日経平均と市場動向
12月9日から13日までの日経平均株価は、10月以降のボックス相場の中で上下を繰り返しました。特に12日には一時40,000円を突破する局面もありましたが、13日には米国市場の下落やオプション清算日（SQ）も影響し39,470.44円（-378.7）まで調整しました。
業種別では、防衛関連銘柄の上昇が注目を集めた一方で、半導体や自動車関連株は上値の重い展開が続きました。楽天グループの株主優待発表や、東日本旅客鉄道の「タッチレス乗車」構想など、個別ニュースが銘柄の動きに大きな影響を与えた週でもありました。
デイトレ銘柄のトレード内容と結果
12月9日（月）
●デイトレ内容
- 2432 ディー・エヌ・エー（2,568.5 → 2,602.5）
先週から持ち越していた銘柄を大引けで売却。短期的な上昇を捉えたことで、効率的に利益を確保できました。持ち越しの判断が功を奏した事例です。 - 7011 三菱重工（2,335.5 → 持ち越し）
防衛関連銘柄が注目を集める中、終日値動きが鈍く、仕込み後は持ち越しを決断。翌日に期待を込めた戦略でした。
●振り返りと反省点
- 防衛関連の盛り上がりに着目したエントリーは良かったものの、全体の上昇には繋がらず翌日に持ち越しました。
- 指値のタイミングがやや遅かったため、エントリーポイントを再検討する必要があります。
12月10日（火）
●デイトレ内容
- 7011 三菱重工（2,333.5 → 2,263.5）
前日から持ち越していた防衛関連銘柄。期待していた上昇が見られず損切りで終了。損失を抱えつつも、素早い損切り判断が功を奏しました。 - 7105 三菱ロジネクスト（1,905 → 1,845.0）
出来高ランキングを参考にエントリー。しかし、買いエントリー後すぐに売り圧力が強まり、損失計上。今後のエントリー基準を再考する必要があります。 - 4911 資生堂（2,822.0 → 2,826.0）
一時的な上昇に乗り薄利確定。全体の値動きが鈍かったため、大きな利益には繋がりませんでした。 - 5253 カバー（2,719.0 → 2,724.2）
前日から引き続き注目されていた銘柄で、小幅な値幅を狙いましたが薄利にとどまりました。 - 3350 メタプラネット（2,665.0 → 2,673.0）
出来高の多さを材料にエントリーしましたが、終始方向感がない値動きで利幅が限られました。
特に三菱重工、三菱ロジネクストの損切り対応が迅速だったのは評価ポイント。一方で、他銘柄は全体的に薄利確定で、積極性に欠ける結果となりました。
●振り返りと反省点
・出来高やニュースを参考にエントリーした銘柄は全般的に小幅な値動きが続き、損益が振るわない日でした。
・早めの利確や損切り判断は良かったものの、エントリーポイントの精度を上げる必要があると感じた一日です。
12月11日（水）
●デイトレ内容
- 9020 東日本旅客鉄道（2,814 → 2,816）
「タッチレス乗車」構想が発表され、材料視されましたが、大きな上昇は見られず薄利で終了。ニュースの影響を過大評価してしまいました。 - 7269 スズキ（1,733 → 1,735）
全般的な値動きが小さい中、細かな値幅を狙った取引。予想以上の上昇は見られず早期に利確しました。 - 264A Schoo（1,188 → 1,190）
日中の値動きが少なく、薄利に留まるも、リスク管理としては適切な判断でした。 - 3350 メタプラネット（2,692 → 2,694）
出来高ランキングを参考にエントリーしましたが、こちらも方向感が乏しく、小幅な利確に終始しました。 - 2432 ディー・エヌ・エー（2,497 → 2,499.5）
短期的な上昇に期待してエントリーしましたが、終日冴えない値動きの中で終了。 - 7011 三菱重工（2,310 → 2,314.5）
引き続き注目された防衛関連銘柄。上昇の兆しがあったものの、利幅を広げるには至りませんでした。 - 9166 GENDA（2,730 → 2,733）
午後からの上昇に期待してエントリーしましたが、利幅は限定的でした。
●振り返りと反省点
- 相場全体の勢いが弱く、薄利が続きました。ニュース銘柄のエントリー基準を見直し、材料の影響を過信しない判断が求められると感じました。
12月12日（木）
●デイトレ内容
- 7011 三菱重工（2,382.0 → 2,389.0）
防衛関連銘柄が引き続き強く、短期的な上昇に乗ることができました。 - 8698 マネックスG（1,111.0 → 1,112.0）※200株
短期取引の一環としてエントリーし、細かな値幅を確保しました。 - 7269 スズキ（1,790.0 → 1,791.0）
短期的なリバウンド狙い。思惑通り値幅を取ることができました。 - 6526 ソシオネクスト（2,623.0 → 2,624.0）
日中の方向感が乏しい中、細かな利確を積み重ねました。 - 4598 DELTA-FLYPHARMA（702.0 → 703.0）※300株
出来高を参考にエントリーしましたが、リスク管理を徹底した薄利確定にとどまりました。 - 9166 GENDA（2,630.0 → 2,650.0）
午後の急騰に注目し、上昇局面で利益を確保。しかし、引け間際のさらなる上昇を逃し、反省点が残る取引となりました。
●振り返りと反省点
- GENDAのエントリータイミングが良かったものの、急騰後の持ち越し判断が難しい場面でした。
- 全体的に薄利が続いたため、次回は思惑が一致する銘柄を選ぶ戦略が必要です。
12月13日（金）
●デイトレ内容
- 5253 カバー（2,800.0 → 2,805.0）
慎重なエントリーで細かな値幅を確保しました。終値の上昇基調を見逃した点が課題でした。 - 2432 ディー・エヌ・エー（2,640.0 → 2,643.0）
値動きが鈍い中で細かな利確に成功しましたが、大きな利益には繋がらず。 - 9166 GENDA（2,917.0 → 2,923.0）
終日の安定した上昇トレンドに乗り、無事利確。次週に向けての持ち越しも検討する余地がありました。
●振り返りと反省点
・相場全体が安定していたため、大きなリスクを取らず堅実なトレードができた一日でした。しかし、GENDAのさらなる上昇を逃したのは課題として残ります。
配当銘柄の戦略とSBI証券での取引き
今週はSBI証券を通じて12月配当銘柄のJTを追加購入しました。高い配当利回りに加え、年末に向けた安定的な値動きを見込んだ中長期戦略の一環です。一方、カナダの健康被害に関する訴訟リスクなどの懸念事項を注視しながら、保有方針を検討する必要があります。
まとめと次週への展望
12月9日～13日のデイトレでは、防衛関連銘柄やニュースの影響を活用した取引を展開しました。全体的には薄利の積み重ねが中心でしたが、損切りの早さや利確のタイミングは一定の成果があったと感じています。反面、エントリー基準の再考や大胆さと慎重さのバランスが課題として浮き彫りになりました。
次週は、引き続き注目ニュースやテーマ株を活用しつつ、リスク管理を徹底した上で、より大きな値幅を狙ったトレードに挑戦していきたいと考えています。
