6月24日の日本市場は、なぜここまで方向感のつかみにくい展開になったのか。前日の米国市場では、ハイテク株を中心に調整が続き、半導体やAI関連に利益確定売りが広がりました。金利動向や為替の揺れ、さらに世界的なテック株安の流れが重なり、投資家心理はやや慎重さを増していました。
その影響は翌日の日本市場にも波及し、日経平均とTOPIXはいずれも下落。AI・半導体関連の売りが続く一方で、ディフェンシブ株には資金が向かうなど、セクター間で明暗が分かれる一日となりました。外部環境の変化が国内市場にどう作用したのかを整理することで、この日の相場がなぜこうした動きになったのかが見えてきます。
この記事では、米国市場から日本市場への流れをわかりやすく整理し、当日のデイトレ銘柄の選定理由や約定時間、値幅の振り返りをまとめています。また、別口座で行っているスイング・高配当投資の売買状況にも触れ、最終的にはその日のトレード全体を振り返りながら、良かった点と改善点を丁寧に整理しています。
相場の流れを理解しながら投資判断をアップデートしていきたい読者に向けて、日々の市況とトレードを一緒に振り返り、次につながる視点を共有する内容になっています。
2026年6月24日の市況|国内外ともに調整色が強まる一日
主要指数(6月24日時点)
日経平均:69,174.97(-613.41)
TOPIX:3,963.76(-26.62)
NYダウ:51,666.84(-45.87)
NASDAQ:25,587.04(-579.56)
S&P500:7,365.46(-107.33)
米国市場(6月23日)
23日の米国市場は、前日から続く世界的なテック株の調整が重しとなり、主要3指数がそろって下落しました。NYダウは51,666.84ドルと小幅な下げにとどまったものの、NASDAQは25,587.04と下げ幅が大きく、S&P500も7,365.46で取引を終えています。ディフェンシブ株や一部の大型株が下支えする場面はあったものの、半導体やAI関連の売りが指数全体の重しとなった一日でした。
背景には、アジア市場を含む世界的なテック株安の流れがあります。特に韓国市場では半導体関連株が大きく売られ、その影響が米国市場にも波及したとみられます。半導体やAI関連はこれまで市場をけん引してきた分、利益確定売りが出やすい地合いとなり、調整の動きが目立ちました。
AI関連投資に対する見方も変化しつつあります。データセンターや半導体などのインフラ投資負担が意識され、成長期待だけでは評価しづらい局面に入りつつあるとの見方が広がっています。これまで買われてきた銘柄ほど調整が大きくなる場面が見られ、投資家の慎重姿勢がうかがえました。
一方で、生活必需品やヘルスケアなどディフェンシブ性の高いセクターには資金が向かい、金利動向をにらみながら物色の流れが切り替わる場面もありました。NYダウの下げ幅が限定的だったのは、このセクターローテーションの影響が大きいと考えられます。
VIX指数は19.49まで上昇し、投資家心理の不安定さが意識されました。水準としては極端ではないものの、短期的な値動きの振れが大きくなりやすい環境が続いています。WTI原油先物価格も下落し、原油市場でも慎重なムードが広がりました。中東情勢や世界景気の見方が交錯するなか、エネルギー関連株にも影響が出ています。
日本市場(6月24日)
24日の日本市場は、前日に続いて調整色の強い一日となりました。日経平均株価は69,174.97円と613.41円安で引け、取引時間中には一時70,000円台を回復する場面もあったものの、戻りは続かず引けにかけて再び上値の重さが意識されました。TOPIXも3,963.76ポイントと軟調で、主要指数はそろって下落しています。
この日の相場では、AI関連や半導体関連銘柄に利益確定売りが広がったことが指数の重しとなりました。前日の米国市場で半導体株が軟調だった流れを引き継ぎ、日本市場でも東京エレクトロンなど主力株が下落したと報じられています。日本経済新聞では「AI・半導体に売りが出た一方で押し目買いも入った」とのコメントもあり、短期的な値動きの荒さが意識される展開でした。
業種別では、石油・石炭製品、非鉄金属、保険などが下落率上位となり、金利や資源価格の動きに敏感なセクターに売りが広がりました。特に保険業は業種別指数が大きく下落し、決算や金利動向への見方が重しになったとされています。一方で、医薬品や空運業、海運業などには買いが入り、ディフェンシブ性の高い銘柄や内需関連が相場を下支えする場面もありました。
また、日経平均のボラティリティ指標が上昇したと報じられ、短期的な値動きの振れが大きくなっていることが意識されています。急ピッチで上昇してきた日本株に対し、信用取引の買い残高の高さやAI・半導体関連の過熱感を警戒する声も出ており、押し目買いと戻り売りが交錯する方向感の出にくい一日となりました。
個別銘柄では、パナソニックホールディングスやNECなど一部の電機・ハイテク関連に買いが入り、値上がり率上位に顔を出しました。一方で、保険株や精密機器、輸送関連などには利益確定売りが出ており、同じセクター内でも銘柄ごとの選別が進む展開となりました。
トレード銘柄|楽天証券・SBI証券での売買記録
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 6752 パナソニックホールディングス
株 価: 4,467.0円 → 4,560.1円
約定時間: 6月22日 → 6月24日 12:31:39
収 支: +9,310円
狙 い: チャートの形が素直で、短期的に上昇の流れが続くと判断し、数日のスイングを想定してエントリーした。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,284.0
数 量: +1口
合 計: 259口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 141A トライアルホールディングス
株 価: 3,035.0円
数 量: +1株
合 計: 15株 - 5016 JX金属
株 価: 4,620.0円
数 量: +株
合 計: 32株 - 7327 第四北越フィナンシャルグループ
株 価: 2,080.0円
数 量: +1株
合 計: 21株
売却銘柄
- なし
5月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|パナソニックの逆行高と自身の心理面を振り返る
本日は、前日に続いてAI関連銘柄が日経平均を押し下げる展開となりました。そのなかでパナソニックホールディングスは逆行高となり、保有していたポジションが利益につながりました。今週の月曜日からスイング目的で保有しており、チャートの形が整っていたことや、連日高値を切り上げる動きが続いていたことがエントリーの理由でした。
前日は日経平均の大幅な下落に引きずられる形で下げたものの、本日は朝から堅調に推移し、前場から後場にかけて大きく上昇する場面もありました。その後の急落を考えると、今回の売却タイミングは悪くなかったと感じています。
一方で、反省点もあります。チャートがきれいだったことや、最近パナソニックホールディングスのトレードがうまくいっていたことから、どこかで「次も上がるだろう」という思い込みがあったのは否めません。同一銘柄への固執は判断を鈍らせる可能性があり、今後は冷静に相場と向き合う姿勢を大切にしたいと考えています。
SBI証券での買い増しについては、昨日から下げているJX金属を引き続き購入し、含み損の状態が続くトライアルホールディングスも来期のEPS改善見通しを踏まえて買い増しを実施しました。第四北越フィナンシャルグループについては、今後の利上げや群馬銀行との経営統合を視野に入れた判断です。
