日本製鉄、花王、INPEXの決算発表がもたらした影響
単元未満株として保有している日本製鉄、花王、INPEXがそれぞれ決算発表を行いました。それぞれの企業の決算内容と、それが市場に与えた影響について振り返ります。
1. 花王の1Q決算
花王の2023年第1四半期決算では、最終益が前年同期比で減少しました。通期計画に対する進捗率はわずか5.4%であり、この数字は少々厳しい印象を受けます。しかし、配当予想の変更はなく、今後の四半期での挽回が期待されます。
2. INPEXの1Q決算
一方、INPEXは上方修正があり、通期予想が7.2%引き上げられました。配当予想に変更はなく、ポジティブな内容が目立ちます。この安定した業績と配当の維持は、投資家にとって好感触でしょう。
3. 日本製鉄の動向
日本製鉄は、第23.3期の最終益が前年同期比で8.9%増益と好調な内容でしたが、24.3期の通期見通しは46.7%減益と厳しい結果を発表しました。さらに、年間配当は180円から140円へと大幅に減配されました。この決算発表を受け、14時台の株価は「滝」と形容されるほど急落し、最終的には2,825円(-269円)と大幅下落しました。
この下落は、保有者にとって衝撃的なものであり、筆者自身も夕方に株価を確認して驚きました。今後の値動きが注目されます。
今日のマーケット動向
日経平均株価は29,122.18円(-120.64円)と、29,000円台での推移を続けました。業種別では海運業が上昇率トップでしたが、鉄鋼業が下落率トップとなりました。
日本製鉄の下落に引っ張られる形で鉄鋼業全体が低迷し、約7~8割の銘柄が下落しました。一方で、同日に決算発表を行ったオリックスは、東芝買収に関して2,000億円を拠出すると発表。この動向が翌日の株価にどのように影響を与えるかが注目されています。
今日のデイトレ結果と今後のトレード戦略
- 5244 JIG.JP(426→433)
YouTubeで観たRょーへーさんの動画を参考に板読みを試みましたが、まだまだ課題が多いと実感しています。
SBI証券のポートフォリオでは日本製鉄を保有していますが、今回の大幅下落に伴い売却を検討中です。特に、配当金狙いで組んでいるポートフォリオにおいて、これほどの減配は再考の余地があります。
トレード戦略を見直しつつ、市場の動きを注視していく必要があります。