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【収支報告】CPI鈍化と円高で明暗分かれる|5月14日のデイトレ結果

2025年5月14日

5月14日のデイトレードでは、インフレ鈍化を示す米CPI発表や決算発表を背景に相場が動きました。ブログでは、実際のエントリー銘柄や収支、反省点を通じて、デイトレードの立ち回りを振り返ります。米国市場はCPI鈍化でテック株が買われ、日本市場は円高影響で反落。収支を見直しつつ、翌日への戦略に活かすヒントを探ります。

2025年5月14日の市況|米国市場のインフレ鈍化と日本市場の反応

2025年5月14日時点の主要指数

  • 日経平均:38,128.13(-55.13)
  • TOPIX:2,763.29(-8.85)
  • NYダウ:42,140.43(-269.67)
  • ナスダック総合:19,010.08(+301.74)
  • S&P500:5,886.55(+42.36)

米国市場(5月13日)|CPI鈍化とテック株の上昇が明暗分ける

5月13日の米国市場は、まさにインフレ鈍化と米中リスク後退の“追い風と逆風”が交錯した展開でした。注目された4月のCPI(消費者物価指数)は前年比+2.3%と市場予想を下回り、インフレの落ち着きが確認されました。これを受けて、FRBの利下げ期待が再び浮上し、投資家心理がやや明るさを取り戻しました。

ナスダック総合は1.6%の大幅高となり、AI関連を中心にテクノロジー株が市場をけん引。S&P500も0.7%上昇し、年初からの損失をついに解消しました。一方で、ダウ平均は-0.6%と逆行安。主因はユナイテッドヘルス・グループのCEO交代と先行き懸念による下落で、景気敏感株の一角に重しがかかりました。

日本市場(5月14日)|円高影響と決算シーズンで選別色強まる

14日の日本市場は、米ナスダック高の流れを引き継いで始まったものの、後場にかけて下げに転じました。日経平均は前日比55円安、TOPIXは8.85ポイント安と、やや軟調な展開に。要因としては、CPI鈍化に伴う米利下げ期待が強まる一方で、トランプ前政権による対中関税措置が再燃するとの報道がリスク要因として浮上しました。

特に為替市場では、ドル円が円高方向に振れ、輸出企業を中心に利益確定売りが増加。また、国内では本格化する企業の決算発表ラッシュにより、個別銘柄への選別的な物色が顕著となりました。

デイトレード銘柄|損失から学ぶ、明日への一手

楽天証券

  • 6723 ルネサスエレクトロニクス
    • 株価:1,916.5 → 1,903.0
    • 約定時間:5/13 → 5/14
    • 収支:-1,350円
    • 根拠:売買代金ランキングから選定したが、CPI発表後の地合いに対し相性が悪かった可能性あり。
  • 6890 フェローテック
    • 株価:2,649.0 → 2,659.0
    • 約定時間:09:20:39 → 09:28:41
    • 収支:+1,000円
    • 根拠:上昇トレンドを確認し短期エントリー。決算材料なしでも買いが入っていたが、波の勢いは限定的。
  • 7003 三井E&S
    • 株価:2,404.0 → 2,385.0
    • 約定時間:09:31:37 → 09:34:06
    • 収支:-1,900円
    • 根拠:決算で今期17%の経常減益ながら10円増配という材料を評価。買いの波に乗ったが、エントリー位置が高値圏で利確売りに巻き込まれた。
  • 7014 名村造船所
    • 株価:2,216.0 → 2,220.0
    • 約定時間:09:48:01 → 09:54:38
    • 収支:+400円
    • 根拠:決算で経常29%減益、今期減配というネガティブな材料を確認しつつも、短期的な反発の流れに乗る形でスキャル気味に参入。
  • 7105 三菱ロジネクスト
    • 株価:2,129.0 → 2,131.0
    • 約定時間:13:13:47 → 13:29:11
    • 収支:+200円
    • 根拠:デイトレードとして一時的な上昇を読み、短期スイング。根拠が薄く収支も限定的となった。

SBI証券

本日はSBI証券での売買はありませんでしたが、ポートフォリオ内の複数企業で決算発表がありました。注目すべき内容は以下の通りです。

  • 167A リョーサン菱洋:今期経常12%増益、増配なし。
  • 1719 安藤・間:今期経常22%減益、10円増配。
  • 1808 長谷工コーポレーション:前期計上は上振れ、今期は2%増益、5円増配。
  • 1812 鹿島建設:前期経常が予想を上回り、今期は3%増益、8円増配。
  • 1852 淺沼組:今期経常4%増益、前期配当は4円増配、今期は0.5円増配。
  • 8309 三井住友トラストグループ:今期最終9%増益、5円増配。
  • 8316 三井住友FG:今期最終10%増益、3期連続最高益、前期配当を2円増額、今期は実質増配。
  • 9433 KDDI:今期最終9%増益、2期連続最高益、配当金は今期80円とし10.3%の増配方針。分割前72.5円だったため、実質7.5円の増配。

全体として、決算内容はおおむね堅調であり、配当重視の長期投資視点では買い増し候補の銘柄が複数確認されました。

反省点|三井E&Sの損切りと時間軸の取り方

三井E&Sでは、あらかじめ立てたトレードシナリオに沿って損切りを実施しましたが、その後に株価が反発する展開となりました。結果だけ見れば“もったいない損切り”でしたが、当日のデイトレードでは収支以上に「時間軸の見極め」が今後の課題です。

今後は、多少の株価のブレに過剰反応せず、シナリオの妥当性を保ちながらより柔軟な保有期間の設定を意識していきたいと思います。

  • B!