SOX指数が急落した翌日、日本の半導体株はそのまま売られるのか。それとも買い戻しへ向かうのか。9月15日の日本市場では、日経平均が3日続落する一方、AI・半導体関連株の一角には買い戻しが入り、銘柄によって明暗が分かれる一日となりました。
前夜の米国市場ではAI向け設備投資の鈍化が意識され、SOX指数が5.85%下落しました。さらに、中東情勢の緊迫化による原油高、米10年債利回りの一時5%突破、FOMCでの利上げ観測などが重なり、主要3指数もそろって下落。日本市場でも半導体株への売りが先行しましたが、その後は買い戻しが入り、日経平均は一時64,000円台を回復しました。ただ、FOMCと日銀金融政策決定会合を目前に控えていることもあり、積極的に上値を追う動きにはつながりませんでした。
この記事では、こうした米国市場から日本市場へつながった一日の相場の流れに加え、楽天証券でのデイトレードとSBI証券での高配当投資の売買動向、そして本日のトレードを振り返ります。なお、本文に記載している各トレード銘柄の「銘柄名」には、それぞれの過去の取引記録へアクセスできる記事リンクを設定しています。過去のトレードとあわせて振り返りながら、その日の値動きだけで終わらせず、一緒に相場への理解を深め、次の投資判断を少しずつアップデートしていきましょう。
2026年9月15日の市況|SOX指数急落と半導体株の選別、FOMC・日銀会合を警戒
主要指数(9月15日時点)
日経平均:63,484.10(-8.89)
TOPIX:4,037.16(-21.05)
NYダウ:52,421.20(-152.09)
NASDAQ:26,186.41(-146.62)
S&P500:7,619.98(-37.00)
米国市場(9月14日)
14日の米国市場は、NYダウが前営業日比152.12ポイント安の52,421.17、NASDAQが146.62ポイント安の26,186.41、S&P500が37.04ポイント安の7,619.94と、主要3指数がそろって下落しました。VIX恐怖指数も前営業日の15.84から17.72へ上昇し、投資家の警戒感が強まる展開となりました。
下落の中心となったのはAI関連の半導体株です。AnthropicやOpenAI、xAIの経営陣が急速なAI開発に伴うリスクを警告したことで、AI向け設備投資の拡大が鈍化するとの懸念が広がり、NVIDIAが3.4%安、Micron Technologyが5%超安、BroadcomとAMDが4%超安となり、SOX指数は5.85%下落しました。
ただ、AI関連株が一律に売られたわけではありません。AIインフラを供給する半導体株への売りが強まる一方、巨額のAI設備投資を続けてきたAlphabetは約2%、Microsoftは1.6%、Metaは約1.4%上昇しました。AI開発の減速によってデータセンターやGPUへの投資負担が軽減されるとの見方から、半導体など「AI投資を受け取る側」から、ハイパースケーラーなど「AI投資を行う側」へ資金が移る動きがみられました。
さらに、中東でのエネルギー施設や船舶への攻撃を背景とした原油供給不安から、WTI原油先物は100ドルを超える高値圏で推移しました。原油高によるインフレ再加速への警戒から米10年債利回りが一時5%を突破し、9月16日のFOMCで0.25%の利上げが実施される確率も約90%まで上昇。中東情勢の緊迫化による安全資産としてのドル需要とFRBの利上げ観測を受けてドル円も154.4円付近まで上昇するなど、FOMCを前にした金融引き締めへの警戒が高PER銘柄を中心に米国市場の上値を抑えました。
米国市場全体のまとめ
1.NYダウ、NASDAQ、S&P500の主要3指数がそろって下落し、VIX恐怖指数も上昇する軟調な米国市場だった。
2.AI向け設備投資の鈍化懸念から半導体株への売りが強まり、SOX指数は5.85%下落する展開だった。
3.半導体株が売られる一方、AlphabetやMicrosoft、Metaには買いが入り、AI関連株の選別が進んだ一日だった。
4.中東情勢を背景とした原油高によってインフレへの警戒が強まり、米10年債利回りが一時5%を突破する状況だった。
5.FOMCでの0.25%利上げ観測と安全資産としてのドル需要が強まり、ドル円が154.4円付近まで上昇する環境だった。
日本市場(9月15日)
前夜の米国市場ではAI開発の減速懸念からSOX指数が5.9%下落し、米10年債利回りも一時5%を突破したため、日本市場でもアドバンテストや東京エレクトロンなど半導体株への売りが先行しました。ただ、前日までにAI・半導体株が大きく下落していたこともあり、次第に買い戻しが入り、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループ、村田製作所、太陽誘電、レーザーテックなどが上昇しました。
