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介護福祉士の私が株式投資を始めた理由|きっかけは一冊の本

2022年2月9日

白いデスクに並ぶノートパソコン、ノート、スマートウォッチ、スマートフォンなどの作業ツールと、中央に「きっかけは一冊の本 福祉職の私が株式投資を始めた理由」と書かれた黒い円形のオーバーレイ。

限られた収入と将来への不安——そんな福祉職の私が、一冊の本との出会いをきっかけに株式投資を始めた実体験を語ります。

介護福祉士として働くなかで、身体への負担や将来のお金について不安を感じるようになった私が出会ったのが、「資産運用」という選択肢でした。

今では株式投資を続けている私ですが、もともと金融の知識があったわけではなく、それどころか投資とはほとんど縁のない生活を送っていました。そんな投資初心者だった私が資産運用に興味を持つようになった背景には、介護職として働くなかで感じた将来への不安があり、その後、職場での何気ない会話から投資信託を知り、さらに一冊の本との出会いによって株式投資の世界へ興味を持つようになりました。

この記事では、介護福祉士として働いていた私がなぜ資産運用を必要だと考えるようになったのか、そして投資についてほとんど知らなかった状態から株式投資に興味を持つまでの経緯を、当時の実体験を交えながら振り返ります。

介護福祉士の私が資産運用を考え始めるまで

私は銀行員の父と、家業を支える母のもとで育ちました。

銀行員の家庭というと、子どもの頃から金融や投資について教えられていたように思われるかもしれませんが、実際にはそのようなことはなく、家庭のなかで株式投資について話をする機会もほとんどありませんでした。そのため、私のなかには「お金は働いて稼ぎ、その一部を将来のためにコツコツ貯金するもの」という価値観が自然と根付いていました。

もちろん、今でも貯金が大切ではないと思っているわけではありません。しかし、当時の私には「お金を貯める」という発想はあっても、「お金を運用する」という発想そのものがなかったのです。

学生時代についても、お金や投資よりゲーム制作に夢中で、工業高校から理系大学へ進学しました。将来はゲーム会社や技術職に就くものだと思っていましたから、その後、自分がまったく違う福祉職の世界へ進み、さらに介護福祉士として働きながら将来のお金について悩み、株式投資を始めることになるとは想像もしていませんでした。

そんな私が資産運用について考えるようになった大きな理由の一つが、介護の仕事を続けるなかで感じるようになった、身体と将来への不安でした。

介護職として感じた身体への負担と将来のお金への不安

介護や福祉の仕事には、人と直接関わるからこそのやりがいがあります。その一方で、一般的に「3K(きつい・汚い・危険)」という言葉で表現されることもあるように、実際の介護現場では身体的にも精神的にも負担を感じる場面があります。

特に要介護度の高い方のケアでは、移乗や身体介助などで腰や膝に負担がかかります。若いうちは多少の無理ができたとしても、年齢を重ねれば同じように身体を動かせるとは限らず、介護福祉士として働き続けるうちに、私自身も「この仕事をあと何年続けられるのだろう」と考えるようになりました。

そして、身体の問題と同時に意識するようになったのが、将来のお金に対する不安です。

毎月給料を受け取り、そのなかから生活費を払い、残ったお金を貯金する。それまでは、それが将来に備えるための当たり前の方法だと思っていました。しかし、介護職として働きながら将来を考えてみると、いつまでも現在と同じように働ける保証はなく、その一方で老後の生活に備えて資産を準備していかなければなりません。

さらに、「老後2,000万円問題」が世間で大きく取り上げられるようになると、それまで漠然としていた将来への不安が、より現実的な問題として感じられるようになりました。

「このまま貯金だけを続けて、本当に大丈夫なのだろうか」

そう考えるようになったことで、それまで自分とは無関係だと思っていた「資産運用」という言葉が、少しずつ自分自身の問題として気になるようになっていきました。

投資初心者だった私が投資信託を知ったきっかけ

将来のお金について考えるようになったとはいえ、この時点で「それなら株式投資を始めよう」と考えたわけではありません。そもそも投資についてほとんど知らなかったため、何から始めればいいのかさえ分からない状態でした。

そんな私が初めて投資を身近なものとして意識するきっかけになったのが、職場での何気ない会話です。

ある日、職場の休憩中に同僚から「投資信託をやっている」という話を聞きました。

それまで投資とは、自分とは少し離れた世界にあるものだと思っていました。理系出身とはいっても金融について学んできたわけではなく、父が銀行員だったからといって資産運用について教えられて育ったわけでもありません。

そのため、最初に浮かんだのは、

「投資信託って何?」

という、本当に初歩的な疑問でした。

しかし、ちょうど介護職として将来のお金について不安を感じるようになっていた時期だったからこそ、同僚から聞いたその言葉を聞き流すことはありませんでした。「投資とは何なのか」「投資信託とはどういうものなのか」「銀行に貯金しておくこととは何が違うのか」と興味を持つようになり、自分でも少しずつ調べ始めました。

そして2019年3月、私は証券口座を開設し、まずは投資信託から資産運用を始めました。

最初から大きなお金を投資したわけではありません。投資についてほとんど何も知らない初心者だったこともあり、まずは少額からのスタートでしたが、実際に自分のお金を投資してみると、わずかな値動きでも気になるものです。

評価額が少し増えれば嬉しくなり、反対に減れば「このままで大丈夫なのだろうか」と不安になる。それまで貯金しか知らなかった私にとって、自分が投資したお金の価値が日々変化するという経験は新鮮なものでした。

