2026年2月17日の日本市場は、米国市場の休場明けという特殊な環境の中で、利益確定売りが優勢となる一日でした。指数の動きだけでなく、為替や投資家心理、実際の売買内容を踏まえることで、市場全体の流れがより立体的に見えてきます。本記事では、当日の市況と米国市場の動き、日本市場の背景要因、そして実際のトレード内容と反省点までを整理して振り返ります。
2026年2月17日の市況|主要指数と米国休場明けの市場環境
主要指数(2月17日時点)
日経平均:56,566.49(-239.92)
TOPIX:3,761.55(-25.83)
NYダウ:49,500.93(+48.95)
NASDAQ:22,546.67(-50.48)
S&P500:6,836.17(+3.41)
米国市場(2月16日)
16日はワシントン誕生日にあたり、米国市場は休場となりました。こうした祝日による休場日は、新規材料が出にくくなる一方で、短期的な需給や市場参加者のポジション調整に影響を与えやすい傾向があります。特に休場の前後では、トレーダーや機関投資家がリスクを抑える行動を取りやすく、株式市場では商いが細る一方、資金が債券市場や為替市場へ移動しやすい局面になります。
実際にこの日は、日本市場や為替市場においても、米国市場の休場を意識した持ち高調整の動きが目立つ展開となりました。株式市場では積極的な買い材料が乏しく、方向感に欠けるなかで、短期的なポジション整理が進んだと考えられます。
為替市場では、16日のニューヨーク時間にドル円が153.47円まで上昇し、前営業日終値からややドル高方向へ反発しました。もっとも、米国市場が休場で流動性が低下する中での値動きであり、通常よりも取引が限定されやすい環境であった点は意識しておく必要があります。この動きは、米長期金利の動向や投資家のリスク選好姿勢を背景とした調整的なものと捉えることができ、積極的なドル買いというよりも、ポジション調整の色合いが強い一日だったと言えます。
日本市場(2月17日)
17日の日本市場は、前日の米国市場休場や、これまでの上昇局面を受けた利益確定売りを背景に、主要株価指数がそろって反落する一日となりました。日経平均は前日比239円92銭安の56,566円49銭で取引を終え、これで4営業日連続の下落となっています。TOPIXも25.83ポイント安の3,761.55で終値を付けました。先週までの急騰により、株価水準が高値圏にあったことが、売り圧力を強める要因になったとみられます。
取引の序盤では、日経平均は一時的に前日終値を上回る場面もありましたが、買いが続かず、次第に売りが優勢となりました。特に、これまで相場を押し上げてきた大型株や輸出関連株では、利益確定の動きが目立ったとの見方があります。また、前日の米国市場が祝日で休場だったこともあり、投資判断の材料に乏しかった点が、日本市場にとっても様子見姿勢を強める要因となりました。
市場心理の面では、先週まで進行していた、いわゆる高市トレードと呼ばれる政治的な株価上昇期待が一服した可能性も指摘されています。衆議院選挙後に株価が高値を更新してきた流れの中で、短期的な利益を確定させる動きが優勢となり、その結果、幅広い銘柄で出来高が減少する傾向が見られました。
為替市場では、円高・ドル安の流れが一服したことにより、外需関連株にとっての新たな買い材料は限定的となりました。為替は輸出企業の業績見通しに直結しやすいため、投資家のセンチメントにも影響を与えやすい要素です。
さらに、債券市場では日本銀行の追加利上げ観測が後退したことで長期金利が低下しました。金利動向は株式市場のバリュエーションや資金配分に影響するため、こうした金融政策の先行きに対する見方の変化も、株式市場の需給バランスに影響を及ぼしたと考えられます。
全体としては、これまで続いていた上昇基調が一服し、短期的な調整局面に入ったことを意識させる一日となりました。投資家は引き続き、世界経済の動向や政策面での材料を見極めながら、次の方向性を探る段階にあると言えます。
トレード銘柄|相場調整局面での売買判断
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,178.0
数 量: +2口
合 計: 186口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 5108 ブリヂストン +5株(合計5株)
売却銘柄
- 5105 TOYO TIRE(一部)
株価が4,500円付近を中心に推移し、上値が重い状況が続いている点を考慮しました。高配当銘柄として引き続き保有は継続するものの、ポートフォリオ内での比率を調整する目的で一部売却としています。今回の売却により元本相当分を回収し、同業種であるブリヂストンの購入資金に充てることで、銘柄分散とバランス調整を意識した運用としました。

1月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|様子見姿勢と資金配分の見直し
デイトレードについては、GXNDXカバコの買い増しを行ったものの、その他の銘柄については見送りました。日経平均が高値圏から調整局面に入る中で、利益確定売りが目立つ銘柄が多く、無理にエントリーするよりも様子見を優先した判断となります。
SBI証券ではTOYO TIREの一部売却を行い、ブリヂストンへの資金振り替えを実施しました。結果として、ポートフォリオの中で偏っていた比率を調整しつつ、元本を確保する形となっています。今後は、指数動向だけでなく、為替や金利、個別企業の業績動向を改めて確認しながら、慎重にトレード機会を探っていきたいと考えています。
