2025年12月22日の株式市場は、年末相場らしいリスク選好の強まりが鮮明となり、日米株式市場ともに堅調な推移を見せました。米国市場ではハイテク株を中心に買い戻しが進み、日本市場でも円安を追い風に輸出関連株が指数を押し上げる展開となっています。本記事では、この日の米国市場と日本市場の動向を整理するとともに、実際のトレード内容と反省点を振り返ります。
2025年12月22日の市況|年末相場でリスク選好が鮮明、日米株ともに堅調
主要指数(12月22日時点)
日経平均:50,402.39(+895.18)
TOPIX:3,405.17(+21,51)
NYダウ:48,134.89(+183.04)
NASDAQ:23,307.62(+301.26)
S&P500:6,834.50(+59.74)
米国市場(12月19日)
19日の米国市場は、主要3指数がそろって上昇し、年末に向けた地合いの改善を印象づける一日となりました。買い戻しの動きに加え、ハイテク株やグロース株への資金流入が目立ち、投資家のリスク許容度が高まっていることが読み取れます。
NYダウは前日比183.04ドル高の48,134.89ドルで取引を終了しました。銀行株や資本財株を中心に幅広いセクターで買いが入り、利下げ期待を背景とした見直し買いが指数を下支えしました。
S&P500は59.74ポイント上昇し6,834.50ポイントで引け、テクノロジー関連銘柄が指数全体の上昇を牽引しています。
NASDAQは301.26ポイント高の23,307.62ポイントまで上昇し、AI関連株や成長株への物色が特に強く、3指数の中でも際立ったパフォーマンスとなりました。
セクター別に見ると、半導体やAI関連を含む大型テック株の回復が市場を主導し、景気敏感株にも資金が波及しました。一方で、消費関連やディフェンシブセクターは相対的に動きが鈍く、年末特有のセクター間の選別色が感じられます。
為替面ではドル円が底堅く推移し、円安傾向が継続しました。また、米10年債利回りがやや上昇したことで、セクター内での資金移動が進んだ可能性があります。これらの動きは、FRBの金融政策を見据えた年末のポジション調整と重なり、市場全体の方向感を形作っています。
日本市場(12月22日)
22日の日本市場は、米国市場の堅調な流れを引き継ぎ、年末に向けて明るいムードの中で取引を終えました。日経平均株価とTOPIXはいずれも上昇し、特に日経平均は5万円台を回復する力強い動きとなっています。
日経平均株価の終値は50,402円39銭と、前週末比で895円18銭の大幅高となりました。幅広い銘柄に買いが入り、とりわけハイテク株や輸出関連株が指数を押し上げました。TOPIXも3,405.17ポイントまで上昇し、市場全体の底堅さが確認されました。
円安の進行を背景に、非鉄金属や電気機器などの輸出関連セクターが買われた一方、内需関連銘柄では値動きにばらつきが見られました。こうした選好の違いは、世界的な金利動向や来期の企業業績見通しを織り込む過程で生じたものと考えられます。
また、日銀の金融政策を巡る見方も市場心理に影響を与えており、株式市場への資金流入を後押しする要因の一つとなっています。年末特有の手仕舞い売りが一巡し、改めて来年を見据えたポジション構築の動きが意識された一日でした。
トレード銘柄|デイトレと積み立てを織り交ぜた実践売買
楽天証券|デイトレードと積み立て投資
- 8303 SBI新生銀行
株 価: 1,722.0 → 1,730.0
約定時間: 09:12:24 → 09:13:05
収 支: +800円
狙 い: 売買代金ランキングから選定。直近で株価が下落していたものの、値動きが出ていたため短期狙いでエントリー。 - 6629 テクノホライゾン
株 価: 1,016.0 → 1,018.0
約定時間: 09:20:06 → 09:20:11
収 支: +200円
狙 い: 売買代金ランキングから選定し、短時間での値幅を狙った取引。 - 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,223.0
数 量: +1口
合 計: 143口

SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 1605 INPEX +2株(合計93株)
売却銘柄
- なし
11月末時点でのポートフォリオはこちらを参照してください。
反省点・総括|値動きの変化を見極めた冷静な対応が奏功
テクノホライゾンの取引では、1,016円での指値を置いたものの、下落スピードがこれまでよりも速く、売り圧力の強さを感じる展開となりました。そのため、欲張らずに小さなリバウンドで即座に売却した判断が結果的にプラスとなっています。その後、指値を下回る動きが見られたことを考えると、タイミングとしては悪くなかったと言えるでしょう。
一方で、指値を入れる際には、直前の値動きの方向性や板の変化をより丁寧に確認する必要性も改めて感じました。
カバコの積み立てについては、NASDAQの上昇を受けて株価が大きく上昇していたため、購入数量を抑えることで取得単価の上昇を最小限にとどめています。
