2025年5月27日の日本市場は、米国市場がメモリアルデーで休場する中、独自の動きを見せました。特に後場に関税延期のニュースが安心感をもたらし、買い戻しが活発化。今回は売買代金ランキング上位銘柄や好IR発表銘柄を中心に、デイトレードの収支と戦略を振り返ります。
2025年5月27日の市況|米国市場休場と日経平均の後場反発
主要指標(5月26日時点)
日経平均:37,724,11(+192.58)
TOPIX:2,769.49(+17.58)
NYダウ:41,603.07(-256.02)
NASDAQ:18,737.21(+188.53)
S&P500:5,802.82(-39.19)
米国市場|メモリアルデーで休場、関税延期ニュースが安心感に
5月26日の米国市場は「メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)」で休場となり、外部要因が乏しい中での取引となりました。
しかし、後場直前に米国がEU製品への50%関税導入を7月9日まで延期すると報じられ、米欧の貿易摩擦懸念が和らぎ、東京市場に安心感をもたらしました。
日本市場|国債発行報道と為替の安定で後場に買い戻し優勢
財務省の追加国債発行検討報道が長期金利の上昇圧力を和らげ、企業の資金調達環境安定に期待が広がりました。
また、為替はやや円高ながらも落ち着いた推移で過度な警戒感は薄れ、配当再投資やリバランス需要も加わり、後場には買い戻しが強まりました。
デイトレード銘柄|IR銘柄とランキング銘柄で堅実な利確
楽天証券
- 3076 あいホールディングス
- 株価:2,321.0 → 2,327.0
- 約定時間:09:07:53 → 09:12:17
- 収支:+600円
- 根拠:根拠:5月26日発表の好決算IR(最終利益20%増・過去最高益更新)を材料視。寄り付き直後の出来高急増を捉えた短期エントリー。
- 2334 イオレ
- 株価:1,178.0 → 1,184.0
- 約定時間10:03:17 → 10:06:06
- 収支:+600円
- 根拠:当日の売買代金ランキングに名を連ねており、短期的な値動きに期待できると判断してエントリー。

SBI証券|5月27日の買い増しと売却
■ 買い増し銘柄(カッコ内は合計保有数)
- 1605 INPEX:+1株(合計79株)
- 167A リョーサン菱洋:+1株(合計21株)
- 4063 信越化学工業:+1株(合計20株)
- 5406 神戸製鋼所:+1株(合計78株)
- 7272 ヤマハ発動機:+1株(合計77株)
- 9513 Jパワー:+1株(合計2株)
■ 売却銘柄
- なし
反省点|判断力と時間軸のバランスが課題
反省点と今後の課題|短期的判断とホールド戦略のバランス
あいホールディングスはIR発表直後の初動をうまく捉え、ピーク前に利確できたのは好判断。一方、イオレは売却後も株価が上昇し、時間軸を短く取りすぎた反省があります。
エントリー根拠に自信があれば、一時的な含み損を許容しホールドする判断も必要です。今後は売買代金ランキングに加え、チャートや板情報など複数の視点で持ち越し判断を磨きます。
SBI証券での買い増しにおいては、含み損銘柄への戦略的買い増しを行い、ポートフォリオ全体では業種やテーマにある程度の分散がなされており、戦略としては一定の妥当性がああると考えています。今後もリスク管理を前提にしつつ、保有比率の偏りやテーマ性を意識しながら、長期的な資産形成につなげていきます。