンクグループ(9984) | -10.83% |
| フジクラ(5803) | -9.14% |
| キオクシアHD(285A) | -8.72% |
| イビデン(4062) | -8.61% |
| 東京エレクトロン(8035) | -5.60% |
| アドバンテスト(6857) | -4.99% |
ソフトバンクグループは10%を超えて下落し、フジクラ、キオクシア、イビデンなどにも大幅な売りが出ました。半導体メーカーや製造装置関連に加え、データセンター向け光通信設備、半導体パッケージ基板などを手がける企業にも警戒が及んでいます。 共通するのは、AI関連の設備投資が今後も拡大するとの期待が、これまで株価を押し上げる要因になっていたことです。米国でデータセンターの建設ペースが鈍るとの懸念が生じれば、日本企業の将来の受注・利益成長への期待も見直されます。 ただし、今回の株価急落で各企業の受注が減ったと確認されたわけではなく、米国の規制内容も確定していません。今後は株価だけでなく、主要顧客の設備投資計画、半導体需要の見通し、企業の業績修正の有無を確認する必要があります。
TOPIXも5.90%安|前日とは違う「本当の全面安」
東証プライム市場の騰落銘柄数
| 項目 | 11月5日 | 11月6日 |
|---|---|---|
| 値上がり | 1,130銘柄 | 21銘柄 |
| 値下がり | 410銘柄 | 1,523銘柄 |
| TOPIX | +1.16% | -5.90% |
11月5日は日経平均が下落した一方、TOPIXは上昇し、東証プライム市場では値上がり銘柄が約7割を占めていました。つまり、前日は一部の値がさ株の下落が指数を押し下げた側面が強い相場でした。
しかし、6日は日経平均とTOPIXがほぼ同じ下落率となり、東証プライム市場の約98%の銘柄が値下がりしました。日経平均構成225銘柄でも上昇は3銘柄にとどまっています。今回は指数だけでなく、幅広い企業の株価が同時に下落したことが分かります。
TOPIXは8月の高値から10%以上下落し、一般に調整局面とされる水準に入りました。日経平均も6月の高値から20%以上下落しており、弱気相場が意識されます。ここからは指数の反発だけでなく、値上がり銘柄数が回復するかも市場の落ち着きを判断する手がかりになります。
東証33業種すべてが下落|食料品・石油・不動産にも売りが拡大
11月6日の業種別騰落率
| 業種 | 騰落率 |
|---|---|
| 食料品 | -10.02% |
| 石油・石炭製品 | -8.38% |
| 不動産業 | -7.27% |
| 非鉄金属 | -7.19% |
| 証券・商品先物取引業 | -7.08% |
| 電気機器 | -4.84% |
| 繊維製品 | -4.41% |
| ゴム製品 | -4.24% |
| 倉庫・運輸関連業 | -3.99% |
| 空運業 | -3.45% |
| 鉄鋼 | -2.71% |
※東証33業種別株価指数のうち、下落率が大きかった業種と、相対的に下落率が小さかった業種などを掲載しています。
AI・半導体株急落が注目される一方、業種別で最も下落したのは食料品の10.02%安でした。ロシア事業を巡る問題でJTがストップ安となり、FOOD & LIFE COMPANIESや味の素なども下落したことが影響したと考えられます。
また、不動産は前日の7.17%高から7.27%安へ一転しました。最も下落率が小さかった鉄鋼でも2.71%安です。特定の業種に資金が移って上昇したというより、株式全体からリスクを減らす動きが目立ちました。
つまり、11月6日の日本市場は「AI・半導体株への集中売り」と「市場全体へのリスク回避売り」が重なった相場です。ただし、食料品の大幅安にはJT固有の悪材料も含まれており、すべての下落をAI関連の問題として一括りにはできません。
JTストップ安はなぜ?|ロシア事業の一時管理と配当への懸念
日本たばこ産業(JT・2914)は6,269円、前日比1,500円安(-19.31%)でストップ安となりました。AI・半導体株急落とは別に、ロシア事業を巡る独自の悪材料が売りの原因です。
11月5日、ロシアのプーチン大統領が、JTインターナショナル(JTI)の現地製造会社4社をロシア企業の一時管理下に置く大統領令に署名しました。今回の措置は、JTの保有株式の所有権が直ちに移転するという意味ではありません。ただし、現地事業の運営を自社の判断で続けられるのか、利益や資金を回収できるのかという不透明感が生じています。
ロシア事業はJTグループの売上収益の約10%、調整後営業利益の約25%を占める重要な収益源です。このため、仮に事業運営や資金回収への制約が長期化すれば、グループ全体の利益やキャッシュフローに影響が及ぶ可能性があります。
高配当株として注目されるJTでは、利益への影響が将来の配当維持にどうつながるかも重要です。ただし、ロシア事業の利益がすべて失われると確定したわけではなく、具体的な損失額や配当方針への影響もまだ示されていません。日本政府はロシア側に抗議し、措置の撤回を求めています。
