5月12日の株式市場は、米中貿易協議の進展や円安基調が投資家心理を後押しし、日本株は堅調に推移しました。本記事では、コロプラでのデイトレード収支や保有銘柄の決算発表を振り返るとともに、トレードの反省点もブログ形式で共有します。
2025年5月12日の市況|米中貿易協議の進展が市場に安心感をもたらす
主要指数(5月12日現在)
- 日経平均:37,644.26(+140.93)
- TOPIX:2,742.08(+8.59)
- NYダウ:41,249.38(-119.07)
- ナスダック総合:17,928.92(+0.78)
- S&P500:5,659.91(-4.03)
米国市場(5月9日~11日)
5月9日の米国株式市場は、主要3指数がいずれも小幅に下落しました。S&P500は0.1%の下落で、週間では0.5%のマイナス。NYダウは0.3%下落、ナスダック総合はほぼ横ばいとなり、全体的に様子見ムードが強い展開でした。週末に予定されていた米中貿易協議を控え、投資家はリスクを取りづらい状況だったと言えます。
そして5月11日、スイス・ジュネーブで行われた米中貿易協議では、両国が「率直かつ建設的な対話」を行ったと報じられ、米国の貿易赤字削減に向けた合意がなされたことが安心感を与えました。中国の何立峰副首相も前向きな評価を示しており、合意内容の詳細は未発表ながらも市場には好材料として受け取られています。
さらに、米国と英国が新たな貿易協定を締結したこともポジティブ材料に。これらを背景に、原油先物も上昇し、ブレント原油は0.67%高の64.34ドル、WTI原油は0.79%高の61.50ドルと堅調に推移しました。
日本市場(5月12日)
5月12日の東京株式市場は、米中貿易協議の進展や円安の流れを受けて、日経平均株価が前営業日比193.95円高の37,697.28円で寄り付きました。その後は短期的な過熱感からやや伸び悩んだものの、終値は+140.93円の37,644.26円と堅調を維持。TOPIXも8.59ポイント高の2,742.08で取引を終えました。
市場では、米中の歩み寄りが世界経済への懸念を和らげたと捉えられ、投資家のリスク選好が回復したと見られています。また、円安が輸出関連銘柄の収益改善期待を高め、日本株を押し上げました。ただし、依然として米国の関税政策や中国経済の減速懸念といった不透明要因もあり、慎重な姿勢は維持する必要があるでしょう。
デイトレード銘柄|コロプラで小幅な利益確保
楽天証券
- 銘柄 3668 コロプラ
- 株価 496.0円 → 497.0円(200株)
- 約定日 5月8日 → 5月12日
- 収支 +200円
- 根拠 5月7日に発表された決算で、上期経常利益が前年同期比2.5倍となったことを受け、短期的な上昇を期待してエントリーしました。

SBI証券
本日は売買を行っていませんが、ポートフォリオ内の2銘柄で決算発表がありました。
- 5020 ENEOS
今期の最終利益は前年同期比18%減とやや厳しい内容でしたが、4円の増配を発表し、株主還元の姿勢を示しました。 - 5406 神戸製鋼所
今期経常利益は24%減益となり、20円の減配も発表。厳しい内容ではあるものの、市場の反応は限定的で、株価への影響は軽微でした。
反省点|出来高の減少と織り込み済みのリスクを見落とす
コロプラについては、好決算を受けて7日にエントリーしましたが、市場の反応は想定よりも鈍く、結果的に保有期間を経てわずかな利益にとどまりました。これは、決算内容がすでに市場に織り込まれていた可能性が高く、また、発表後の出来高減少も見落としていた点です。
今後は、決算の内容だけでなく、市場の反応や出来高の推移も注視し、より総合的な視点でエントリータイミングを判断する必要があると反省しています。