2025年3月12日の市況は、米国の関税政策の揺れ動きが市場に不安をもたらす中、日経平均が小幅に反発しました。トランプ大統領の関税引き上げ発表とその撤回が混乱を呼び、投資家の慎重な動きが目立ちました。そんな中でも、金融株や防衛関連が堅調に推移し、デイトレードの現場では銘柄選定に苦労する一日となりました。本記事では、市場動向とデイトレ収支のポイントをブログ形式でわかりやすく解説します。
2025年3月12日の市況|米国関税政策の揺れと日経平均の小幅反発
昨夜の米国市場では、トランプ大統領がカナダからの鉄鋼およびアルミニウム輸入に対する関税を25%から50%に引き上げると発表しました。これは、カナダ・オンタリオ州が米国向け電力料金に25%の上乗せを決定したことへの対抗措置とされました。しかし、その後、オンタリオ州が電力料金の値上げを停止したため、トランプ大統領は関税引き上げを撤回する意向を示しました。このように関税政策が揺れ動いたことで、市場には不安定な動きが広がりました。
一方、日本市場では日経平均株価が前日の大幅下落から反発し、36,819.09円(+25.98円)で取引を終えました。前場では一時134円安となる場面もありましたが、その後は買い戻しが優勢となり、小幅高で推移しました。前日の乱高下を受け、投資家は積極的な売買を控え、全体的に様子見ムードが強まりました。
業種別には、国内金利の上昇傾向を背景に銀行株や保険株が堅調に推移しました。主要企業の春闘回答が続く中で、日本銀行の利上げ観測が高まり、金融株への物色が目立ちました。また、防衛関連銘柄も買われ、三菱電機、三菱重工業、川崎重工業、日本製鋼所などが上昇しました。
デイトレード銘柄|銘柄選定に苦慮した一日
楽天証券
日経平均やTOPIXが上昇した一方で、銘柄選定には苦労した一日でした。以下は本日のデイトレード結果です。
- 7011 三菱重工業
- 株価:2,409.5 → 2,413.5
- 収支:+400円
- 6723 ルネサスエレクトロニクス
- 株価:2,322.5 → 2,324.0
- 収支:+150円
※デイトレリストは時間経過で表記していますが、結果の画像はコード順となっている為順番が違います。
SBI証券
本日は以下の銘柄を買い増ししました。
- 167A リョーサン菱洋
- 2163 アルトナー
- 8725 MS&AD
- 9104 商船三井
売却した銘柄はありません。
反省点
本日は市場全体が不安定な動きを見せる中、銘柄選定に慎重さが求められました。特にトランプ大統領の関税政策の変動や国内金利の上昇といったマクロ経済要因が市場に影響を及ぼしており、これらを迅速かつ正確に分析する重要性を再認識しました。今後は外部環境の変化に柔軟に対応し、リスク管理をより徹底していく所存です。