そして、投資信託を通じて資産運用そのものが少しずつ身近な存在になったことで、私の興味はその先にある個別株への投資へと向かっていくことになります。

一冊の本との出会いから株式投資へ興味を持つ

投資信託を始めたとはいえ、当時の私は株式投資についてほとんど知識がありませんでした。

投資信託であれば用意された商品のなかから選んで購入できますが、個別株となれば自分自身で企業を選ばなければなりません。「どの会社の株を買えばいいのか」「そもそも株価が安いのか高いのか、何を基準に判断するのか」と分からないことばかりで、個別株はまだ自分には難しいものだと感じていました。

そんな頃、本屋で一冊の本に出会います。

『貯金40万円が株式投資で4億円 元手を1000倍に増やしたボクの投資術』

個人投資家「かぶ1000」さんの著書です。

「貯金40万円が4億円」というタイトルは、株式投資についてほとんど知らなかった私にとって十分すぎるほどのインパクトがあり、「いったい、どうやったらそんなことができるのだろう」と興味を引かれ、自然とその本を手に取っていました。

もちろん、本を読めば誰でも40万円を4億円にできると思ったわけではありません。それよりも私にとって大きかったのは、本を読み進めるなかで、それまで漠然としていた**「株式投資とは何をするものなのか」**が少しずつ見えてきたことでした。

企業について調べ、その企業が持っている価値を考えながら投資先を探していくという考え方や、著者自身の具体的な投資経験を知ることで、それまでどこか「株価が上がるか下がるかを当てるもの」のように感じていた株式投資への印象も変わっていきました。

また、専門的な金融知識を持っている人だけの世界だと思っていた株式投資が、一人の個人投資家の経験を通じて語られていたことで、

「これなら自分でも株式投資を始められるかもしれない」

と思えるようになったことも大きかったと思います。

私が資産運用そのものに興味を持ったきっかけは、介護福祉士として感じていた将来への不安や、職場の同僚から聞いた投資信託の話でした。しかし、そこからさらに一歩進み、自分で企業を選んで投資する株式投資の世界に興味を持つきっかけになったのが、この一冊との出会いだったのです。

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介護福祉士の私が資産運用を始めて変わったこと

資産運用や株式投資について知ったからといって、介護職として感じていた将来への不安が突然なくなったわけではありません。

投資には元本保証がなく、投資信託であっても個別株であっても、自分が投資した金額より資産価値が下がることがあります。実際、投資を続けていけば利益が出ることばかりではありませんし、当時の私は投資初心者だったため、実際に経験してみなければ分からないことも数多くありました。

それでも私にとって資産運用を始めたことには、大きな意味がありました。

それは、「働いて給料を受け取り、その一部を貯金する」という方法以外にも、将来に備えるための選択肢があることを知ったことです。

介護福祉士という仕事を続けていれば、身体への負担を完全になくすことはできません。また、投資を始めたからといって本業の収入が突然増えるわけでもなく、当然ながら投資だけですべての将来不安を解決できるわけでもありません。

しかし、働いて得たお金の一部をただ貯めておくだけではなく、そのお金を将来のために運用するという考え方を持てたことで、それまで漠然と抱えていた不安に対して、自分自身でできることが一つ増えました。

そして、投資信託から始まった私の資産運用は、その後、個別株へと広がっていきます。

もちろん、その先では成功ばかりではなく、初心者ならではの失敗も数多く経験することになるのですが、それはまた別の話です。

まとめ|株式投資の第一歩は「知ること」から始まった

振り返ってみれば、私が投資を始めた理由は、最初から「株式投資で大きく稼ぎたい」と考えていたからではありません。

介護福祉士として働くなかで身体への負担を感じ、この先も同じように働き続けられるのだろうかと考えるようになり、それと同時に老後や将来のお金について不安を感じ始めたことが、資産運用について考える最初のきっかけでした。

そんなとき、職場の同僚から投資信託の存在を知り、

「投資信託って何?」

というところから、私の資産運用は始まりました。

実際に少額から投資信託を始めたことで、それまで自分とは無関係だと思っていた投資が少しずつ身近になり、さらに一冊の本との出会いによって、自分で企業を選んで投資する株式投資にも興味を持つようになりました。

最初から金融について詳しかったわけでも、特別に多くのお金を持っていたわけでもありません。むしろ、投資についてほとんど何も知らなかったからこそ、一つ知れば新しい疑問が生まれ、その疑問について調べることを繰り返しながら、少しずつ資産運用の世界へ入っていったのだと思います。

もしこの記事を読んでいる方のなかに、「将来のお金が不安だけれど何をしたらいいのか分からない」「資産運用に興味はあるけれど、投資初心者の自分には難しそう」と感じている方がいるのであれば、最初からすべてを理解する必要はないと思います。

私自身も、最初の一歩は「投資信託って何だろう?」という小さな疑問でした。

そこから自分で調べ、実際に少額から資産運用を経験し、一冊の本との出会いによって株式投資にも興味を持つようになりました。

もちろん、投資にはリスクがあるため、投資を始めることがすべての人にとって正解だとは思いません。しかし、将来に不安を感じたとき、その不安をただ抱え続けるのではなく、まずはお金や資産運用について「知ること」から始めてみることはできます。

私にとっては、介護福祉士として感じた将来への不安と、職場で聞いた何気ない一言、そしてその後に出会った一冊の本が、現在まで続く資産運用への第一歩になりました。

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