介護福祉士として働くなかで、慢性的な腰痛や給与への不安を抱えたとき、本業以外にどのような選択肢があるのでしょうか。専門性とやりがいのある仕事でも、身体への負担が大きければ、将来の働き方や生活資金について考えざるを得ません。
工業大学を卒業後、父親の紹介で介護の仕事に就き、長年現場で働いてきた経験が出発点です。老後の生活への不安をきっかけに、2019年3月には投資信託を始め、2021年3月には50万円を元手に個別株投資へ進みました。知識不足による失敗も経験し、投資との向き合い方を見直してきました。
その後、2024年に介護職を退職。現在は実家の家業を手伝いながら、ブログ運営と株式投資に取り組んでいます。介護福祉士としての経験から在宅ワークなどの副業を考えた理由と、資産形成へ踏み出した経緯を紹介します。
介護福祉士のイメージと現実|専門性と身体的負担の大きさ
介護福祉士という仕事には、「身体的にきつい」「給与が低い」といったイメージがあります。実際、排泄介助や移乗介助、日常生活の支援など、身体を使う場面は多く、腰痛を抱えながら働いている職員も少なくありません。
給与についても、仕事内容や責任の重さに対して十分に報われていないと感じることがあります。もちろん、待遇や労働環境は施設や勤務形態によって異なりますが、身体的な負担と収入のバランスは、介護職として働くうえで無視できない問題です。
一方で、介護の仕事は単なる力仕事ではありません。認知症のある方への対応、身体機能に応じた生活支援、利用者や家族とのコミュニケーションなど、専門的な知識と状況に応じた判断力が求められます。
私自身、工業大学を卒業して介護の世界に入りました。きっかけは、テレビで見たヘルパーの仕事に興味を持ち、父親の紹介で介護の職場に就いたことです。もともと福祉の道を目指していたわけではありませんが、利用者の生活を支える仕事には、ほかでは得られないやりがいがありました。
それだけに、仕事の専門性や責任に見合った待遇と、無理なく働き続けられる環境が必要だと感じていました。
給与と腰痛問題、そして将来への不安
介護の仕事を始めてから、収入面では同年代と比べて低いと感じることがありました。さらに、日々の業務で腰への負担が積み重なり、いつしか腰痛は慢性化していました。
介護職として15年近く働くなかで、仕事へのやりがいとは別に、この先も同じ働き方を続けられるのかという不安が大きくなっていきました。
収入を増やすために勤務時間を延ばしたり、休日にも身体を使う仕事をしたりすれば、その分だけ休息の時間が減ってしまいます。身体が資本となる介護の仕事では、無理を重ねることが将来の働き方にも影響しかねません。
さらに、当時話題となっていた「老後2,000万円問題」のニュースも、将来の生活資金について真剣に考えるきっかけとなりました。
それまでの私は、両親の影響もあり、お金は銀行に貯金するものという考え方が中心でした。しかし、給与収入と貯金だけで将来の生活を支えられるのか、次第に疑問を感じるようになったのです。
そこで考えたのが、身体への負担をできるだけ増やさず、本業以外の方法で収入源や資産を確保できないかということでした。
副業を考えた理由|健康を守りながら収入源を増やしたい
副業を考えた理由は、単に収入を増やしたかったからではありません。介護福祉士として働き続けるためにも、本業以外の収入源を持つことで、将来の経済的な不安を少しでも軽減したいと考えたからです。
特に関心を持ったのが、身体への負担が比較的小さい在宅での仕事でした。
介護職は勤務時間が不規則になることもあるため、決まった時間に別の職場へ通う働き方は、必ずしも現実的ではありません。一方、自宅で取り組める仕事なら、勤務時間や体調に合わせて作業を進められる可能性があります。
また、労働によって新たな収入を得る方法とは別に、貯蓄の一部を運用して将来の資産形成につなげる方法にも関心を持つようになりました。
ただし、在宅ワークであっても作業時間は必要ですし、投資には損失のリスクがあります。いずれも、始めれば必ず収入が増えるというものではありません。
副業の選択肢とそのメリット
クラウドワーク・在宅ワーク
ライティングやWebデザインなど、インターネットを通じて仕事を受注する方法があります。
自宅で作業できるため、勤務時間が不規則になりやすい介護職でも、空いた時間を活用できる可能性があります。
一方で、仕事を受注するには一定のスキルや実績が必要です。納期に合わせた時間管理も求められるため、本業との両立には工夫が欠かせません。
私自身も、身体への負担を抑えられる働き方の選択肢として関心を持ちましたが、在宅ワークだからといって簡単に収入を得られるわけではないと考えています。
ブログ運営・アフィリエイト
ブログは、自分の経験や学んだことを記事として発信できる手段です。
介護現場での経験に加え、株式投資を始めてからの失敗や学びを記録することで、同じような悩みを抱える読者にとって参考になる情報を届けられる可能性があります。
広告やアフィリエイトによる収益化も目指せますが、記事を書いただけで収入が発生するわけではありません。読者に役立つ情報を継続的に発信し、時間をかけてサイトを育てていく必要があります。
私にとってブログは、収益化を目指す手段であると同時に、投資判断や失敗を振り返るための記録でもあります。
少額からの株式投資
株式投資は、労働の対価として収入を得る副業とは性質が異なりますが、給与以外の収益を目指す資産形成の手段として考えています。
私が最初に証券口座を開設したのは2019年3月でした。当初は1万円程度から投資信託を購入し、その後、2021年3月に50万円を元手として個別株投資を始めています。
