2025年5月29日、日本市場は米国市場の下落に逆行して反発。円安やNVIDIAの好決算が追い風となり、半導体株を中心に買いが広がりました。本記事では、NTTの金融事業参入という注目ニュースや、デイトレードでの収支と振り返りをまとめています。短期トレードの根拠や高配当株の積立状況も紹介しており、日々の相場チェックや戦略の参考にどうぞ。
2025年5月29日の市況|米国市場は軟調、日本市場は反発、NTTの金融進出にも注目
主要指標(5月29日時点)
日経平均:38,432,98(+710.58)
TOPIX:2,812.02(+42.51)
NYダウ:42,098.70(-244.95)
NASDAQ:19,100.94(-98.23)
S&P500:5,888.55(-32.99)
米国市場|NVIDIA決算は上昇も、利上げ懸念で主要3指数が続落
米国時間5月28日、NYダウ・S&P500・NASDAQの3指数はそろって下落。背景には、FRBによる追加利上げの警戒感があり、相場の重しとなりました。
注目のNVIDIA決算は、第1四半期としては好調な内容でしたが、市場の超高水準な期待には届かず、時間外取引では+5%の上昇にとどまりました。また、第2四半期の見通しでは、中国向けH20チップの輸出制限により約80億ドルの売上減が想定され、不透明感が残る結果に。
日本市場|日経平均は反発、円安とNVIDIA効果で半導体株に資金集中
米国市場が下落したにもかかわらず、日本市場は大幅反発。日経平均は710円高の38,432.98円で取引を終えました。
背景には、NVIDIA株の時間外上昇による投資家心理の改善、加えて、米関税判決をきっかけとした円安進行も追い風に。特に、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体株が買われ、AI・自動車関連などテーマ性のある銘柄にも資金が流入しました。
NTT関連の動向|ドコモが住信SBIネット銀行買収へ、NTTがSBIに出資
NTTドコモが住信SBIネット銀行を買収する方針を固め、NTT本体がSBIホールディングスに出資する計画も判明しました。これにより、NTTグループが金融業へ本格参入する姿勢が明確に。
通信と金融の融合がどのようなシナジーを生むか、今後の戦略やIR(投資家向け広報)に注目です。
デイトレード銘柄|半導体・テーマ株を短期勝負でプラス着地
楽天証券
この日はNVIDIA決算を受けて半導体関連株に物色が集中。テーマ性のある銘柄や材料株にも資金が入り、4銘柄をトレードしました。
- 6526 ソシオネクスト
- 株 価 2,191.5 → 2,203.0
- 約定時間 09:06:35 → 09:12:10
- 収 支 +1,150円
- 根 拠 NVIDIA決算を受けた半導体株全体の買い。寄り付きの勢いに乗って早めに利確。
- 9235 売れるネット広告社
- 株 価 1,352.0 → 1,357.0
- 約定時間 09:35:05 → 09:38:21
- 収 支 +500円
- 根 拠 業務提携報道と信用規制解除が材料に。板も素直でスムーズに利確。
- 5612 日本鋳鉄菅
- 株 価 1,483.0 → 1,488.0
- 約定時間 09:57:12 → 10:01:44
- 収 支 +500円
- 根 拠 下水道関連のテーマで物色の動き。地合いに左右されにくいのもポイント。
- 218A LIBERAWARE
- 株 価 1,337.0 → 1,343.0
- 約定時間 11:11:41 → 12:30:12
- 収 支 +600円
- 根 拠 材料なしながらも出来高・売買代金が上位で注目。短期勢の動きに便乗。

SBI証券
高配当投資戦略に基づき、以下の3銘柄をそれぞれ1株ずつ買い増しました。いずれも長期でのインカムゲインを重視した積み立て対象です。(カッコ内は累計保有数)
- 4204 積水化学工業 +1株(合計4株)
- 5406 神戸製鋼所 +1株(合計78株)
- 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計79株)
本日は売却なし。配当利回りと業績を基準に、堅実にインカムゲインを狙う戦略を継続中です。
反省点|LIBERAWAREの保有時間が長引き、リスクも増大
本来は前場中に手仕舞いする予定だったLIBERAWARE。しかし、損切りラインに届かなかったため後場へ持ち越す形に。結果的には寄り付き高で利確できましたが、その後は大きく値を下げる展開に。
今回は「助かった」形でしたが、持ち越しには明確な根拠が必要です。今後は「どこで利確・損切りするか」を事前に明確にし、曖昧な保有は避けるよう徹底します。