27日の日本市場は、前日の米国株高が追い風となり、主要指数がそろって堅調に推移しました。特に半導体や電子部品といった値がさ株に買いが集まり、日経平均は節目となる5万円台を回復。米国で利下げ期待が強まったことも投資家心理を支える形となり、リスクを取りやすい状況が続いた一日でした。
2025年11月27日の市況|米国高を受けた日本株は続伸
主要指数(11月27日時点)
日経平均:50,167.10(+608.03)
TOPIX:3,368.57(+13.07)
NYダウ:47,427.12(+312.67)
NASDAQ:23,214.69(+189.10)
S&P500:6,812.61(+46.73)
米国市場(11月26日)
26日の米国市場は、利下げ観測が改めて意識されたことで全体的に買いが入り、主要指数がそろって上昇しました。市場としては、これまでの調整ムードから一歩抜け出すような動きとなり、特にハイテク株がしっかりと値を戻しながら4日連続の上昇を記録しました。
終値では、NYダウが47,427.12ドルと前日比314.67ドル高、S&P500が6,812.61で46.73ポイント高、NASDAQが23,214.69と189.10ポイントの上昇でした。いずれも市場参加者の買い意欲を感じさせる水準で引けています。
背景となったのは、米国の新規失業保険申請件数が減少し、主要耐久財受注が予想を上回る結果となったことです。景気の過度な落ち込みを示す内容ではなく、適度な鈍化を示唆する指標だったことで、12月のFRB、米連邦準備制度理事会による利下げの可能性が再び意識され、投資家の姿勢を前向きにさせました。
さらに、前日まで売られていた半導体やAI関連銘柄が買い戻され、特にエヌビディアなどテクノロジー株の反発が全体の値動きを支えました。NASDAQの上昇幅が大きくなったのは、こうした銘柄の戻りが寄与した面が大きいと言えます。
ただし、26日は米国の感謝祭を翌日に控えていたため、市場全体の商いはやや薄めでした。参加者が限られるなかでの上昇だった点を踏まえると、27日以降の市場の流れには慎重さも必要です。
日本市場(11月27日)
27日の日本市場は、米国株の上昇を受けて投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入りました。特に半導体や電子部品といった値がさ株の上昇が相場を引き上げ、大きく続伸する展開となりました。
日経平均は終値で50,167.10円となり、前日比608.03円高の大幅高で引けています。終盤にかけて伸び悩む場面もありましたが、5万円台を回復した点は市場心理にとって大きな材料となりました。TOPIXも上昇し、前日比13.07ポイント高の3,368.57ポイントで取引を終えています。
相場を押し上げた要因には、米国での利下げ期待や主要指数の堅調さに加え、円安気味の為替もあります。円はドルに対して156円付近で推移し、輸出関連銘柄には追い風となりました。特に、業績にインパクトを受けやすい製造業や輸出企業には資金が入りやすく、日経平均の上昇に寄与したと考えられます。
全体としては、外国株高からの流れが続いたことで投資家がリスクを取りやすい環境が整い、景気敏感株から成長株まで幅広く物色される一日となりました。一方で、短期的には外部環境の影響を受けやすい相場でもあるため、今後のニュースや指標による変動には引き続き注意が必要です。
トレード銘柄|積み立てとスイングの双方で調整を実施
楽天証券|積み立て投資
- 2865 GXNDXカバコ
株 価: 1,201.0
数 量: +2口
合 計: 118口
SBI証券|スイングトレード
買い増し銘柄
- 5016 JX金属 +1株(合計27株)
- 7013 IHI +1株(合計19株)
- 7272 ヤマハ発動機 +2株(合計178株)
売却銘柄
- なし
反省点・総括|日経の大幅高の中でも保有株を丁寧に調整
米国株高の影響を受け、日経平均は久しぶりに5万円台を回復しました。一時は800円近い上昇となる場面もありましたが、その後はやや落ち着いた動きとなりました。
保有しているサンリオは下落が一巡し、含み益に転じた点が安心材料となっています。このまま安定した上昇が続くことを期待したいところです。また、JX金属やIHIも上昇基調に入ってきましたが、依然として含み損が残る銘柄があるため、そこに重点的に買い増しを行いました。全体が上昇する局面でも、丁寧に調整を進められた点は良かったと感じています。