AI・半導体株への買い戻しを受けて日経平均は一時64,000円台を回復しましたが、国内の長期金利が一時3.030%まで上昇したほか、原油高や日本時間17日未明のFOMC、18日の日銀金融政策決定会合を控えて積極的に上値を追う動きは続きませんでした。終値は前日比8.89円安の63,484.10円と3日続落し、TOPIXも21.05ポイント安の4,037.16ポイントで取引を終えました。
一方、東証プライムの売買代金は7兆4,384億円、売買高は18億8,588万株となり、値上がり800銘柄に対して値下がり685銘柄、変わらず68銘柄と、指数が下落するなかでも値上がり銘柄が約52%を占めました。業種別では情報・通信業、医薬品、サービス業が上昇した一方、石油・石炭製品、銀行業、証券・商品先物取引業などが下落しました。
個別では、前日に売られたキオクシアホールディングスが3日ぶりに反発し、ソフトバンクグループも大きく買い戻されたほか、太陽誘電、村田製作所、レーザーテック、KOKUSAI ELECTRICなどAI・半導体関連の一角が上昇しました。その一方で、アドバンテストと東京エレクトロンは下落しており、AI関連株を一括して売買するのではなく、銘柄を選別する動きが日本市場でもみられました。
また、国内の長期金利が上昇したものの、三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクは下落し、金利上昇が単純に銀行株への買い材料となる展開にはなりませんでした。FOMCに続いて日銀金融政策決定会合を控えるなか、日米の金融政策と原油高によるインフレへの影響を見極めたい投資家の姿勢が、日本市場の上値を抑える要因となりました。
日本市場全体のまとめ
1.日経平均は一時64,000円台を回復したものの前日比8.89円安で3日続落し、TOPIXも下落する展開だった。
2.前夜のSOX指数急落を受けて売りが先行したAI・半導体株には、その後買い戻しが入る動きだった。
3.キオクシアホールディングスやソフトバンクグループなどが上昇する一方、アドバンテストや東京エレクトロンは下落し、AI関連株の選別が進む相場だった。
4.国内の長期金利が一時3.030%まで上昇したものの、メガバンクは下落し、金利上昇が銀行株への単純な買い材料にはならない一日だった。
5.原油高への警戒に加え、FOMCと日銀金融政策決定会合を控えて積極的に上値を追いにくい地合いだった。
トレード銘柄|菊池製作所とパワーエックスをデイトレード
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 485A パワーエックス
株 価: 2,301.0円 → 2,312.0円
約定時間: 09:09:45 → 09:09:56
収 支: +1,100円
狙 い: 監視銘柄の中から、値動きを見てトレード対象として選定。 - 3444 菊池製作所
数 量: 200株
株 価: 1,243.0円 → 1,256.0円
約定時間: 09:36:59 → 10:30:46
収 支: +2,600円
狙 い: 昨日に続いて本日も株価に動きが見られたため、値動きを狙ってエントリー。 - 563A GXNAS100Dカバコ
株 価: 995円
数 量: +1口
合 計: 22口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- なし
売却銘柄
- なし
8月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|菊池製作所のデイトレードと出来高を振り返る
本日のデイトレードでは、昨日に引き続き菊池製作所を200株でトレードしました。私用があったため11:00前までには決済する必要がありましたが、購入後は思いとは裏腹に株価が下落し、約1時間ほど動きが取れない状態が続きました。ようやく株価が上昇したのは10:30頃。普段であればもう少し長めに保有することも考えますが、本日は時間に制限があったため、そのタイミングで売却する形となりました。
日足チャートを見ると、菊池製作所は昨日、本日ともに上下にヒゲをつけた陰線となっています。仮に明日上昇するようであれば再びエントリーを考える必要もあると思いますが、昨日より出来高が減っていることを踏まえると、無理に入る必要はないのかとも感じています。

