4月7日の市場は、米国株の続伸を受けて日本株も小幅ながら堅調に推移し、地政学リスクが意識される複雑な環境のなかでも一定の落ち着きを保った一日となりました。原油高や為替の動き、そして米国の政治発言など、外部要因が相場に影響を与える場面が多く、投資家は慎重に材料を見極めながら売買を進める展開に。個別銘柄では半導体関連が相場を支える一方で、業種間の明暗が分かれるなど、選別色の強い相場が続きました。トレードではデイトレ・スイングともに狙いを持ったエントリーを行い、収支を積み上げつつも改善点が見えた一日でもありました。本記事では、米国市場・日本市場の動きから実際のトレード内容、そして反省点までを丁寧に振り返ります。
2026年4月7日の市況|米国株高を背景に日本株は小幅続伸、外部環境をにらむ展開に
主要指数(4月7日時点)
日経平均:53,429.56(+15.88)
TOPIX:3,654.02(+9.22)
NYダウ:46,669.88(+165.21)
NASDAQ:21,996.34(+117.16)
S&P500:6,611.83(+29.14)
米国市場(4月6日)
6日の米国市場は、地政学リスクが依然として意識される状況のなかでも、主要3指数がそろって上昇して取引を終えました。NYダウは165.21ドル高の46,669.88、S&P500は6,611.83、NASDAQは21,996.34と、いずれも小幅ながら続伸しています。特にNASDAQはハイテク株の買いが続き、相対的にしっかりとした値動きを見せました。
この日の相場を語るうえで欠かせないのが、中東情勢と原油市場、そしてトランプ大統領の発言です。ホルムズ海峡の封鎖リスクが意識されるなか、米国・イラン・仲介国が停戦案を含む枠組みを協議していると報じられ、市場は期待と警戒が入り混じった状態となりました。一方で、合意に至る可能性は高くないとの見方もあり、投資家は慎重な姿勢を崩しませんでした。
原油市場ではWTIが112.41ドル、ブレント原油が109.77ドル近辺で推移し、高値圏を維持しました。エネルギー価格の高止まりは企業コストやインフレ圧力につながる懸念があるものの、この日は停戦への期待感が勝り、エネルギー株を中心に買いが優勢となりました。
トランプ大統領は、イランがホルムズ海峡を再開しなければインフラへの攻撃を示唆するなど強い姿勢を示し、市場心理に影響を与えました。ただし、「イランの原油を取りたいが、それ以上は望まない」といった発言もあり、一定の抑制も感じられたため、全面的なリスクオフにはつながりませんでした。
市場は翌日の耐久財受注や週後半のインフレ指標、デルタ航空の決算などにも注目しており、今後の経済指標を慎重に見極めようとする姿勢が強まっていました。
日本市場(4月7日)
7日の日本市場は、主要指数がそろって小幅高で引け、方向感に欠けながらも底堅さを見せました。日経平均は53,429.56円と15.88円高で3日続伸。取引時間中には53,916.35円まで上昇したものの、54,000円手前で戻り売りに押され、上げ幅を縮小して引けています。TOPIXも9.22ポイント高の3,654.02と反発し、広い範囲で買いが入ったことが確認できます。
前日の米国株高が買い安心感につながり、寄り付きから半導体関連や値がさ株に買いが入りました。さらに、サムスン電子が市場予想を上回る決算を発表したことも追い風となり、アドバンテスト、TDK、キオクシアホールディングス、イビデンなどが堅調に推移しました。
一方で、米国がイランに示している停戦交渉の期限(日本時間8日午前9時)が迫るなか、地政学リスクへの警戒感が強まり、日経平均は一時250円超の下落となる場面もありました。最終的には押し目買いと手じまい売りが交錯し、小幅高での着地となりました。
業種別では、石油・石炭、不動産、ガラス・土石、銀行、その他金融などが上昇。原油高が石油関連株を支え、金利環境を意識した銀行株にも買いが入りました。一方、非鉄金属、情報・通信、鉱業、水産・農林、空運などは軟調で、利益確定売りが優勢となりました。
新興市場では、東証グロース250指数先物が4ポイント高の718ポイントと3日続伸。朝方は上値の重さが意識されたものの、25日線付近で下支えされ、引けにかけて買い直される展開となりました。
為替はドル円が159円台後半で推移し、輸出企業には追い風となる一方、輸入コスト増への懸念も残りました。日経VIは高水準を維持し、投資家心理は慎重さが続く状況でした。
トレード銘柄|デイトレとスイングで狙いを持った売買を実施
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
特定口座
- 6378 木村化工機
株 価: 1,409.0 → 1,415.0
約定時間: 09:57:01 → 10:45:18
収 支: +600円
狙 い: 売買代金が増加しており、短期資金が流入していると判断し、値動きの勢いを捉える目的でエントリーした - 4840 トライアイズ
株 価: 1,187.0 → 1,197.0
約定時間: 13:30:59 → 13:37:03
収 支: +1,000円
狙 い: 前場から出来高が増えており、後場もその流れが続くと見て、短時間での値幅取りを狙った - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,224.0
数 量: +1口
合 計: 223口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 1852 淺沼組
株 価: 994円
数 量: +10株
合 計: 130株 - 8136 サンリオ
株 価: 988.7円
数 量: +2株
合 計: 98株
売却銘柄
- 1808 長谷工コーポレーション
株 価: 2,920円
数 量: -5株
合 計: 0株
売却理由: 今後、日銀が利上げを行った場合主たる事業であるマンション開発に影響が出ると考えたため。

3月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|エントリー判断と利確タイミングの改善を意識
本日のデイトレは前場と後場で1件ずつ行いました。前場の木村化工機では、一時急騰したため他銘柄を見ていましたが、落ち着いたタイミングで再度エントリー。しかし買値付近で上値が重く、売却までに時間を要する展開となりました。
後場のトライアイズは前場から気になっていた銘柄で、後場も売買が活発だったためエントリー。狙い通りの値動きとなり、短時間で利益を確保できました。
SBI証券では、前日に下落していたサンリオを買い増しましたが、結果的に先週末と同水準まで戻り、割安感を強く感じる買いではありませんでした。また、4月の利上げ観測が聞こえるなか、金利の影響を受けやすい長谷工コーポレーションを売却し、官公庁案件中心で安定した収益が見込める淺沼組へ資金を振り向けました。利回り面でも同程度であり、高配当投資としての基盤強化にもつながっています。