最初から知識があったわけではなく、投資信託の基準価額が少し上がっただけで売却してしまったり、個別株では値上がりしている銘柄に飛びついたりと、失敗も重ねてきました。
それでも、実際の取引を通じて資産運用を学ぶことができました。現在では投資信託を長期運用の土台としながら、個別株の売買にも取り組んでいます。
もちろん、株式投資には元本割れのリスクがあります。収入を増やしたいという気持ちだけで無理な売買をせず、生活資金と投資資金を分けて考えることが重要です。
副業の3つのメリット
本業以外の活動を考えるなかで、収入以外にも得られるものがあると感じました。
- 収入源の分散:本業以外に収入を得られる可能性が生まれ、将来の生活設計について考える際の選択肢が広がります。
- 新しいスキルの習得:ブログ運営や在宅ワークを通じて、文章作成、情報収集、Webの知識など、本業とは異なる能力を身につけられます。
- 将来の選択肢の拡大:新しい分野に挑戦することで、これまで考えていなかった働き方や資産形成の方法に目を向けられるようになります。
ただし、副業に時間を使いすぎれば、休息不足や身体的な負担につながる可能性もあります。
介護職として働いていた当時に求めていたのは、本業を犠牲にして収入を増やすことではなく、健康と生活を守りながら将来の選択肢を増やすことでした。
株式投資初心者としての一歩|投資信託から50万円の個別株投資へ
私が初めて資産運用に関心を持った頃、投資はどこか怖いものという印象がありました。
家庭では投資について話す機会がなく、銀行への貯金が基本だったため、証券口座を開設しても、どの金融商品を選べばよいのか分からない状態でした。
そんな私が投資を始めるきっかけとなったのは、職場の同僚から投資信託の話を聞いたことです。
2019年3月に証券口座を開設し、まずは1万円程度から投資信託を購入しました。しかし、当時は長期投資の考え方を十分に理解しておらず、評価額が少し増えただけで売却するなど、目先の利益を追いかけていました。
その後、投資信託や金の積立を続けながら、2021年3月には50万円を元手として個別株投資にも挑戦しました。
最初に購入した個別株はENEOSです。北国で暮らしてきた経験から、冬の暖房に必要な灯油を連想し、身近なエネルギー関連企業に興味を持ったことがきっかけでした。
もっとも、当時は企業業績や財務内容、株価チャートの見方さえ十分に理解していませんでした。スマートフォンだけで値動きを確認し、上昇している銘柄に飛びついては含み損を抱えるなど、投資初心者らしい失敗を繰り返していました。
また、投資について学ぶ過程では、個人投資家として知られる「かぶ1000さん」の著書も参考になりました。
こうした経験を重ねるなかで、銘柄を選ぶ際には、株価の動きだけでなく、企業の業績や財務状況、投資する目的を確認することが重要だと考えるようになりました。
現在は会社四季報の情報をExcelで管理し、企業の成長性や財務状況などを比較しながら投資判断に活用しています。
もちろん、知識を増やしたからといって、必ず利益を得られるわけではありません。今でも売買の判断に迷うことはありますし、思うような結果が出ない銘柄もあります。
それでも、何も分からずに売買していた頃と比べれば、自分なりの判断基準を持てるようになりました。
ブログで投資記録を残すことも、そうした学びの一環です。成功した取引だけでなく、失敗や反省点も記録しながら、自分に合った投資方法を探し続けています。
おわりに|介護福祉士の経験から考えるこれからの働き方
介護福祉士として働いていた頃は、仕事のやりがいを感じる一方で、給与や身体的な負担、将来の生活に対する不安を抱えていました。
その不安を軽減する方法の一つとして考えたのが、在宅ワークやブログ運営、そして株式投資による資産形成でした。
2019年に投資信託を始め、2021年には個別株投資へと進みましたが、決して順調なことばかりではありません。知識不足による失敗も多く、資産運用の難しさを実感することになりました。
その後、家庭の事情もあり、2024年に長年勤めた介護職を退職しました。現在は実家の家業を手伝いながら、デイトレードや長期投資に取り組んでいます。
結果として働き方は変わりましたが、介護職として働いていた頃に感じていた「健康を守りながら、将来の生活を支える手段を増やしたい」という思いは、今も変わっていません。
在宅ワークにはスキルや時間が必要であり、ブログ運営も収益化が保証されているわけではありません。株式投資にも損失のリスクがあります。
それでも、本業以外の分野に目を向け、新しい知識を学ぶことは、将来の選択肢を広げるきっかけになります。
介護福祉士として過ごした年月も、投資初心者として失敗を繰り返した経験も、今の考え方につながる大切な過程です。
これからも、働き方と資産形成の両面から、自分に合った生活を模索していきたいと考えています。に取り組むことで、心身の健康を守りながら収入アップを目指すことが可能です。
今後も、介護の現場で得た経験を活かしつつ、自分らしい働き方を模索し、成長を続けていきたいと思います。
詳しいプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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プロフィール|介護福祉士から株式投資へ、資産形成の歩み
ゲーム制作を夢見た学生時代から介護福祉士を経て、株式投資の世界へ。2019年の投資信託開始、2021年の個別株投資への挑戦、初心者時代の失敗、現在の資産配分や投資スタイルを紹介するプロフィールです。
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