今後の確認点は、JT自身の適時開示、現地事業の経営・資金回収の実態、業績予想や配当方針の変更の有無です。AI関連株の下落が「成長期待の見直し」であるのに対し、JTのストップ安は「収益基盤の一部を自社で管理できるか」という事業上のリスクに関わります。株価の回復条件も異なるため、下落率だけで両者を同じように評価するのは適切ではありません。
全面安でも上昇した銘柄|好決算など個別材料への評価は残る
日経平均構成銘柄で上昇したのは、ダイキン工業(6367)が1.51%高、太陽誘電(6976)が1.43%高、SCREENホールディングス(7735)が0.19%高の3銘柄でした。
また、日経平均構成銘柄以外では、好決算を発表したHENNGE(4475)がストップ高となり、業績予想の上方修正と増配を発表した日東紡績(3110)、中間期の増益と自社株買いを発表したグンゼ(3002)なども買われました。
企業固有の好材料が評価される動きは残っているものの、値上がり銘柄の少なさからは、市場全体の投資家心理が回復したとはいえない状況です。
国内長期金利は低下|急落後の日本市場で確認したいこと
国内債券市場では国債が買われ、新発10年物国債利回りは前日比0.120ポイント低い2.635%となりました。ドル円は午後3時40分時点で1ドル157.78円と、157円台後半で推移しています。
今回の日経平均3,643円安は、急激な円高による輸出企業の収益懸念というより、米国発のAI・半導体株安と、日本市場全体でのリスク回避が大きく影響したと考えられます。
注目点は3つあります。第一に、SOX指数やNASDAQが下げ止まり、日本の半導体関連株に買い戻しが入るか。第二に、TOPIXや値上がり銘柄数が回復し、業種を問わない売りが落ち着くか。第三に、JTのような個別の事業リスクについて、会社発表で影響範囲が具体化するかです。
加えて、11月6日夜に発表予定の米国10月雇用統計は、FRBの金融政策や長期金利の見通しを通じて市場の変動要因になり得ます。短期的な反発があっても、それだけで懸念が解消されたとは判断できません。
日本市場のまとめ

- 日経平均は3,643.13円安(-5.96%):5営業日続落となり、歴代3番目の下げ幅を記録。終値は57,434.77円でした。
- TOPIXも5.90%安の全面安:東証プライム市場では1,523銘柄が値下がりし、約98%の銘柄に売りが広がりました。
- AI・半導体株急落が下落の起点:米国の規制懸念と成長期待の見直しが、ソフトバンクグループ、フジクラ、キオクシアなどに波及しました。
- JTストップ安は別の悪材料:ロシア事業への一時管理措置により、事業運営、利益回収、配当の持続性への懸念が強まりました。
- 今後は市場全体と個別企業を分けて確認:SOX指数・TOPIX・騰落銘柄数の回復に加え、AI設備投資計画とJTの会社発表が判断材料になります。
11月6日の日本市場を理解するうえで重要なのは、日経平均3,643円安を単なる半導体株の下落として片付けないことです。AI・半導体株への売りが全面安へ広がる一方、JTにはロシア事業という独自の問題が発生しました。市場全体の需給悪化による下落なのか、企業の成長期待が見直された下落なのか、事業の収益基盤に直接影響し得る下落なのかを区別して考える必要があります。
東証業種別ランキング:食料品が下落率トップ
JT株がストップ安で比例配分、ロシア製造会社4社が同国企業管理下に
トレード銘柄|全面安のなかで高配当株など4銘柄とカバコETFを買い増し
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
売却銘柄
なし
ポートフォリオ内の決算銘柄
IIJの中間決算は増収・増益となり、売上収益は前年同期比29.9%増、営業利益と親会社所有者帰属中間利益はいずれも7.4%増でした。システムインテグレーション事業は売上収益57.1%増、受注残高61.0%増と好調で、GPU基盤構築などの大型案件や国内のシステム構築需要が成長を支えています。
通期業績予想は上方修正され、年間配当予想43円は維持されました。一方、売上収益の伸びに比べて営業利益の増加率は小さく、大型案件に伴うコスト増加が利益率を圧迫しています。
DX、クラウド、ネットワーク、サイバーセキュリティ分野の成長を期待し、テーマ株として5株保有しています。受注残高の拡大と営業キャッシュフローの改善を評価し、現時点では保有を継続します。
今後は受注の拡大が利益成長につながるかを確認し、AI関連設備投資の減速や大型案件の利益率低下にも注意しながら、買い増し・利益確定を判断します。
中間決算は売上高が前年同期比11.7%増、営業利益が11.2%増、親会社株主に帰属する中間純利益が8.3%増となり、いずれも中間期として過去最高を更新しました。金融、情報通信、自治体、製造業などのDX需要が堅調で、コンサルタント数は前年同期比14.5%増の766名に増加しています。
