2026年3月13日の株式市場は、中東情勢の緊迫化による原油価格の急騰を背景に、米国・日本ともにリスク回避の売りが広がる一日となりました。主要指数はそろって下落し、特に景気敏感株やハイテク株が弱い動きを見せています。一方で、資源価格上昇の恩恵を受ける銘柄には資金が流入するなど、市場内での選別色も鮮明になりました。本記事では、当日の市場動向を米国・日本それぞれの視点から整理するとともに、実際のトレード内容やポートフォリオの動き、判断の背景についても詳しく振り返ります。
2026年3月13日の市況|原油急騰とリスク回避で日米ともに大幅下落
主要指数(3月13日時点)
日経平均:53,819.61(-633.35)
TOPIX:3,629.03(-20.82)
NYダウ:46,677.85(-739.42)
NASDAQ:22,311.98(-404.15)
S&P500:6,672.62(-103.18)
米国市場(3月12日)
12日の米国市場は、主要3指数がそろって大きく下落し、終日軟調な展開となりました。終値ベースではNYダウが46,677.85(-739.42)、S&P500が6,672.62(-103.18)、NASDAQが22,311.98(-404.15)となり、いずれも比較的大きな下げ幅を記録しています。市場全体に売りが広がり、投資家の慎重姿勢が鮮明となりました。
背景にある最大の要因は、中東情勢の緊張が高まり、原油価格が急騰したことです。主要な原油輸送ルートを巡る不透明感が強まり、供給不足への懸念から原油価格は1バレル=100ドル近辺まで上昇しました。これによりインフレ圧力が再び強まるとの見方が広がり、金融緩和への期待が後退。結果として株式市場には強い逆風となりました。
さらに、原油高は企業のコスト増加を通じて収益を圧迫する可能性があるほか、金利上昇を誘発しやすく、成長株の評価にもマイナスに働きます。実際に米国債利回りは上昇し、利下げ余地の縮小が意識されたことで、ハイテク株中心のNASDAQが相対的に大きく下落しました。市場では、景気の減速と物価上昇が同時に進む可能性、いわゆるスタグフレーションへの警戒も意識され始めています。
セクター別に見ると、原油高の恩恵を受けるエネルギー関連株は堅調だったものの、それ以外の多くの業種では売りが優勢となりました。輸送、消費、金融、ハイテクなど幅広い分野で下落し、特定銘柄の問題ではなくマクロ要因による全面安の様相が強い一日だったといえます。安全資産への資金シフトが進み、株式市場から資金が流出する典型的なリスク回避の動きが見られました。
日本市場(3月13日)
13日の東京株式市場は、前日の米国株安と地政学リスクの高まりを受けて売りが先行し、主要指数はそろって下落しました。日経平均株価の終値は53,819円61銭で、前日比633円35銭安と続落しています。寄り付き直後から下げ幅を拡大し、一時は1,200円近い下落となる場面もありましたが、その後は押し目買いも入り、下げ渋りながらも上値の重い展開が続きました。
最大の下落要因は、やはり中東情勢の緊張による原油価格の上昇です。ホルムズ海峡の封鎖懸念が長期化する可能性が意識され、原油価格は一時98ドル台まで上昇しました。エネルギー資源の多くを輸入に頼る日本にとって原油高は経済全体への負担となるため、企業収益の悪化を警戒した売りが広がりやすい状況となります。
特に半導体関連や景気敏感株など、世界経済の動向に左右されやすい銘柄が弱く、指数の押し下げ要因となりました。前日の米国市場でハイテク株が大きく下げた影響もあり、AI関連や主力大型株にも売りが波及しています。海外投資家によるリスク資産の圧縮も指摘され、市場全体の重荷となりました。
一方で、すべての銘柄が下落したわけではありません。資源価格上昇の恩恵を受けるエネルギー関連株や総合商社株には買いが入りました。INPEXをはじめとする資源株や三菱商事、伊藤忠商事、丸紅などの商社株が堅調に推移し、相場全体の下げを一定程度和らげる役割を果たしました。リスク回避局面で資金が原油高メリット銘柄に向かう典型的な動きが確認できます。
総じて、この日の下落は個別企業の材料というより外部環境の悪化によるものです。地政学リスクと資源価格の動向が市場心理を大きく左右し、買い材料に乏しい中で投資家の慎重姿勢が強まった一日となりました。短期的には調整局面が続く可能性も意識されています。
トレード銘柄|下落相場の中で買い増しと利益確定を実施
楽天証券|積み立て投資
NISA口座
- 8729 ソニーフィナンシャルグループ
株 価: 149.0
数 量: 100株
合 計: 600株
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 4204 積水化学工業
株 価: 2,780円
数 量: 1株
合 計: 18株 - 5108 ブリヂストン
株 価: 3,381円
数 量: 1株
合 計: 14株
売却銘柄
- 4996 クミアイ化学工業
株 価: 758.0 → 790.0
数 量: 100株
収 支: +3,200円
売却理由: 過去の決算で下方修正や減配が発表されており、投資妙味が低下していた中で、本日の決算発表を受けて株価が急騰したため利益確定を実施。短期的な上昇局面を利用し、ポジション整理を優先した形となった。
本日のポートフォリオ内の決算銘柄
- 2163 アルトナー
今期経常利益は10%増と見込まれ、12期連続の最高益更新および増配計画が示された。足元の株価はやや軟調な推移が続いているものの、業績面では堅調さが維持されており、今後の評価見直しによる株価回復が期待される状況。 - 4996 クミアイ化学工業
11〜1月期(第1四半期)の経常利益は23%増益となった。高配当銘柄として保有していたが、過去の減益・減配の影響で株価は長らく横ばいが続いていた。本日の決算で上昇したものの800円台には届かず、今後も大きな値動きは期待しにくいと判断し、保有株はすべて売却した。
2月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|ホンダの急落警戒とクミアイ化学の利益確定判断
メジャーSQを迎えた本日、日経平均は朝方に安値を付けた後はやや持ち直し、横ばいに近い推移となったものの、前日比では600円を超える下落となり、市場全体としては冴えない一日だった。ただし保有銘柄への影響は限定的で、ポートフォリオ全体としては大きな変動は見られなかった。
特に注視していたのは前日に購入したホンダである。大引け後にEV戦略の見直しと最終赤字への転落が発表され、夜間取引では大きく売られていたため、翌日の値動きが懸念されていた。実際に安く始まったものの、1,351円付近で下げ止まり、その後は1,370円台で落ち着いた推移となった。悪材料が出尽くしたとの見方が市場に広がった可能性があり、想定ほどの下落には至らなかった。
追加購入も検討したが、取得単価や配当利回りを踏まえると、もう一段の下落を待った方が有利と判断し、本日は見送りとした。焦ってポジションを増やさず、条件が整うまで待つという判断を優先した形である。
また、クミアイ化学工業については、当初は高配当を目的に保有していたものの、減配によって魅力が薄れたことから売却のタイミングを探っていた。本日の決算発表を受けた急騰は好機と捉え、全株を手放すことにした。今後の株価推移が不透明な中で資金効率を重視した判断といえる。
2026年3月第2週の実現損益
2026年の3月の収支報告楽天証券
デイトレの合計収支(3月9日~3月13日):0円
3月の合計収支:+1,000円
SBI証券
スイングの合計収支(3月9日~3月13日):+3,200円
3月の合計収支:+3,200円
配当・分配金(楽天+SBI):0円
トータル収支:+4,200円
▶ 3月第1週
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