日銀発表と10月31日の日経平均の動き
10月31日の日経平均株価は、前場こそ下落していましたが、午後には反転上昇しました。この変化の背景には、日本銀行の金融政策決定会合で「長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)」における長期金利上限の1%超取引を容認する柔軟化措置の発表がありました。この影響により、日経平均は30,858.85円で取引を終えました。
金利の上昇は一般的に企業の設備投資を抑制する傾向にありますが、保有している一部の高配当銘柄は上昇を見せており、一概に今回の発表が市場全体にとって好材料だったとは言い切れません。10月の日経平均は、12日に32,000円台まで上昇した後、30,500円台まで下落するなど、浮き沈みの激しい月でした。こうした市場の変動を背景に、今後のトレード戦略の見直しが求められそうです。
10月末時点の高配当銘柄状況
10月は決算シーズンの影響もあり、保有する高配当株の動きに注目していました。以下は10月末時点での主な保有銘柄と利回りの状況です。
- 2914 JT(7.12/5.44)
- 8593 三菱HCC(4.89/3.82)
- 8068 菱洋エレクトロ(6.85/4.98)
- 6981 村田製作所(1.72/1.99)
- 1911 住友林業(4.36/3.62)
- 1852 淺沼組(6.02/5.63)
- 7921 TAKARA & COMPANY(3.57/3.42)
- 3244 サムティ(4.02/3.71)
- 9433 KDDI(3.31/3.17)
- 9432 NTT(3.07/2.88)
- 3475 グッドコムアセット(4.31/4.16)
- 8306 三菱UFJ(4.18/3.33)
- 8904 AVANTIA(4.53/4.54)
- 5020 ENEOS(4.27/3.98)
- 8766 東京海上HD(4.38/3.69)
※銘柄名(取得単価での利回り/現在の利回り)
保有する銘柄の平均利回りは3.80%となっており、高配当を重視したポートフォリオの形成が継続されています。一方で、10月中には以下の銘柄を売却しました。
- 8593 三菱商事
- 8316 三井住友FG
11月以降は資金の確保が課題となるものの、12月のボーナス後には含み損となっている銘柄を買い増し、利回りをさらに高める戦略を計画しています。また、現在保有していないセクターにも分散投資を進め、ポートフォリオ全体の安定性を高める予定です。