通期業績予想は売上高202億円、営業利益37億円を据え置き、年間配当予想も前期の7.30円から8.20円への増配を維持しました。一方、採用費や人件費、本社増床に伴う費用が増え、販管費は20.9%増加しています。
企業のDX推進やAI活用によるIT投資の拡大を期待し、成長株として200株保有しています。過去最高益と人員拡大を好材料と評価する一方、コスト増による利益率への影響には注意が必要です。
現時点では保有を継続し、人員増加が利益成長に結び付くか、IT投資需要が継続するかを確認しながら、買い増し・利益確定を検討します。
中間決算は売上高が前年同期比4.7%増、営業利益が7.2%減、経常利益が30.8%増、親会社株主に帰属する中間純利益が7.6%増となりました。生活産業資材や機能材は価格改定などで増益となった一方、資源環境ビジネスは大幅減益、印刷情報メディア事業は赤字となりました。
通期業績予想は営業利益を600億円から450億円、経常利益を450億円から300億円へ下方修正しました。純利益予想350億円は保有株式の売却益などにより維持し、年間配当予想36円も据え置いています。
高配当株として保有しており、11月2日には決算跨ぎのリスクを抑えるため、200株のうち100株を売却しました。主力事業の収益改善は評価しますが、通期営業利益の大幅な下方修正は懸念材料です。為替差益や株式売却益による利益は、本業の収益力と分けて見る必要があります。
通期予想EPS40.94円に対して年間配当36円は配当性向約88%となるため、配当の持続性にも注意しています。残る100株は当面保有し、本業の収益状況によって追加売却を検討します。
第3四半期累計決算は売上収益が前年同期比16.0%増、営業利益が109.6%増、親会社所有者帰属四半期利益が301.0%増となりました。二輪車事業はインド・東南アジアで販売が好調で、マリン事業も増収・増益。ロボティクス事業は半導体関連需要を背景に黒字転換しています。
通期業績予想は据え置かれた一方、年間配当予想は50円から60円へ増額修正されました。利益増加には固定資産売却益や円安効果も寄与しており、アウトドアランドビークル事業は引き続き赤字となっています。
高配当と株主優待を目的に300株保有しています。主力事業と営業キャッシュフローの改善、増配を評価し、現時点では保有を継続します。
一方、米国関税、原材料価格、為替変動の影響には注意が必要です。2026年12月期から株主優待は1年以上の継続保有が条件となり、300株では保有期間に応じて2,000~4,000ポイントが付与されます。今後も本業の利益成長を確認しながら、買い増し・一部売却を判断します。
10月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|急落局面での買い増しとJT売却検討、資産防衛を優先
本日は安藤・間を3株、淺沼組を20株、アルトナーを10株、AVANTIAを30株、GXNAS100Dカバコ(563A)を5口買い増しました。
日経平均が3,643円安となる全面安を、単純な買い場とは考えていません。ただ、今回の下落にはAIデータセンターの規制懸念や関連設備投資の先行き不透明感が大きく影響していると考え、AI関連投資との直接的な関係が比較的薄く、国内需要を中心とする建設株や高配当株を中心に買い増す判断をしました。
短期的な反発は期待できるものの、調整が長引く可能性もあります。今回は普段より購入数量を増やした一方、一度に大きく買い進めず、追加下落に対応できる購入余力を残しました。
特に慎重に検討したのが、NASDAQ100を投資対象とするGXNAS100Dカバコ(563A)です。大型ハイテク株の下落によって基準価額がさらに下がるリスクはありますが、分配金を受け取りながら長期的な回復を待つ方針は変えていません。現在の含み損と平均取得単価の引き下げを考慮し、5口購入しました。ただし、分配金の減少や基準価額の長期低迷もあり得るため、今後の買い増しは慎重に判断します。
一方、JT(2914)はロシア事業の一時管理措置によって、売却を検討しました。当初は保有67株のうち37株を売却し、残る30株は週明けの株価動向や追加情報を見て判断する予定でした。しかし、売り注文が集中して株価が寄り付かず、売却できませんでした。
所有権が直ちに失われたわけではありませんが、事業運営や利益回収への制約が長引けば、業績や配当にも影響する可能性があります。週明けには会社側の開示やロシア事業の状況を確認し、配当の持続性に加えて事業リスクと資産防衛の観点から売却方針を再検討します。
今回の取引は、急落後の反発だけを狙った買いではありません。市場全体の需給悪化と個別企業の収益リスクを区別し、買い増しと売却の両面で柔軟に対応していきたいと考えています。
実現損益
| 証券会社 | 本日の収支 | 2026年11月累計 |
|---|---|---|
| 楽天証券 | 0円 | 0円 |
| SBI証券 | 0円 | +15,440円 |
| 分配金・配当金 | 0円 | 0円 |
| 合計 | 0円 | +15,440円 |


