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【収支報告】中東リスクで神経質な相場|6月18日のデイトレ結果

2025年6月18日のデイトレード結果を振り返ります。中東リスクと米小売不振というダブルパンチで神経質な相場となったこの日、日経平均は反発を見せる一方で、米国市場はリスク回避ムードが色濃くなりました。そんな環境下でのトレードは、細かな値動きと“雰囲気”に振り回されがち。今回の収支はプラスでしたが、改めて市況分析を活かした「狙い撃ち」ができていたかを検証します。

2025年6月18日の市況|中東リスクと米小売不振で神経質な相場に

主要指数(6月18日時点)

日経平均:38,885.15(+348.41)
TOPIX:2,808.35(+21.40)
NYダウ:42,215.80(-299.29)
NASDAQ:19,521.09(-180.12)
S&P500:5,982.72(-50.39)

米国市場(6月17日)

この日のアメリカ市場は、地政学リスクと経済指標という二つの“波”に揺さぶられ、全体的に売りが優勢となりました。

まず注目されたのは中東情勢。イスラエルとイランの軍事衝突が継続しており、アメリカの関与も警戒される中、市場はリスクオフ一色。ブレント原油やWTIの価格が上昇し、エネルギー関連株は買われたものの、その他のセクターは冷え込みました。

さらに、米国の5月の小売売上高が前月比で-0.9%と予想を大きく下回り、「米国の消費が減速し始めたのでは?」という不安が拡大。小売関連を中心に下落が進みました。

主要3指数もそろって軟調。ダウは約300ドル安(-0.7%)、NASDAQは-0.9%、S&P500は-0.8%と、広範囲で売りが優勢な展開でした。

一方、安全資産とされる米国債は買われ、10年債利回りは4.4%台に低下。為替市場ではドル高・円安が進行し、典型的な「逃避モード」の相場展開となりました。

今後の焦点はFOMCの声明と金利見通しに移ります。パウエル議長がどんなトーンで発言するかによって、市場の反応が大きく左右されそうです。

日本市場

東京市場は、世界的なリスクオフにもかかわらず、前向きな動きが目立ちました。日経平均は前日比+348円と3日続伸し、終値ベースで38,885円と約4か月ぶりの高値圏で引けました。

背景には、米長期金利の低下を受けた債券買いの流れと、リスクオフ資金の一部が日本株に向かったことがあります。加えて、円安も進行し、1ドル=145円台を記録。これが先物買いを通じて株価を押し上げました。

短期筋の買いも入りやすい地合いとなり、堅調な推移を見せました。

デイトレード銘柄|売買代金ランキングと値動きの妙を活かす

楽天証券

  • 3565 アセンテック
    株  価: 1,801.0 → 1,808.0
    約定時間: 09:12:22 → 09:13:39
    収  支: +700円
    根  拠: オリックス系の投資会社による完全子会社化を目的としたTOB報道を受けて前日にストップ高。本日も勢いが継続していたため、流れに乗る形でエントリー。
  • 215A タイミー
    株  価: 1,919.0 → 1,931.0
    約定時間: 10:01:49 → 10:06:27
    収  支: +1,200円
    根  拠: 直近発表の好決算で注目が集まり、上昇トレンドを形成。売買代金ランキングでも目立っており、流動性を活かしたトレード。
  • 6526 ソシオネクスト
    株  価: 2,596.5 → 2,598.5
    約定時間: 12:41:28 → 12:42:45
    収  支: +200円
    根  拠: ここ数日上昇トレンドにあり、本日前場は調整局面。後場からの反転タイミングを見極めてのエントリー。
  • 2432 DeNA
    株  価: 2,797.0 → 2,798.5
    約定時間: 12:48:25 → 12:49:33
    収  支: +150円
    根  拠: こちらもソシオネクスト同様、後場にかけて買いが再加速するタイミングを捉えたトレード。
  • 4385 メルカリ
    株  価: 2,760.5 → 2,763.5
    約定時間: 13:12:50 → 13:14:12
    収  支: +300円
    根  拠: 直近上昇基調の中での一時調整後、買い直しのタイミングを狙ったエントリー。

SBI証券

2025年6月18日の買い増し銘柄(長期高配当投資枠)

  • 5105 TOYO TIRE +1株(合計24株)
  • 5406 神戸製鋼所 +1株(合計93株)
  • 7272 ヤマハ発動機 +1株(合計93株)
  • なし

中長期的な視点から配当利回りと業績の安定性を重視し、価格が一時的に下がったタイミングを捉えて追加取得を実施。取得単価の引き下げと今後の配当享受を視野に入れた調整。

反省点|勢い任せと“雰囲気エントリー”を見直したい

DeNAへのエントリーは、やや“勢い”や“雰囲気”に流された印象が強く、売買代金ランキングに入っていたから……という曖昧な根拠でのトレードになってしまいました。結果的にはプラスでしたが、再現性を考えると改善が必要です。

また、全体的には収支がプラスだったものの、細かく利確する場面が多く、「もう一段伸ばせたかも?」という取引も散見。特にソシオネクストのように、時間軸を少し延ばすことで、より大きな利益を狙えた可能性がありました。

本日の取引を通して、「待ち」の姿勢や、事前にシナリオを描いた上でのエントリーがやや不足していたと実感。次回は値動きに流されるのではなく、自分の狙いを“撃ち抜く”姿勢を大切にしたいと思います。

  • B!